『ラズーン』第四部 7.『泉の狩人』(オーミノ)(3) アップ。
ユーノの声が波打つ意識の向こうで響く。
(俺は)
「ちょっとだけ……私に『守り札』、ちょうだいね」
頬に押しつけられた柔らかな温かみ、すぐに離れたそれを求めて顔を動かす。
「…く…っ」
だが、それだけで、がしり、と巨大な鎖が降り落ちたような体の重さに喘いだ。
(俺は、お前を)
「ごめん……ごめんね…っ」
慌て気味に飛び退く気配。
(お前を)
「ごめん…っ、アシャ……っ!」
遠ざかる足音、悲鳴のような謝罪、その全てが闇の奥へ消え去るのを引き止めることもできず。
「…ノ……っ…ぅ」
アシャは胸を抱えて意識を失った。
(俺は)
「ちょっとだけ……私に『守り札』、ちょうだいね」
頬に押しつけられた柔らかな温かみ、すぐに離れたそれを求めて顔を動かす。
「…く…っ」
だが、それだけで、がしり、と巨大な鎖が降り落ちたような体の重さに喘いだ。
(俺は、お前を)
「ごめん……ごめんね…っ」
慌て気味に飛び退く気配。
(お前を)
「ごめん…っ、アシャ……っ!」
遠ざかる足音、悲鳴のような謝罪、その全てが闇の奥へ消え去るのを引き止めることもできず。
「…ノ……っ…ぅ」
アシャは胸を抱えて意識を失った。
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登録日 2018.07.23 12:27
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