『ラズーン』第四部 8.使者(1) (個人サイトでアップ)
(神よ! ラズーンの神々よ!)
神はとうにいないのだ、とユーノは知っていた。遥か太古にこの地を去り、ラズーンの滅びを見越して、なお生き延びろと命じた神々は、既に神話と伝説の中に還り、この地に残っているのは、閃光にも似た儚い命を持つ人々の祈りと、神々の足跡だけ……。
それでも、ユーノはなおも祈りを捧げずにはいられなかった。
(守りたまえ。助けたまえ。せめて、この私を哀れと思って、私の生命を代償に、期限までに『泉の狩人』(オーミノ)の元へ行かせたまえ)
神はとうにいないのだ、とユーノは知っていた。遥か太古にこの地を去り、ラズーンの滅びを見越して、なお生き延びろと命じた神々は、既に神話と伝説の中に還り、この地に残っているのは、閃光にも似た儚い命を持つ人々の祈りと、神々の足跡だけ……。
それでも、ユーノはなおも祈りを捧げずにはいられなかった。
(守りたまえ。助けたまえ。せめて、この私を哀れと思って、私の生命を代償に、期限までに『泉の狩人』(オーミノ)の元へ行かせたまえ)
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登録日 2018.07.24 11:31
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