『ラズーン』第四部 8.使者(3) (個人サイトでアップ)
………それは不思議な感覚だった。
寒いのに暖かい。四肢の先は凍えて痺れているのに、体はどこか仄温かく、その温もりはユーノを寛がせると同時に、なぜか不安にさせた。
(あ……あ…!)
唐突な恐怖が湧き上がって身もがく。声にならない悲鳴を上げて身悶えし、のたうち、闇雲にその場から逃げようとしたが、その恐怖は脚に絡みつき、体を縛り上げ、手首に食い込み、自由を奪い取った。激痛が心を切り裂いていく。ぐったりした四肢は、ユーノの意思に反応しない。
寒いのに暖かい。四肢の先は凍えて痺れているのに、体はどこか仄温かく、その温もりはユーノを寛がせると同時に、なぜか不安にさせた。
(あ……あ…!)
唐突な恐怖が湧き上がって身もがく。声にならない悲鳴を上げて身悶えし、のたうち、闇雲にその場から逃げようとしたが、その恐怖は脚に絡みつき、体を縛り上げ、手首に食い込み、自由を奪い取った。激痛が心を切り裂いていく。ぐったりした四肢は、ユーノの意思に反応しない。
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登録日 2018.07.26 07:47
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