『ラズーン』第四部 9.沈黙の扉(5) (個人サイトでアップ)
リ……ィィ……ン……リ…ィ……ン。
静まり返った氷の岩屋の中、微かな響きが谺する。
「ふ…」
深く澄み渡る輝きをたたえた床の上に、ユーノは横たわっている。外光は射していないが、壁に使われている光石のせいで仄かに明るい広間、ぐったりと四肢を投げ出している左肩は、見るも無惨なささくれ立ったような血肉の塊と化している。首の付け根辺りから引き裂かれたような傷がぱくりと口を開け、傷がじっとりと濡れているのは、そこからまだじわじわと流れ続けている体液のせいだろう。
静まり返った氷の岩屋の中、微かな響きが谺する。
「ふ…」
深く澄み渡る輝きをたたえた床の上に、ユーノは横たわっている。外光は射していないが、壁に使われている光石のせいで仄かに明るい広間、ぐったりと四肢を投げ出している左肩は、見るも無惨なささくれ立ったような血肉の塊と化している。首の付け根辺りから引き裂かれたような傷がぱくりと口を開け、傷がじっとりと濡れているのは、そこからまだじわじわと流れ続けている体液のせいだろう。
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登録日 2018.08.15 07:00
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