『ラズーン』第一部 2.セレド皇宮(4)(個人サイトでアップ)
「旅から旅をしていたと聞いたが」
皇は警戒心の一つも見せず穏やかに尋ねてくる。
「ええ、いろいろなものを見て参りました」
背後で音楽が流れ、ダンスが始まった。緩やかにきらびやかに入れ替わり立ち代わり踊り出す人々を見ながら、アシャは曖昧に微笑む。
「美しいもの、楽しいもの、悲しいもの、苦しいもの………敵意、妬み、企み、誠意、愛、友情……真実の姿も……」
「急がれる旅かな?」
「いいえ、気の向くままで………しかし、今度ばかりは」
アシャはゆっくりとレアナに会釈した。
「助けて頂き感謝しております」
「さぞ困られたことでしょう」
ミアナ皇妃が優しく応じた。
レアナとセアラは母親似、性格の違いがあるが、この柔らかで無防備な感触は共通しているな、と笑い返す。
「何かお役に立てることがあれば、是非お申し付け下さいませ」
皇は警戒心の一つも見せず穏やかに尋ねてくる。
「ええ、いろいろなものを見て参りました」
背後で音楽が流れ、ダンスが始まった。緩やかにきらびやかに入れ替わり立ち代わり踊り出す人々を見ながら、アシャは曖昧に微笑む。
「美しいもの、楽しいもの、悲しいもの、苦しいもの………敵意、妬み、企み、誠意、愛、友情……真実の姿も……」
「急がれる旅かな?」
「いいえ、気の向くままで………しかし、今度ばかりは」
アシャはゆっくりとレアナに会釈した。
「助けて頂き感謝しております」
「さぞ困られたことでしょう」
ミアナ皇妃が優しく応じた。
レアナとセアラは母親似、性格の違いがあるが、この柔らかで無防備な感触は共通しているな、と笑い返す。
「何かお役に立てることがあれば、是非お申し付け下さいませ」
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登録日 2016.12.14 07:19
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