『ラズーン』第一部 7.アシャ(3)(個人サイトでアップ)
「あー、つまり、その、別に今確かめなくとも」
「あのな、俺も多少は人を見る目がある」
イルファがとろんとした目を向け直す。
「あいつが起きているときに、お前は女か、などと言って、大人しく答えるような奴か? へたすると、無礼者、手合わせして汚名を注ぐ、とやりかねんぞ?」
「そこまで男だと確信しているのなら、何も確かめなくてもいいだろう」
「む? それもそうか?」
「だが……気にはなるな?」
レダト王がにやにや笑いながら口を挟み、思わずアシャはぎょっとする。
「もし、あれが女だとしたら、イルファ、お前は何とする?」
「賭けですか、おお、それなら俺はあいつが女なら、春の祭りにドレスを着て舞台で踊ってやりましょうぞ」
「なるほど、それは面白い」
「レダト王!」
何を悪ふざけに乗っているんですか、とたしなめながら、アシャは立ち上がりかけたイルファの肩に置いた手に力を込めた。
「あのな、俺も多少は人を見る目がある」
イルファがとろんとした目を向け直す。
「あいつが起きているときに、お前は女か、などと言って、大人しく答えるような奴か? へたすると、無礼者、手合わせして汚名を注ぐ、とやりかねんぞ?」
「そこまで男だと確信しているのなら、何も確かめなくてもいいだろう」
「む? それもそうか?」
「だが……気にはなるな?」
レダト王がにやにや笑いながら口を挟み、思わずアシャはぎょっとする。
「もし、あれが女だとしたら、イルファ、お前は何とする?」
「賭けですか、おお、それなら俺はあいつが女なら、春の祭りにドレスを着て舞台で踊ってやりましょうぞ」
「なるほど、それは面白い」
「レダト王!」
何を悪ふざけに乗っているんですか、とたしなめながら、アシャは立ち上がりかけたイルファの肩に置いた手に力を込めた。
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登録日 2017.01.16 22:14
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