『緑満ちる宇宙』第3章 出会い(2) アップ。
ぽん。
ぼんやり、タカダの歩み去った方を見ていたサヨコは、ふいに肩を叩かれぎょっとした。慌てて振り返ると、今度は、サヨコよりやや年上らしい女性が後ろに立っている。
濃い金髪、くるくるした茶色の大きな目、小さな鼻と唇に白い肌。すらりとしたラフなパンツスタイルが、どことなく猫科の動物を思わせる。
相手はサヨコの驚きに、申しわけなさそうな顔になった。
「ハァイ。ごめんね、驚かせたかしら」
「いいえ…あの…?」
口ごもるサヨコに、女性は瞳をすうっと細めて笑った。
「あたし、アイラ・ブロック。あなたも234便に乗るの?」
「はい……あ、わたし、サヨコ・J・ミツカワ、と言います」
「サヨコ・J・ミツカワ……ふうん、完全に日本名前ね。いいわね」
アイラはますます目を細め、そうするとますます人間の大きさを持つ猫のように見えた。そのままするりと流れるように、サヨコの隣に腰を下ろす。
ぼんやり、タカダの歩み去った方を見ていたサヨコは、ふいに肩を叩かれぎょっとした。慌てて振り返ると、今度は、サヨコよりやや年上らしい女性が後ろに立っている。
濃い金髪、くるくるした茶色の大きな目、小さな鼻と唇に白い肌。すらりとしたラフなパンツスタイルが、どことなく猫科の動物を思わせる。
相手はサヨコの驚きに、申しわけなさそうな顔になった。
「ハァイ。ごめんね、驚かせたかしら」
「いいえ…あの…?」
口ごもるサヨコに、女性は瞳をすうっと細めて笑った。
「あたし、アイラ・ブロック。あなたも234便に乗るの?」
「はい……あ、わたし、サヨコ・J・ミツカワ、と言います」
「サヨコ・J・ミツカワ……ふうん、完全に日本名前ね。いいわね」
アイラはますます目を細め、そうするとますます人間の大きさを持つ猫のように見えた。そのままするりと流れるように、サヨコの隣に腰を下ろす。
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登録日 2017.02.06 01:35
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