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第一次地球戦
7話 輝きのチカラ
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「あんたの攻撃はもう読めた。ここから全て、あーしのターンだからね……!」
タコの攻撃を受けて一時はやられてしまったかと思われたメーシャだったが、黄金に輝くオーラを放ち無傷の状態で姿を現した。
『メーシャ生きてたのか!? 怪我もないみたいだしマジで良かったぜ……』
デウスがメーシャの姿を見て安堵の声を漏らす。が、すぐに違和感を覚えて考える。
『……ん? 俺様こんなチカラを渡した覚えはないぞ。この地の守護者の皆さんから貰ったのも、エネルギーだけで特殊能力はもらってないし。龍脈のチカラと俺様のチカラが共鳴した……とか? それとも相性が俺様の想定以上だったのか、もしくは別の誰かが干渉してる可能性も……』
色々可能性はあるものの答えは出てこない。少し引っかかる気もするが、見たところ悪意のようなものは感じられないし、メーシャへの害も見たところ一切ない。
干渉されているとして、誰かの思惑はあるにせよ今この瞬間は協力関係にあるはずだ。もし何かあるのだとしても、最悪自身でなんとかすれば良い。少なくとも今はメーシャを怪我なくこの戦いを終わらせて、世界を救うためにも異世界へ送ることが最優先だ。
デウスはそう結論を出し、ひとまずは様子見しつつメーシャを応援することにした。
『メーシャ、頑張ってくれ。俺様はお前が勝つと信じてるぞ……!』
「あんがとね、デウス。どーやら時間制限ってか、この金ピカなチカラは一時的っぽいけど、多分勝つまでは切れないと思う。まあ、まず負けることはないよ」
メーシャはゆったりと地面に降りる。その姿は『降臨』という2文字が相応しかった。
つまり、なぜかメーシャは一時的に龍神と近しい領域にまで達しているのだろう。
「…………」
タコは己を照らす光に嫌悪しながらも、下手に動けば一瞬で負けることを察し、静かにメーシャの出方を伺うことしかできないでいた。
「初めはタコ足目当てだった……」
メーシャが着陸すると浜の砂があまりの温度に一瞬で赤熱して融解する。今のメーシャがまとう光の温度は少なくとも数千℃以上。
どんどん沈み込まないのはメーシャが足を少し浮かせて飛んでいるからだろう。
「そう、たんなる偶然。でも、地球を侵略するって知ったら放って置けないよね。異世界だってそう。これからあーしにとって大切な仲間や友達になるかもしれないヒトが住んでんの。だから、今ここで世界征服を辞める気がないなら、あんたも邪神もその他の手下もみんな…………このいろはメーシャが許さない!!」
メーシャの背中から黄金の魔法陣が顕現する。
先ほどまでの魔法陣ではない。それに加えて対である月と三叉矛と蓮が描かれた魔法陣、そしてそのふたつを囲んで世界樹のような紋様になった大きなひとつの魔法陣へと変化していた。
「っ…………!!」
あまりの気迫に思わず痺れを切らしてしまったタコが乱雑に足で薙ぎ払う。
「当たらないよ」
だがメーシャに攻撃は届かず、しかもいつの間にか背後に移動していた。
そしてゆったりとした所作でメーシャは片手をかざし、
「ふん……!」
先ほどタコが使っていたスミの砲弾を連射する。しかし、その威力も速さも格が違う。
「──!?!?」
とっさに結界を張るものの砲弾は容易に貫通してしまい、全弾をもろに受けてしまったタコは身体がボロボロに。
次にメーシャはタコ足を魔法陣から呼び出しつつオーラの弾を生成。タコ足で弾を思い切りはじいてタコに容赦ない一撃をおみまいする。
「────!!」
弾を受けたタコは高速で吹き飛ばされてしまうが、メーシャはまたも一瞬の内に背後へと回って思い切り蹴り上げてしまう。
──ギロリ。
上空へ打ち上げられて一瞬攻撃が止まった隙にタコは残りの足を四方に展開し、メーシャを捕まえるべくドーム状の強い結界を作り出した。
「おっと」
ドームの内側にメーシャが閉じ込められたのを見たタコは急いで着陸し、正真正銘自身の持てるチカラ全てを銃身に込めて最後の攻撃へ移る。
「無駄だよ。言ったでしょ、全てあーしのターンだって」
メーシャはドーム状の結界をシャボン玉でも割るように軽々と破壊してしまう。
「────……!」
邪気の充填完了まであと少しかかる。
「大丈夫、待つからさ。撃ってきなよ。あーしは正面から受けて立つから」
メーシャはタコの攻撃準備の邪魔をせず、その場で息を整え、片足を後ろに下げて回し蹴りの準備を始めた。
タコはメーシャの行動に対し怒りに震えながらも、グッと堪えて最大出力になるよう努める。
そしていくらかの時間が経ち…………その時が来た。
「──っ!!!!!」
射出されるレーザーはこれまでの比ではない威力であった。そしてとどまるところを知らず、瞬く間に宇宙空間まで達するほどの速度もあった。まさに必殺の攻撃といったところだろう。
当たれば生物も無機物も滅び、塵となって消え失せる。空気は毒を持って瘴気となり、大地は命を奪う死神のような存在となるに違いない。
刹那、レーザーがメーシャに直撃し、スペック通りそのまま宇宙空間まで突き抜ける。が、何かがおかしい。
「あんたの全力を打ち破る……!」
メーシャには通じていなかった。なぜなら、黄金のオーラが邪気を浄化して生命力に変換していたのだ。
生命力に変えられたレーザーは輝く粒子となり、その全てがメーシャのチカラになっていく。
「覚悟しろ! ────ジャッジメントサイスッ!!!!!」
至高のエネルギーをまとったその回し蹴りは、未だ向かいくるレーザーを切り裂いて邪神の手下に裁きを下した。
「──っ!?」
タコは己の体が崩壊していくのを悟る。完全なる敗北。
邪神に植え付けられた邪気が全て生命力へと変換され、ジャッジメントサイスの天まで届くその大爆発とともに周囲に広がっていく。
「あ、ちょっ!? やりすぎた?!」
攻撃を放ったメーシャですら驚く余波の爆発は周囲数キロに渡るほど。
『──ったく、せっかちだな。落ち着いてみてみろ……』
デウスが穏やかな声でメーシャをさとした。
「えっ……?」
光がゆるやかに落ち着いていき、ふたたび世界がその姿を見せた。
いつの間にかメーシャがまとっていた黄金のオーラも消えている。
「元に戻ってる……? きれいに戻ってるよデウス!!?」
メーシャが破壊しちゃった防波堤も、タコが邪気で焼き尽くした木々や塵となった電柱なども全てがきれいに元通りになっていた。
『お前のチカラだ。……最後の一撃で放たれた生命力が、戦いによって傷つけられたこの場所を修復したんだ』
「そっか。……そっか! あ、でも生き物は? 流石に生き返らせたりとかは……」
『ふんっ、心配すんな。俺様が人間はもちろん小さな生物も一時的に避難させておいたからみんな無事だぜ』
デウスは継承の時に使わず残しておいたエネルギーを使い、生物たちをアイテムボックスの予備空間に転送させていたのだった。
「じゃあ……!」
メーシャは目を輝かせる。
『完全勝利だ!!!』
「やったー!!!!!」
柔らかな優しい風がメーシャを包んだ。
タコの攻撃を受けて一時はやられてしまったかと思われたメーシャだったが、黄金に輝くオーラを放ち無傷の状態で姿を現した。
『メーシャ生きてたのか!? 怪我もないみたいだしマジで良かったぜ……』
デウスがメーシャの姿を見て安堵の声を漏らす。が、すぐに違和感を覚えて考える。
『……ん? 俺様こんなチカラを渡した覚えはないぞ。この地の守護者の皆さんから貰ったのも、エネルギーだけで特殊能力はもらってないし。龍脈のチカラと俺様のチカラが共鳴した……とか? それとも相性が俺様の想定以上だったのか、もしくは別の誰かが干渉してる可能性も……』
色々可能性はあるものの答えは出てこない。少し引っかかる気もするが、見たところ悪意のようなものは感じられないし、メーシャへの害も見たところ一切ない。
干渉されているとして、誰かの思惑はあるにせよ今この瞬間は協力関係にあるはずだ。もし何かあるのだとしても、最悪自身でなんとかすれば良い。少なくとも今はメーシャを怪我なくこの戦いを終わらせて、世界を救うためにも異世界へ送ることが最優先だ。
デウスはそう結論を出し、ひとまずは様子見しつつメーシャを応援することにした。
『メーシャ、頑張ってくれ。俺様はお前が勝つと信じてるぞ……!』
「あんがとね、デウス。どーやら時間制限ってか、この金ピカなチカラは一時的っぽいけど、多分勝つまでは切れないと思う。まあ、まず負けることはないよ」
メーシャはゆったりと地面に降りる。その姿は『降臨』という2文字が相応しかった。
つまり、なぜかメーシャは一時的に龍神と近しい領域にまで達しているのだろう。
「…………」
タコは己を照らす光に嫌悪しながらも、下手に動けば一瞬で負けることを察し、静かにメーシャの出方を伺うことしかできないでいた。
「初めはタコ足目当てだった……」
メーシャが着陸すると浜の砂があまりの温度に一瞬で赤熱して融解する。今のメーシャがまとう光の温度は少なくとも数千℃以上。
どんどん沈み込まないのはメーシャが足を少し浮かせて飛んでいるからだろう。
「そう、たんなる偶然。でも、地球を侵略するって知ったら放って置けないよね。異世界だってそう。これからあーしにとって大切な仲間や友達になるかもしれないヒトが住んでんの。だから、今ここで世界征服を辞める気がないなら、あんたも邪神もその他の手下もみんな…………このいろはメーシャが許さない!!」
メーシャの背中から黄金の魔法陣が顕現する。
先ほどまでの魔法陣ではない。それに加えて対である月と三叉矛と蓮が描かれた魔法陣、そしてそのふたつを囲んで世界樹のような紋様になった大きなひとつの魔法陣へと変化していた。
「っ…………!!」
あまりの気迫に思わず痺れを切らしてしまったタコが乱雑に足で薙ぎ払う。
「当たらないよ」
だがメーシャに攻撃は届かず、しかもいつの間にか背後に移動していた。
そしてゆったりとした所作でメーシャは片手をかざし、
「ふん……!」
先ほどタコが使っていたスミの砲弾を連射する。しかし、その威力も速さも格が違う。
「──!?!?」
とっさに結界を張るものの砲弾は容易に貫通してしまい、全弾をもろに受けてしまったタコは身体がボロボロに。
次にメーシャはタコ足を魔法陣から呼び出しつつオーラの弾を生成。タコ足で弾を思い切りはじいてタコに容赦ない一撃をおみまいする。
「────!!」
弾を受けたタコは高速で吹き飛ばされてしまうが、メーシャはまたも一瞬の内に背後へと回って思い切り蹴り上げてしまう。
──ギロリ。
上空へ打ち上げられて一瞬攻撃が止まった隙にタコは残りの足を四方に展開し、メーシャを捕まえるべくドーム状の強い結界を作り出した。
「おっと」
ドームの内側にメーシャが閉じ込められたのを見たタコは急いで着陸し、正真正銘自身の持てるチカラ全てを銃身に込めて最後の攻撃へ移る。
「無駄だよ。言ったでしょ、全てあーしのターンだって」
メーシャはドーム状の結界をシャボン玉でも割るように軽々と破壊してしまう。
「────……!」
邪気の充填完了まであと少しかかる。
「大丈夫、待つからさ。撃ってきなよ。あーしは正面から受けて立つから」
メーシャはタコの攻撃準備の邪魔をせず、その場で息を整え、片足を後ろに下げて回し蹴りの準備を始めた。
タコはメーシャの行動に対し怒りに震えながらも、グッと堪えて最大出力になるよう努める。
そしていくらかの時間が経ち…………その時が来た。
「──っ!!!!!」
射出されるレーザーはこれまでの比ではない威力であった。そしてとどまるところを知らず、瞬く間に宇宙空間まで達するほどの速度もあった。まさに必殺の攻撃といったところだろう。
当たれば生物も無機物も滅び、塵となって消え失せる。空気は毒を持って瘴気となり、大地は命を奪う死神のような存在となるに違いない。
刹那、レーザーがメーシャに直撃し、スペック通りそのまま宇宙空間まで突き抜ける。が、何かがおかしい。
「あんたの全力を打ち破る……!」
メーシャには通じていなかった。なぜなら、黄金のオーラが邪気を浄化して生命力に変換していたのだ。
生命力に変えられたレーザーは輝く粒子となり、その全てがメーシャのチカラになっていく。
「覚悟しろ! ────ジャッジメントサイスッ!!!!!」
至高のエネルギーをまとったその回し蹴りは、未だ向かいくるレーザーを切り裂いて邪神の手下に裁きを下した。
「──っ!?」
タコは己の体が崩壊していくのを悟る。完全なる敗北。
邪神に植え付けられた邪気が全て生命力へと変換され、ジャッジメントサイスの天まで届くその大爆発とともに周囲に広がっていく。
「あ、ちょっ!? やりすぎた?!」
攻撃を放ったメーシャですら驚く余波の爆発は周囲数キロに渡るほど。
『──ったく、せっかちだな。落ち着いてみてみろ……』
デウスが穏やかな声でメーシャをさとした。
「えっ……?」
光がゆるやかに落ち着いていき、ふたたび世界がその姿を見せた。
いつの間にかメーシャがまとっていた黄金のオーラも消えている。
「元に戻ってる……? きれいに戻ってるよデウス!!?」
メーシャが破壊しちゃった防波堤も、タコが邪気で焼き尽くした木々や塵となった電柱なども全てがきれいに元通りになっていた。
『お前のチカラだ。……最後の一撃で放たれた生命力が、戦いによって傷つけられたこの場所を修復したんだ』
「そっか。……そっか! あ、でも生き物は? 流石に生き返らせたりとかは……」
『ふんっ、心配すんな。俺様が人間はもちろん小さな生物も一時的に避難させておいたからみんな無事だぜ』
デウスは継承の時に使わず残しておいたエネルギーを使い、生物たちをアイテムボックスの予備空間に転送させていたのだった。
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