ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

203 興味深い男からの危機感

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パパと話し合い。

「ねぇ、パパ。スライムのことで集めた人をどうするの?」

「ああ、集まった人には、これからのスライム産業で働いてもらおうと思っている。囲ってしまう方がいいだろ。これから忙しくなるからな。今の給金より多く払って製法イカルンミソで増殖材料スライムなど口止めだな。」

「そうだねー、材料も製法もバレたくはないよね。いずれはバレてしまうかもしれないけど、しばらくは独占したいよね」

「ああ」


その日の午後。
謁見室に集まった、清掃員たち。1部家族だろうか?私はセバスと共に彼らの前に立つ。

「皆、集まってくれたな。急に呼び出して悪かった。」

何を言われるのか、少し戸惑っているようだ。

「実は、君たちに新たな仕事を与えるためにここに集まってもらった。」

「新しい仕事だって?そりゃまた突然過ぎやしませんか?」
「そうですよ、領主様。俺たちにも仕事があるんだ。急に新しい仕事って言われてもっ」
「どんな仕事かわからねーうちに、了解はできねーでっせ」

「「「「「「「あー、そうだそうだ」」」」」」」

戸惑いや反発心が飛び交う。

「今から説明をする。皆静かに」

セバスの人を従わす低音の声に一同は黙り込む。

「悪いな。実はスライムを使った事業をこれから始めるんだが、その仕事はかなり大掛かりな仕事になるので、それで皆に手伝って欲しいのだよ。」

「スライムだと?なんだ。何がある」
「昨日のスライム大量発生したことに関係あるのか?」
「何ができるんだ?あの雑魚魔物だろ?」

疑問が飛び交う中、

「なあ、みんな、領主様の話をもう少し詳しく聞いてから判断したらどうだ?」

「ああ、そうだな」
みなが頷く。

しばし落ち着くのを待つ間私は先程、私の話を聞こうと言った男を見る。
背が高く、がっちりとした筋肉質の30代半ばの男だ。先程からこの男の雰囲気は人を従わす力を持っている。場をまとめる人材かもしれない。

「昨日見た者、その話を聞いた者が実は今集まっている君たちだ。スライムでの事業についての詳しい話は、この後に他の者から説明がある。よく聞いて、よく考えて答えを聞かせてくれ」
「では、セバス頼んだぞ!」

「承知しました、旦那様」
「まず、スライム事業は新しい産業になる。この仕事を引き受けるにあたり、引き受けた者は、この事業の先駆者となる。しばらく働いてもらい、いずれはこの事業の指導者になってもらいたい。指導者になれれば、臨時給金も弾むそうだ。そして給金もあげる予定だが、ただこれには査定があるから誰もが該当するとは限らない。」
「そして、ひとまずの月の給与だが金貨3枚とする。」

「「「「「おぉぉぉー」」」」」

「それと、契約魔法を結んでもらう。これはここにいる全員だ。もし、契約を破ったものは」

「破ったものは?」

「針千本飲ますからなっ」

「針千本?うあ、えげつねぇ」
「それだけ重要って事だろ?」
「千本も飲めねーぜ」
「契約破らなければいいってことじゃねーか。真面目に行こうぜ。なぁ」
「だな」 
「おう」
「違いねぇ」

またしてもさっきの男だ。
後で個人的に話してみるか。

「では、皆さん、契約しますね」

セバスが順番よく契約魔法を交わしていく、最後にあの男だけ。

「領主様、聞いていいですか?」

なんだ?私はこの男に興味が湧いてきた。

「なんだ」

「これからこのマーシュ領はどうなっていくんですか?急に騎士団の訓練が強くなったと聞いた。隣国がきな臭いとかも商人が話していた。」

「そんな中、このマーシュ領は、祭りなんて始めて、祭りには見たこともない料理が出され、トイレもあれもスライムですよね?」

「俺は街が発展することはいいと思ってます。みんなが幸せになればいいと思ってます。だけど、隣国のヤツらが攻めてきたらせっかくここまで復興して、これからもっと生活が豊かになろうしている所なのに」

「お前は何がいいたい?」

「もしかしたらまた戦が始まるかもしれないのに、祭りだ、新事業だって呑気なこと」

ダン!少し脅すつもりで机に拳を落とす。
ピキッ!力みすぎたか?机にヒビが入ってしまった。私の脅しにもこの男は動じず私を見あげておる。
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