ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

240 謎の正体は白い動物

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「ずーっとキミを待って居たからね」

「なんでボクを待っていたんだ、会ったこともないのに」

「あー、キミって言うより、キミような珍しい魂を待っていた人を待っていたって事だね」

「ボクの魂を狙ってる?ボクを殺すのか?」

「まさかっ。」

「じゃ、なんだよ」

「キミを助けるんだよ」

「なんだよ、ボクを助けるって、意味わかんない」

「まあ、ボクがボクを助けるために、キミを助けるのさ」

「は?余計に意味わかんない。お前バカなの?」

「バカっていうな、アイツみたいに、ボクをバカにするなっ」

あ、やばい、怒らせちゃった。
あいつ?あいつって誰のこと?

「まぁ、いいや」

怒っていたのに、勝手になんか、んー、分からない。

「まあ、説明すると、ボクがあいつを怒らせちゃったんだよ。そしたらあいつがすっごく怒って、ボクに魔法をかけたのさ。その魔法が厄介で、稀人を助けなさいってそうしたらボクが助かるって事。」

「けど、ひとりいた稀人、なんて言ったかな?ゆーじん?その人はもう死んじゃってて。だから、ずーっと稀人を待っていた訳。そしたらキミを見つけたって事。ラッキーだったよ、ボクは300年しか待ってないからね」

なんだそれ。

「なんだよ、稀人を助けるって。ボクが嫌だって言ったらどうするんだよ」

「あー、出来たらボクを受け入れて欲しい。そうじゃなきゃボクはまた稀人を待たなきゃいけないから。何年先か、何十年か、もしかしたら何百年?分からない。」

「もしいつまでたっても、稀人が現れなかったらどうなるのさ」

「あー、そうだね。タイムリミットは1000年だから、その時はボクは人知れず塵となって消えていくだけ」

「なんだよ、悪いことしたら謝ればいいでしょ?親にそう教えてもらってないの?」

「ボクに親なんて居ない。ボクは無から生み出されるものだから。あ、作ってくれたのがあいつだから、あいつがボクの親になるのか?」

「それは、知らないけど。とりあえず悪いことしたら謝らなきゃ」

「いや、謝らないよ。ボクはこれからあいつから約束させられた事さえやり遂げたら、自由になれるんだから」

「謝った方が手っ取り早いんじゃない?」

「いや、いいよ。今、キミと話していてボクは君に興味を持った。なんか色々してるね。この世界に無いものを生み出したり、この世界にあるものから生活に使えるように改良したり、キミといたら楽しそう」

「だから、キミのそばに居させてよ、ボクこれでも強いよ」

だろーね、孤高の大魔神って言われたパパを一瞬で寝かせちゃうんだもん。
さっき、息をしていたのは確認したから安心なんだけど。

「どうするかはボクが決める。その前に姿を見せろ」

ちょっと強がって言ってみる。

「分かった」

一瞬スモークが立ち消えすると、そこには大きな白い虎がいた。

ん?なんだよー白虎?怖いからっ。

「なんだよー、ボクを食べないでー」

ちょっとチビりそう。

「あ、怖がらなくていいよ。さっきから言ってるじゃん、キミに、キミ達に危害は加えないからって。これは大きすぎるかな?」

「デカすぎるよ、怖くてボクはやだ。」

「ごめん。じゃ、これでいい?」

なんだ、ボクにはすぐ謝れるんじゃん。さっさとあいつに謝ればいいじゃんか?

また、スモークが立ち消えて、あらわれたのは白いキレイな猫だった。
目は緑色に金が混じった不思議な色。

「ニャー」

可愛すぎる、これは可愛い。
撫でたいっ。

「これなら大丈夫みたいだね」

「これなら大丈夫。ね、触ってもいい?」

「いいよ」

ボクはこの猫を触る。凄く毛並みがいい。
サラサラのふわふわ。もふもふ。

「気持ちいい」

「これならキミのそばに居ても大丈夫でしょ?」
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