258 / 422
第1章 カイト、五歳までの軌跡
258
しおりを挟む
ボクが稀人だと報告を終え、城から屋敷に戻りパパに手を引かれ、衣装部屋へ。
扉を開くと、パパとボクの衣装でいっぱい。こんなに沢山いつ着るの?って思うくらいに、かなり高そうな衣装がありますけど?
その数にちょっと目が点になっちゃうよー。
「こんなに沢山の衣装、いつ着るんだろうね?」
「ん?何を気にしているんだ?」
「あー、いや、こんなに衣装あったらいつ着るんだろうって思って」
「心配いらないぞ。着る服選んだら、あとは衣装屋が引き取るからな。」
「そうなのね、安心した」
前世が庶民なもので、着ない衣装はもったいない精神が働いて気になったよねー。
「うん、カイト良く似合うぞ。パパとお揃いだ、蝶ネクタイが可愛すぎるっ」
「ありがとう、パパもかっこいい。ボクもかっこいい?」
「ああ、かっこいいな」
そんな会話をしつつ、支度をしてくれるメイドさんふたりがパパとボクにそれぞれ付いて、手際よく着させてくれる。
パバについてるメイドさん、チラチラパパの顔を見上げてる。顔が赤いからちょっと緊張してるのかな?パパかっこいいもんね。
ボクについてるメイドさん、ニヘラってした顔してる、なんかな?
「カイトお坊ちゃま、可愛いですっ」
「あ、ありがとう」
そう返事するとメイドさんたち、ますますニコニコしてくれた。
さて、ママが選んでくれた明日の衣装なんだけど、濃紺のジャケットと半ズボン、中は白シャツにワンポイントの、マーシュ家のトレードカラー紫の蝶ネクタイ。
黒の靴下に、黒の皮靴。違うのは、カフスボタンや、前ボタン、これ金ボタンだよね?
ママが衣装選びの時に色々テンション高くて赤紫や紫の派手派手スーツだったらどうしようって悩んだけど、実際そうするなんて言っていたけど、こっちに落ち着いたようで、普通の上等で良かった。使われている上質の生地は見て分かる。
パパとお揃い。
あとは、神殿には白のワンピースに着替えて、これも準備おっけー。細い帯を巻くんだよね。帯は1番高貴な紫色=王族、赤紫=公爵、青紫=辺境伯。青=侯爵、赤=伯爵、黄色=子爵、白=男爵、黒=平民となっている。ボクは青紫の帯、腰に落ちない程度に2周巻いて左腰のところで蝶結び。
準備、よし!
衣装合わせは、衣装の確認だからそんなに時間かからなかった。
衣装合わせが済んだら、またお城へ逆戻り。なんで、屋敷と城を行ったり来たりするんだろう?って不思議で尋ねると、ペットボトルの納められている部屋は宰相のおじいちゃんの立ち会いが必要なんだって。
その宰相のおじいちゃんが別の仕事があって、今のタイミングになったらしい。
城に戻ると案内人に連れられてひたすら歩く。角を3つ曲がったあたりからもうどこを歩いているのか分からない。
パパは流石に歩きに迷いがない。
そしてひとつの部屋の前に来た。その扉の前には甲冑をまとった左右2名の兵士たち。
パパとボクに対して最敬礼。
パパもそこは敬礼で返す。
じゃあボクも敬礼で返さなきゃ。
ビシッと。どう決まった?
パパを見上げると優しい笑顔で見守ってたのかな?ちょっと恥ずかしい。
「ダウニー様、カイト様がお見えになりました」
甲冑を着ている1人が中へ向けてボク達の到着の案内を告げる。
他のふたりが扉を開けてくれた。
その部屋もまた広い。白い壁と、白い蔓草模様なのは定番。
何故かその部屋には応接セット。そこには陛下のおじいちゃんとおばちゃんがお茶を飲みながらくつろいでいる。その後ろには宰相のおじいちゃんとおばあちゃんがたっていた。みんな勢揃いだ。
「おお、カイト、こっちに来なさい」
手招きされて陛下のおじいちゃんの所へ。
「アルフィー達もダウニーもまずは座りなさい。先に話しておくことがある。カイトは私の膝の上だ。カイトおいで」
ボクは素直に陛下のおじいちゃんに抱っこされ、お膝の上に座った。
「ダウニーとカイトが来る前に、アルフィー達に、カイトが稀人であることは話しておいた。まあ、こちらも私たちと同じように察してたからな、すぐに受けいれたからカイト安心していいぞ」
宰相のおじいちゃん達は頷いてる。
顔は笑ってるから、受け入れて貰えたかも。
扉を開くと、パパとボクの衣装でいっぱい。こんなに沢山いつ着るの?って思うくらいに、かなり高そうな衣装がありますけど?
その数にちょっと目が点になっちゃうよー。
「こんなに沢山の衣装、いつ着るんだろうね?」
「ん?何を気にしているんだ?」
「あー、いや、こんなに衣装あったらいつ着るんだろうって思って」
「心配いらないぞ。着る服選んだら、あとは衣装屋が引き取るからな。」
「そうなのね、安心した」
前世が庶民なもので、着ない衣装はもったいない精神が働いて気になったよねー。
「うん、カイト良く似合うぞ。パパとお揃いだ、蝶ネクタイが可愛すぎるっ」
「ありがとう、パパもかっこいい。ボクもかっこいい?」
「ああ、かっこいいな」
そんな会話をしつつ、支度をしてくれるメイドさんふたりがパパとボクにそれぞれ付いて、手際よく着させてくれる。
パバについてるメイドさん、チラチラパパの顔を見上げてる。顔が赤いからちょっと緊張してるのかな?パパかっこいいもんね。
ボクについてるメイドさん、ニヘラってした顔してる、なんかな?
「カイトお坊ちゃま、可愛いですっ」
「あ、ありがとう」
そう返事するとメイドさんたち、ますますニコニコしてくれた。
さて、ママが選んでくれた明日の衣装なんだけど、濃紺のジャケットと半ズボン、中は白シャツにワンポイントの、マーシュ家のトレードカラー紫の蝶ネクタイ。
黒の靴下に、黒の皮靴。違うのは、カフスボタンや、前ボタン、これ金ボタンだよね?
ママが衣装選びの時に色々テンション高くて赤紫や紫の派手派手スーツだったらどうしようって悩んだけど、実際そうするなんて言っていたけど、こっちに落ち着いたようで、普通の上等で良かった。使われている上質の生地は見て分かる。
パパとお揃い。
あとは、神殿には白のワンピースに着替えて、これも準備おっけー。細い帯を巻くんだよね。帯は1番高貴な紫色=王族、赤紫=公爵、青紫=辺境伯。青=侯爵、赤=伯爵、黄色=子爵、白=男爵、黒=平民となっている。ボクは青紫の帯、腰に落ちない程度に2周巻いて左腰のところで蝶結び。
準備、よし!
衣装合わせは、衣装の確認だからそんなに時間かからなかった。
衣装合わせが済んだら、またお城へ逆戻り。なんで、屋敷と城を行ったり来たりするんだろう?って不思議で尋ねると、ペットボトルの納められている部屋は宰相のおじいちゃんの立ち会いが必要なんだって。
その宰相のおじいちゃんが別の仕事があって、今のタイミングになったらしい。
城に戻ると案内人に連れられてひたすら歩く。角を3つ曲がったあたりからもうどこを歩いているのか分からない。
パパは流石に歩きに迷いがない。
そしてひとつの部屋の前に来た。その扉の前には甲冑をまとった左右2名の兵士たち。
パパとボクに対して最敬礼。
パパもそこは敬礼で返す。
じゃあボクも敬礼で返さなきゃ。
ビシッと。どう決まった?
パパを見上げると優しい笑顔で見守ってたのかな?ちょっと恥ずかしい。
「ダウニー様、カイト様がお見えになりました」
甲冑を着ている1人が中へ向けてボク達の到着の案内を告げる。
他のふたりが扉を開けてくれた。
その部屋もまた広い。白い壁と、白い蔓草模様なのは定番。
何故かその部屋には応接セット。そこには陛下のおじいちゃんとおばちゃんがお茶を飲みながらくつろいでいる。その後ろには宰相のおじいちゃんとおばあちゃんがたっていた。みんな勢揃いだ。
「おお、カイト、こっちに来なさい」
手招きされて陛下のおじいちゃんの所へ。
「アルフィー達もダウニーもまずは座りなさい。先に話しておくことがある。カイトは私の膝の上だ。カイトおいで」
ボクは素直に陛下のおじいちゃんに抱っこされ、お膝の上に座った。
「ダウニーとカイトが来る前に、アルフィー達に、カイトが稀人であることは話しておいた。まあ、こちらも私たちと同じように察してたからな、すぐに受けいれたからカイト安心していいぞ」
宰相のおじいちゃん達は頷いてる。
顔は笑ってるから、受け入れて貰えたかも。
407
あなたにおすすめの小説
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
【完結】令嬢憧れの騎士様に結婚を申し込まれました。でも利害一致の契約です。
稲垣桜
恋愛
「君と取引がしたい」
兄の上司である公爵家の嫡男が、私の前に座って開口一番そう告げた。
「取引……ですか?」
「ああ、私と結婚してほしい」
私の耳がおかしくなったのか、それとも幻聴だろうか……
ああ、そうだ。揶揄われているんだ。きっとそうだわ。
* * * * * * * * * * * *
青薔薇の騎士として有名なマクシミリアンから契約結婚を申し込まれた伯爵家令嬢のリディア。
最低限の役目をこなすことで自由な時間を得たリディアは、契約通り自由な生活を謳歌する。
リディアはマクシミリアンが契約結婚を申し出た理由を知っても気にしないと言い、逆にそれがマクシミリアンにとって棘のように胸に刺さり続け、ある夜会に参加してから二人の関係は変わっていく。
※ゆる〜い設定です。
※完結保証。
※エブリスタでは現代テーマの作品を公開してます。興味がある方は覗いてみてください。
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
水神飛鳥の異世界茶会記 ~戦闘力ゼロの茶道家が、神業の【陶芸】と至高の【和菓子】で、野蛮な異世界を「癒やし」で侵略するようです~
月神世一
ファンタジー
「剣を下ろし、靴を脱いでください。……茶が入りましたよ」
猫を助けて死んだ茶道家・水神飛鳥(23歳)。
彼が転生したのは、魔法と闘気が支配する弱肉強食のファンタジー世界だった。
チート能力? 攻撃魔法?
いいえ、彼が手にしたのは「茶道具一式」と「陶芸セット」が出せるスキルだけ。
「私がすべき事は、戦うことではありません。一服の茶を出し、心を整えることです」
ゴブリン相手に正座で茶を勧め、
戦場のど真ん中に「結界(茶室)」を展開して空気を変え、
牢屋にぶち込まれれば、そこを「隠れ家カフェ」にリフォームして看守を餌付けする。
そんな彼の振る舞う、異世界には存在しない「極上の甘味(カステラ・羊羹)」と、魔法よりも美しい「茶器」に、武闘派の獣人女王も、強欲な大商人も、次第に心を(胃袋を)掴まれていき……?
「野暮な振る舞いは許しません」
これは、ブレない茶道家が、殺伐とした異世界を「おもてなし」で平和に変えていく、一期一会の物語。
『まて』をやめました【完結】
かみい
恋愛
私、クラウディアという名前らしい。
朧気にある記憶は、ニホンジンという意識だけ。でも名前もな~んにも憶えていない。でもここはニホンじゃないよね。記憶がない私に周りは優しく、なくなった記憶なら新しく作ればいい。なんてポジティブな家族。そ~ねそ~よねと過ごしているうちに見たクラウディアが以前に付けていた日記。
時代錯誤な傲慢な婚約者に我慢ばかりを強いられていた生活。え~っ、そんな最低男のどこがよかったの?顔?顔なの?
超絶美形婚約者からの『まて』はもう嫌!
恋心も忘れてしまった私は、新しい人生を歩みます。
貴方以上の美人と出会って、私の今、充実、幸せです。
だから、もう縋って来ないでね。
本編、番外編含め完結しました。ありがとうございます
※小説になろうさんにも、別名で載せています
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!
• 『社交界の華は、影に咲く毒。〜私を捨てた世界、すべてお返しいたします〜』
ヨォコ
ファンタジー
「その黄金の瞳……なんて気持ち悪いの。我が家に化け物は必要ないわ」
名門伯爵家の娘として生まれたエレーナ。しかし、彼女に宿った未知の能力を恐れた継母イザベラは、実父の留守中を狙い、幼い彼女を雪の降る町に捨て去った。
死を覚悟した彼女を拾ったのは、帝国の裏社会を支配する「皇帝の弟」ヴィンセント公爵。
彼はエレーナの力を「至宝」と呼び、彼女を公爵家の実の娘として迎え入れた。
それから数年。
エレーナは、二人の過保護な兄と、五人の精鋭部下に囲まれ、美しくも最強の工作員へと成長していた。
すべてを暴く『黄金の瞳』、すべてを操る『魅了』、そして伝説の師匠たちから授かった至高の淑女教育を武器に。
一方、継母イザベラは父を捨て、さらなる権力を手に入れるため、悪名高い侯爵の妻として社交界の頂点に君臨していた。
「お久しぶりです、お母様。……化け物と呼ばれた私からの、お返しを受け取ってくださいね」
捨てられた少女による、優雅で残酷な復讐劇。
今、その幕が上がる。
虐げられていた次期公爵の四歳児の契約母になります!~幼子を幸せにしたいのに、未来の旦那様である王太子が私を溺愛してきます~
八重
恋愛
伯爵令嬢フローラは、公爵令息ディーターの婚約者。
しかし、そんな日々の裏で心を痛めていることが一つあった。
それはディーターの異母弟、四歳のルイトが兄に虐げられていること。
幼い彼を救いたいと思った彼女は、「ある計画」の準備を進めることにする。
それは、ルイトを救い出すための唯一の方法──。
そんな時、フローラはディーターから突然婚約破棄される。
婚約破棄宣言を受けた彼女は「今しかない」と計画を実行した。
彼女の計画、それは自らが代理母となること。
だが、この代理母には国との間で結ばれた「ある契約」が存在して……。
こうして始まったフローラの代理母としての生活。
しかし、ルイトの無邪気な笑顔と可愛さが、フローラの苦労を温かい喜びに変えていく。
さらに、見目麗しいながら策士として有名な第一王子ヴィルが、フローラに興味を持ち始めて……。
ほのぼの心温まる、子育て溺愛ストーリーです。
※ヒロインが序盤くじけがちな部分ありますが、それをバネに強くなります
※「小説家になろう」が先行公開です(第二章開始しました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる