ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

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「第二王子の息子は、白虎から猫になったその猫と契約してましてね」

白虎は変身もできるのね。猫、私あまり好きではないわ。猫が近づくとくしゃみが酷くなるもの。

それはそうと。

「あー、それでですね、なんかその白虎が猫になってなんか「世の中を見てくる」って言ってどこかに行ってしまったんですよ」

「まあ、私的には第二王子達はもうすぐマーシュ領に帰るはずですから、その道中がだとおもいますけどね。まだ5歳の子どもですよ、第二王子さえ抑えれば、問題なく攫えますね。その後はどうするかですね。」

それはそうね。
ダウニー様は媚薬で私に夢中にさせてしまえば良いわ。兄弟、私のものなんてね。
ダウニー様も美丈夫だし、子供さえ作ってしまえばいずれ私の息子が王家を継いで、ダウニー様の子を、ジルバート様の子だとすれば良いわ。

そうね、あの息子は、どこぞの幼児愛好家に売り飛ばせば良いのではなくて?
あの2人の子どもなら、容姿はいいいはずだから、売れるでしょう。

万が一、失敗したら、誰かに罪をなすりつければいいのだし。ハーレンを片付けるのにもいいわね。

「その傷や怪我を治した水はもう全て使ってしまったのかしら?」

「あー、水を入れて上下に振るだけで聖水になりましたよ。泡も出てました。不思議な水、素晴らしい。私がほしいくらいですね」

「それはできない相談だわね」




その頃、城の東の宮にジルバート。
「なあ、ダウニーが城に来て何日になる?」

減らない資料の山にうんざりする。
なぜだ?なぜ陛下は私に全てを押し付けるんだ。
ダウニーに会っているんだろ?
私も、我が可愛い弟に会いたいのにだ!
父上も、母上も、公務を私に丸投げして、全部私に押し付けて。

もう我慢ができん。可愛い弟に、可愛い甥に私も会いたい。
まだ一度も会ってないんだぞ。
ダウニーの息子はたしかカイトだったな。

母上は私が必死に仕事をこなしているのに、わざわざ私のところに来て、「カイトちゃんは可愛い」とか「カイトちゃんはダウニーの小さい頃をさらに可愛くした感じ」とか、「すごく賢いのよ」とか、「カイトちゃんが考えた料理がね、とても美味しいの」って自慢しに来るんだ。

私も、カイトに会ってみたい。
ダウニーの小さい頃に似てるだと?
そんなの可愛いに決まってる。

5歳か、ダウニーの5歳の頃も可愛かったな。「お兄様、ボクを肩車して」ってするおねだりポーズは、もうどんなに可愛かったか、思わず頬ずりしたもんだ。

あ、あと私が学園に行く時、「お兄様、ボクを置いて行かないで」って言われて、学園を遅刻したこともあったな。

5歳の時に父上から貰った剣で、「お兄様ボクと戦って下さい、ボクが絶対勝ちます」って息巻いて、私とダウニーとは7歳も違うのだ、勝てるわけないのに、必死に向かってくるのがまたな。まあ、もちろん私が勝ったのだが、その時の悔しそうな顔ったら、ポロポロ大粒の涙を流して、鼻をピクピクさせていたのも、可愛いかった。

そんなダウニーよりも、可愛いのだぞ。

私も会ってみたいのに、仕事が全く終わらない。
せめて、せめて、一度この目で見たい。
あー、ダウニー、大きくなって。
お兄様って言っていたのに、今じゃ兄上。そうじゃない、そうじゃないんだ。

よし、やめた、仕事辞めた。
父上と母上が困ればいい。

私は、我が弟、我が甥っ子に会いに行くんだからなっ。

よし、こうしちゃおれん。

「ジルバート様、もう何度目です?抜け出そうとしてもダメです」

「おい、離せ。私は弟に、甥に会いに行くんだ。離せ、離せよー」

グフっ。お前、王太子である私に、拳骨するのか?しちゃうんだな?
なんだお前、そう睨むなよ、そっちは泣き落としに騙されないぞ。

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♥ 8万突破‼️ありがとうございます
応援うれしー!引き続きよろしくです。

ダウニーのお兄ちゃん。弟Love!
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