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第1章 カイト、五歳までの軌跡
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(ダウニー率いるルーク団長と騎士団達)
カイト、どこだ?どこにいる?
パパが今向かってるからな。
あの子はまだ5歳になったばかりだ、連れ去られて、怖がってないか?泣いてないだろうか?
ルークがカイトを鍛えてくれたから、ちょっとやそっとでは大事には至らないかもしれないが、くそっ、どこだ?
森に入ると私たちの軍馬の蹄の音、ブルッルッという馬の息遣い。
木々の触れ合う音。オオゴマダラが舞う銀粉。それだけしか聞こえない。
なんだ?森で何が起きている?
やけに静かだぞ。なんだ?何が起きている?
「ダウニー様、少しこの辺りを検索しましょう」
「ああ、そうだな」
ルークからの申し入れにすぐに許可を出す。
「この辺り、半径2キロ当たりを調べてくれ。そして報告せよ」
「「「「「「ハッ」」」」」」
森の中へ散りゆく騎士達の後ろ姿を見送って、そしてしばらくして1人の騎士が戻ってきた。
ヒヒンッブルッルッ
騎士と馬が興奮しているのが分かる。
どうした?何があった?何か見つかったのか?
「ご報告致します。ここから1キロ程先に、フレッシュ・ウルフが数匹います」
フレッシュ・ウルフだと?
死肉喰らいの魔獣だな?
何かの死体がそこにあるって事だ。
いやっ、まさかな?
私は一抹の不安が一瞬頭を過ぎるが、その不安を頭から一掃する。
ただ、確かめなければ。
「フレッシュ·ウルフがいるんだな。そこに案内しろっ。」
「ダウニー様、ここで待たれますか?それともっ」
「私も行くぞ、案内してくれっ」
ルークの言葉を遮り、騎士の案内でフレッシュ·ウルフの元へ向かう。
フレッシュ·ウルフの近くからは軍馬を降りて、足で向かう。早る気持ちはあるがフレッシュ·ウルフに気づかれないために慎重に歩く。
私たちはフレッシュ·ウルフが見える場所まできて茂みから様子を伺う。
フレッシュ·ウルフの毛並みは灰色から黒にかけて斑状、部分的に毛が抜け落ち、下の皮膚には腐敗のような模様が浮かぶ外見が死神の番犬のようだ。
こいつらは、魔物の死骸を食らう事から【森の掃除屋】と呼ばれて、生きている物は襲わない。
こいつらが食いついているのは、どうやらベアと、あれはダークウルフだな?
ベアとダークウルフが同じ場所で死んでいるのはどういう事なんだ?
私はベアとダークウルフの残骸を観察する。遠目だがわかる。あれは喰われてから出来た跡じゃない、剣で斬られた跡だ、つまりそれは誰かがこいつらと戦ったという事だ。
誰か?
ゴブリンは弱い奴らだ、ベアやダークウルフに勝つなんてありえん。
オークは斧を振り回す奴らだ。斧ではあのように綺麗に真っ直ぐに切れているはずがない。
という事は、剣を携帯するのは人だ。ハーレン団長がベアとダークウルフと戦ったのか?
ベアはメスが最初に戦い、破れたらオスが戦いを挑んでくる二重の戦い方をする。2頭の死骸があるから、多分ハーレン団長が倒したのだろう。
ダークウルフは?ベアと同時にダークウルフまで襲ってきたら、ハーレン団長だけでは倒すことはまず無理だ。ベアでさえも、数人の騎士で倒すのがやっとだぞ。
ベアと戦うハーレン団長。
ハーレン団長がベアと戦っている間に、多分ダークウルフはカイトを狙ったんだろ。
ダークウルフは横から獲物を奪うからな。
子供なら弱いから簡単に奪うつもりでいたはずだ。しかし、ダークウルフは全滅してやがる。8匹は群れとして多いぞ。それを全滅させた誰かがいる。
私はニヤリと笑う。
ダークウルフを全滅させたのが、私の息子だと答えにたどり着いたからだ。
「ダウニー様、ベア2頭にダークウルフ8匹、これはハーレン団長だけでは倒せません。カイト坊ちゃんが戦ってますね」
----------------------------------------------------------
おはようございます。
10/31にファンタジー大賞で奨励賞✨️を受賞して、興奮がやっと落ち着いてきました。
プライベートでは仕事も繁忙期ピーク。
だけど、この続きを書きたいって意欲やモチベーションは続いてるから、頑張って更新していきまーす。
カイトやその周り、気になる?
あと、今日はこの続き、upする予定です。
ご愛読よろしくお願いします😆
あんり
カイト、どこだ?どこにいる?
パパが今向かってるからな。
あの子はまだ5歳になったばかりだ、連れ去られて、怖がってないか?泣いてないだろうか?
ルークがカイトを鍛えてくれたから、ちょっとやそっとでは大事には至らないかもしれないが、くそっ、どこだ?
森に入ると私たちの軍馬の蹄の音、ブルッルッという馬の息遣い。
木々の触れ合う音。オオゴマダラが舞う銀粉。それだけしか聞こえない。
なんだ?森で何が起きている?
やけに静かだぞ。なんだ?何が起きている?
「ダウニー様、少しこの辺りを検索しましょう」
「ああ、そうだな」
ルークからの申し入れにすぐに許可を出す。
「この辺り、半径2キロ当たりを調べてくれ。そして報告せよ」
「「「「「「ハッ」」」」」」
森の中へ散りゆく騎士達の後ろ姿を見送って、そしてしばらくして1人の騎士が戻ってきた。
ヒヒンッブルッルッ
騎士と馬が興奮しているのが分かる。
どうした?何があった?何か見つかったのか?
「ご報告致します。ここから1キロ程先に、フレッシュ・ウルフが数匹います」
フレッシュ・ウルフだと?
死肉喰らいの魔獣だな?
何かの死体がそこにあるって事だ。
いやっ、まさかな?
私は一抹の不安が一瞬頭を過ぎるが、その不安を頭から一掃する。
ただ、確かめなければ。
「フレッシュ·ウルフがいるんだな。そこに案内しろっ。」
「ダウニー様、ここで待たれますか?それともっ」
「私も行くぞ、案内してくれっ」
ルークの言葉を遮り、騎士の案内でフレッシュ·ウルフの元へ向かう。
フレッシュ·ウルフの近くからは軍馬を降りて、足で向かう。早る気持ちはあるがフレッシュ·ウルフに気づかれないために慎重に歩く。
私たちはフレッシュ·ウルフが見える場所まできて茂みから様子を伺う。
フレッシュ·ウルフの毛並みは灰色から黒にかけて斑状、部分的に毛が抜け落ち、下の皮膚には腐敗のような模様が浮かぶ外見が死神の番犬のようだ。
こいつらは、魔物の死骸を食らう事から【森の掃除屋】と呼ばれて、生きている物は襲わない。
こいつらが食いついているのは、どうやらベアと、あれはダークウルフだな?
ベアとダークウルフが同じ場所で死んでいるのはどういう事なんだ?
私はベアとダークウルフの残骸を観察する。遠目だがわかる。あれは喰われてから出来た跡じゃない、剣で斬られた跡だ、つまりそれは誰かがこいつらと戦ったという事だ。
誰か?
ゴブリンは弱い奴らだ、ベアやダークウルフに勝つなんてありえん。
オークは斧を振り回す奴らだ。斧ではあのように綺麗に真っ直ぐに切れているはずがない。
という事は、剣を携帯するのは人だ。ハーレン団長がベアとダークウルフと戦ったのか?
ベアはメスが最初に戦い、破れたらオスが戦いを挑んでくる二重の戦い方をする。2頭の死骸があるから、多分ハーレン団長が倒したのだろう。
ダークウルフは?ベアと同時にダークウルフまで襲ってきたら、ハーレン団長だけでは倒すことはまず無理だ。ベアでさえも、数人の騎士で倒すのがやっとだぞ。
ベアと戦うハーレン団長。
ハーレン団長がベアと戦っている間に、多分ダークウルフはカイトを狙ったんだろ。
ダークウルフは横から獲物を奪うからな。
子供なら弱いから簡単に奪うつもりでいたはずだ。しかし、ダークウルフは全滅してやがる。8匹は群れとして多いぞ。それを全滅させた誰かがいる。
私はニヤリと笑う。
ダークウルフを全滅させたのが、私の息子だと答えにたどり着いたからだ。
「ダウニー様、ベア2頭にダークウルフ8匹、これはハーレン団長だけでは倒せません。カイト坊ちゃんが戦ってますね」
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おはようございます。
10/31にファンタジー大賞で奨励賞✨️を受賞して、興奮がやっと落ち着いてきました。
プライベートでは仕事も繁忙期ピーク。
だけど、この続きを書きたいって意欲やモチベーションは続いてるから、頑張って更新していきまーす。
カイトやその周り、気になる?
あと、今日はこの続き、upする予定です。
ご愛読よろしくお願いします😆
あんり
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