ボクは転生者!塩だけの世界で料理&領地開拓!

あんり

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第1章 カイト、五歳までの軌跡

34 ママのお茶会 子どもイスのお披露目

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「さぁさ、皆様。おかけになって。子供たちはお母様のお隣に座って頂けるかしら?」

「はい、アマナ様」

 あれ?あれは、あれだな。
 みんな、座りたいけど、子供用の箱がないから戸惑ってるなー。

 あ、でも、やっぱり爵位の上のママにはみんななんもいえないよね?やっぱりそうなるよね?

 それに、ボクとアリは、ママの両側に、例の子供用イスに座ってるしな。

 不思議なものを見るように、そしてボクとアリの椅子にも釘付けじゃん。

「んぷッ、あらごめんなさい。やっぱりこうなるわね」

 どーなったのか、解説しよう。
 夫人、ひよこ、夫人、小鳥、夫人、トサカ頭だけカイナンくん、夫人、またひよこ。

 みーんな、子供たち、頭半分だけちょこんと見事に出てるしぃー、きっと目線はテーブルの下だよね?
 待って、ウケるんだけどー。ぶふぉ!!

 もしかして、もしかしてだけれどもー、この前、ボクを笑ったみんなは、ボクのこの状態、これを見たのか!これを見せられたんだな。

 ほら、そこ!メイドの君たち。
 我慢しきれてないでしょ?
 笑ったら、め、でしょー。

 いてっ、ママ、テーブルの下でボクの太もも、つねらないでー!

「アメラ夫人、こうなるとは?」

 あれは?あれか、さっき伯爵令嬢のママかな?違うなー、誰だろ?

「いえ、失礼。イーダ子爵夫人。」

 なに?イーダ?あっかんべー、イーダっ?
 いじわるそうじゃん、そのまんまじゃん。

「皆様、ご存知の通り、このようなお茶会では、まず子供たちを呼ぶなんてないわ。けど、今回は私が前例を作るつもりでね、皆様とお子様たちをご紹介したわ」

 ママ、ボクとアリの頭、なでなで、気持ちいー。二ヘラッ。

「「「「「「「「「「「「はぅ♡」」」」」」」」」」」」

 へ?みんな顔が赤いよ、ニヤニヤして、変だよ、だいじょーぶ?

「皆様、このイスをご覧になって」
「私の子供たちが座っているこの椅子は、マーシュ家で作ってみたのだけども、いかがかしら?」

 ママが、マールに合図をおくる。

 マールから、この子ども用イスの利点を次々に紹介されるご婦人達。

 みんな、目がキラキラしてしてるよ。

「そう、この子ども用イスを使えば、親と同じ目線でテーブルにつけるわ。それと子ども用テーブルが付いているから、子どもはよくテーブルを汚すけど、このテーブルが汚れるだけだし、それにね、肘置きのあるし、テーブルをセットすれば、転落防止にもなるわ。ほら、座椅子には柔らかいクッション、角は丸くされているわ、そして外にも持ち出せますし、ねっ、まとまってますでしょ?」

 コテッて、ママ、あざといよ。
 なに、ご婦人達にもあざとく、コテッなんて顔しちゃうのさ。
え?あれ?あれれー、パパだけじゃなく、ご婦人たちにも、効くのかよ。
 ママ、恐るべしっ!

「いかがですか?試してみたいですか?」

「「「「「「「はい、是非」」」」」」」

 みなさーん、お声揃っちゃってさ~

「では、セバス、マール、皆様のお子様にもこの子ども用テーブルイスに変えて差し上げて」

「「はい、」」
 セバスやマールがメイドたちに指示を出す。

 メイドたちは、テキパキと子供たちに子ども用テーブルイスに変えていく。
 抱き上げられて、子ども用テーブルイスに座ると、みんななんだか嬉しそう。

「いい、ですわね~。子どもたちと食事を一緒にとることなんて滅多にないですわ。これがあると、一緒にお食事を頂けますわね、だから、マーシュ家は、皆様仲良しなんでしょうか?羨ましいですわ」

「貴族なんて、食事は1人でとることが多いわ、ましてはこの子達みたいにまだ5歳にもなってない子は、自室でしか食事を取らないでしょ~。たまに家族で食事を一緒にとる時はあの箱を使ってましたものね~」

「そうですわよ、アメラ夫人、安全も、家族団欒ができるこのイス、素晴らしいですわ。このイスの名前はなんとおっしゃいますの?」

「マモルンデスチェアーね」

 え?なに、いつの間に名前なんて考えたの?しかも、なーに?マモルンデスチェアーって。
マモルンデスチェアーって、(子供を)守るんです、みたいになってんじゃん。しかも、写〇ンですみたいじゃん。

「略して」 

 また、ママ焦らさないで、略して?

「カイチェアよっ」

 と、ボクの名前ー?つけないで?
しかもっ、全然意味違うし!
マモルンデス略してカイチェアって、全然略されてないからねっ。
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