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~番外編~
温泉宿にて 前編
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こちらは以前ツイッターにて○○RTされたら「温泉で言葉責めプレイをする幸村と朧を書く」という診断遊びをやって、既定のRT数に達したので書いたお話になります。BLでがっつり性描写を含むお話になっておりますので、苦手な方はご注意ください。
********************************************
「着いた~。ここが今日の宿だよ」
車を停め、俺は助手席に座る可愛い恋人にそう声を掛ける。
俺達は土日の休みを利用して、箱根の温泉宿に来たのだ。
たまにはね~、二人でのーんびり温泉に浸かるのもいいかな! って。
ふっふっふ、今日のお宿は張り込んだよ~!! でも、写真で見るよりずっと雰囲気の良い旅館だね。ここにして良かった。
「へえ。良い旅館じゃん」
「でしょー」
そんなに大きな旅館ではなく、部屋数も少ない。けどその分静かだし、行き届いたサービスが受けられる、ってのがウリだ。料理も美味しいんだって。
それから宿の女将さん自らが案内してくれて、今日宿泊する部屋――一階の離れにある部屋に通される。ちなみに露天風呂付き。
「へっへっへ。朧~、今夜は一緒に温泉入っていちゃいちゃしようね!」
女将さんが部屋を出てから、俺はにんまりと朧に笑いかける。まあぶっちゃけそれがしたくて……で、露天風呂付きの部屋を選んだんだけどね。
「エロ親父」
朧はくっと口の端を上げて、小馬鹿にしたように笑った。
でも俺はちゃんとわかってるよ。こういう時の朧もまんざらじゃない、ってこと。
部屋に用意されていたお茶とお菓子で一服した後、俺達はせっかくだしと箱根の街を観光して回ることにした。そして帰って軽く湯を浴び終えた頃に、ちょうど夕飯の時間。
部屋に運ばれてきた料理はどれも美味しかった! 日本酒が進むね~。あー、今度ちーちゃんにも教えてあげようっと。
俺は食いしん坊なちーちゃんの顔を思い出し、にんまりと口元を笑ませる。
「……ここの料理、千鶴が好きそうだよな」
ま、あいつ美味けりゃなんでも好きだろうけど、なんて。憎まれ口を叩きつつ、俺と同じことを朧も考えていたみたい。いや~、しかし……
「…………」
「……? なんだよ、真」
にこにこと自分を見つめてくる俺に、朧が怪訝そうな声を上げる。
「んーん。朧はほんっとうにちーちゃんがお気に入りだなぁと思って」
うんうん。以前の朧なら考えられないことを言うようになった。
すっかり丸くなったよねぇ……としみじみ思う。
「…………妬いた?」
日本酒を一口飲んで、朧が挑発するような視線を俺に向けてくる。
「全然」
……っていうのはちょっぴり嘘だけど、俺は余裕めかしてそう言った。
「……ふーん」
カタンとお猪口を置いて、朧がこちらににじり寄って来る。浴衣の襟からわずかに覗く胸元がとってもセクシーだ。
そして朧は、俺の膝の上に乗った。
「その余裕顔、ムカつく」
綺麗な顔が不機嫌そうに歪む。かと思うと、次の瞬間には噛みつくように口づけられた。
おっと……。これは変な負けん気を刺激しちゃったかな。
「ん……っ」
……まぁ、でも……
「んんっ……っぷ……ぁ……」
たまにはこういうのも、悪くないよね。
「……っ……はぁ……」
何度も角度を変えてキスをしながら、俺は朧の薄い胸板をまさぐり始める。相変わらず手に吸い付くような肌だ。こうして撫でているだけで、たまらない気持ちにさせられる。
間近には、熱に潤んだ朧の綺麗な瞳があった。たまぁ~に、この綺麗な瞳をぺろんと舐めたら飴玉のような味がするんじゃないかと思ってしまう。だって朧は、どこもかしこも甘いから。
「…………」
今日は自分が主導権を握りたい気分なのか、朧が積極的に攻めてくる。桃色の唇をにっと笑ませて、それから俺の股間に顔を埋めると、下着越しにわずがに隆起した性器にちゅっと口付けた。
「~っぁ」
クリクリ、クニクニ。指先で弄ばれる度、俺の性器はどんどん元気になっていく。
そうしてようやくポロンと下着から顔を出したソレに、朧は躊躇いも無くむしゃぶり付いた。
「あっ……」
びくっと俺の身体が震える。酒を飲んだ後だからなのか、朧の口の中がいつもより熱く感じる。そんな口の中にねっとりと含まれて、それで舌で舐められたり吸われたりしたらもう……、もう……
「……んっ、もう出るのか?」
「だ……って……」
「気持ち良い?」
「~っ、す……っごく……」
気を張ってないとすぐに出してしまいそうなくらい、朧の舌使いは気持ち良い。
で、でもあんまり早く出し過ぎるのは沽券に関わると言いますか……
「……ここ、ビクビクしてる。ははっ、かぁわいい」
「あっ……」
ちょっ! ふう~って息を吹きかけないで!! 本当に俺、イッちゃうから!!
「んっ……」
そしてまた熱い口の中に納められる俺の性器は、数度扱かれた後、白濁を吐いて果てた。
「はぁ……っ」
吐く息が荒い。そんな俺の目の前で、朧が自分の口元に掌を添える。そうして……
(……エッロ……)
俺に見せつけるように、掌の上に口の中に出された白濁を零した。
「……んっ。結構多かったな」
「……たぁ~っぷり絞り取られたからねぇ……」
そう観念したように言うと、朧は勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
もう、なんなの! エロくて可愛い顔しちゃって!!
「あ~、でも俺まだまだ元気よ」
俺は朧の手をティッシュで拭いてやりながら、そう誘いを掛ける。
「ふぅん」
さっきまでの積極的な攻勢から一転、つれない態度をとる朧。
大丈夫、わかってるよ! これは別に『やりたくない』わけじゃなくって、わざと俺を焦らしてるんだってこと。
「……だから、さ。続きしよ?」
まさかフェラって終わりじゃないでしょう~?
夜はまだまだ長いよっ!!
「……布団、まだ敷かれてねぇだろ」
それはそうだけどっ。なんだったらまだ夕飯の後片付けも済んでないけどっ!(でもこっちは終わったら呼ぶことになっているので、呼ぶまでは邪魔が入らない!!)
「汚れるの嫌なら、温泉で……しよ?」
「…………」
朧はしょうがねぇなあ、とばかりに肩を竦めて。
「いいよ」
と、俺の耳に囁いた。
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「着いた~。ここが今日の宿だよ」
車を停め、俺は助手席に座る可愛い恋人にそう声を掛ける。
俺達は土日の休みを利用して、箱根の温泉宿に来たのだ。
たまにはね~、二人でのーんびり温泉に浸かるのもいいかな! って。
ふっふっふ、今日のお宿は張り込んだよ~!! でも、写真で見るよりずっと雰囲気の良い旅館だね。ここにして良かった。
「へえ。良い旅館じゃん」
「でしょー」
そんなに大きな旅館ではなく、部屋数も少ない。けどその分静かだし、行き届いたサービスが受けられる、ってのがウリだ。料理も美味しいんだって。
それから宿の女将さん自らが案内してくれて、今日宿泊する部屋――一階の離れにある部屋に通される。ちなみに露天風呂付き。
「へっへっへ。朧~、今夜は一緒に温泉入っていちゃいちゃしようね!」
女将さんが部屋を出てから、俺はにんまりと朧に笑いかける。まあぶっちゃけそれがしたくて……で、露天風呂付きの部屋を選んだんだけどね。
「エロ親父」
朧はくっと口の端を上げて、小馬鹿にしたように笑った。
でも俺はちゃんとわかってるよ。こういう時の朧もまんざらじゃない、ってこと。
部屋に用意されていたお茶とお菓子で一服した後、俺達はせっかくだしと箱根の街を観光して回ることにした。そして帰って軽く湯を浴び終えた頃に、ちょうど夕飯の時間。
部屋に運ばれてきた料理はどれも美味しかった! 日本酒が進むね~。あー、今度ちーちゃんにも教えてあげようっと。
俺は食いしん坊なちーちゃんの顔を思い出し、にんまりと口元を笑ませる。
「……ここの料理、千鶴が好きそうだよな」
ま、あいつ美味けりゃなんでも好きだろうけど、なんて。憎まれ口を叩きつつ、俺と同じことを朧も考えていたみたい。いや~、しかし……
「…………」
「……? なんだよ、真」
にこにこと自分を見つめてくる俺に、朧が怪訝そうな声を上げる。
「んーん。朧はほんっとうにちーちゃんがお気に入りだなぁと思って」
うんうん。以前の朧なら考えられないことを言うようになった。
すっかり丸くなったよねぇ……としみじみ思う。
「…………妬いた?」
日本酒を一口飲んで、朧が挑発するような視線を俺に向けてくる。
「全然」
……っていうのはちょっぴり嘘だけど、俺は余裕めかしてそう言った。
「……ふーん」
カタンとお猪口を置いて、朧がこちらににじり寄って来る。浴衣の襟からわずかに覗く胸元がとってもセクシーだ。
そして朧は、俺の膝の上に乗った。
「その余裕顔、ムカつく」
綺麗な顔が不機嫌そうに歪む。かと思うと、次の瞬間には噛みつくように口づけられた。
おっと……。これは変な負けん気を刺激しちゃったかな。
「ん……っ」
……まぁ、でも……
「んんっ……っぷ……ぁ……」
たまにはこういうのも、悪くないよね。
「……っ……はぁ……」
何度も角度を変えてキスをしながら、俺は朧の薄い胸板をまさぐり始める。相変わらず手に吸い付くような肌だ。こうして撫でているだけで、たまらない気持ちにさせられる。
間近には、熱に潤んだ朧の綺麗な瞳があった。たまぁ~に、この綺麗な瞳をぺろんと舐めたら飴玉のような味がするんじゃないかと思ってしまう。だって朧は、どこもかしこも甘いから。
「…………」
今日は自分が主導権を握りたい気分なのか、朧が積極的に攻めてくる。桃色の唇をにっと笑ませて、それから俺の股間に顔を埋めると、下着越しにわずがに隆起した性器にちゅっと口付けた。
「~っぁ」
クリクリ、クニクニ。指先で弄ばれる度、俺の性器はどんどん元気になっていく。
そうしてようやくポロンと下着から顔を出したソレに、朧は躊躇いも無くむしゃぶり付いた。
「あっ……」
びくっと俺の身体が震える。酒を飲んだ後だからなのか、朧の口の中がいつもより熱く感じる。そんな口の中にねっとりと含まれて、それで舌で舐められたり吸われたりしたらもう……、もう……
「……んっ、もう出るのか?」
「だ……って……」
「気持ち良い?」
「~っ、す……っごく……」
気を張ってないとすぐに出してしまいそうなくらい、朧の舌使いは気持ち良い。
で、でもあんまり早く出し過ぎるのは沽券に関わると言いますか……
「……ここ、ビクビクしてる。ははっ、かぁわいい」
「あっ……」
ちょっ! ふう~って息を吹きかけないで!! 本当に俺、イッちゃうから!!
「んっ……」
そしてまた熱い口の中に納められる俺の性器は、数度扱かれた後、白濁を吐いて果てた。
「はぁ……っ」
吐く息が荒い。そんな俺の目の前で、朧が自分の口元に掌を添える。そうして……
(……エッロ……)
俺に見せつけるように、掌の上に口の中に出された白濁を零した。
「……んっ。結構多かったな」
「……たぁ~っぷり絞り取られたからねぇ……」
そう観念したように言うと、朧は勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
もう、なんなの! エロくて可愛い顔しちゃって!!
「あ~、でも俺まだまだ元気よ」
俺は朧の手をティッシュで拭いてやりながら、そう誘いを掛ける。
「ふぅん」
さっきまでの積極的な攻勢から一転、つれない態度をとる朧。
大丈夫、わかってるよ! これは別に『やりたくない』わけじゃなくって、わざと俺を焦らしてるんだってこと。
「……だから、さ。続きしよ?」
まさかフェラって終わりじゃないでしょう~?
夜はまだまだ長いよっ!!
「……布団、まだ敷かれてねぇだろ」
それはそうだけどっ。なんだったらまだ夕飯の後片付けも済んでないけどっ!(でもこっちは終わったら呼ぶことになっているので、呼ぶまでは邪魔が入らない!!)
「汚れるの嫌なら、温泉で……しよ?」
「…………」
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「いいよ」
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