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距離感の違和感
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「ただいまー」
俺はゆっくりと自宅の扉を開ける。
涼やかな夜風が背後から吹き込み、ほのかに潮の香りが漂った。
「お坊ちゃん、おかえりなさいませ」
柔らかく澄んだ声が響く。
玄関の灯りの下、メイド服に身を包んだ佐々木さんが、いつものように微笑んでいた。
「神木ちゃんとのデートはどうでした? 楽しかったですか?」
彼女はいつものように優しい表情を浮かべながら聞いてくる。
「うん、久しぶりに誰かと買い物をしたから、新鮮な気持ちになれたよ」
「それなら良かったです。夕食の支度ができていますので、温かいうちに召し上がってくださいね」
彼女は俺の目をまっすぐに見て言いながら、一歩近づく。
少し甘い香りがふわりと漂った。
「佐々木さん、実は渡したいものがあるんだ」
「へ? 私に?」
驚いたように瞬きをする彼女に、俺は少し気恥ずかしさを感じながら紙袋を差し出した。
中には、綺麗に包装された小さな箱。
「その……いつもお弁当とかいろいろとお世話になってるからさ。日頃のお礼にと思って、神木さんと一緒に選んだんだ。受け取ってくれる?」
一瞬、彼女の瞳が揺れた気がした。
だが、すぐにぱっと表情を明るくし、箱を両手で包み込むように受け取る。
「……ありがとう! 裕貴くん! 大切にしますね」
夕食の準備があるのも忘れたように、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
※
食堂に足を踏み入れると、母が席に座っていた。
「おかえりなさい。何をしに行ってたの?」
目も合わせず、淡々とした口調で尋ねてくる。
「ただ、友達と遊びに行ってただけだよ」
俺はなるべく軽い調子で答え、席についた。
「貴方にも友達ができたのね。意外だわ」
ナイフでバターを切るような冷たい声だった。
「……そうだね、俺も昔の自分だったらビックリしてただろうね」
俺は箸を取りながら、淡々と返す。
それ以上、会話が続くことはなかった。
ただ無言で食事を済ませ、俺は母より先に席を立った。
※
「はぁ……」
部屋に戻るなり、思わずため息をつく。
母といると、どうにも気疲れする。
机の上には、今日買った漫画が入った袋。
俺は袋から取り出し、ベッドの上に寝転がってページをめくる。
意外と面白い。
ふと――気配を感じた。
「ふーん、お坊っちゃんもこういうの読むんだー」
不意に聞こえた声に、俺はビクッと肩を跳ねさせる。
「さ、佐々木さん!? い、いつの間に!」
振り向くと、佐々木さんが俺の肩越しに覗き込んでいた。
「ノックしても返事がなかったので、心配したんですよ?」
頬をぷくっと膨らませながら、じとっと俺を見つめてくる。
「……それで、どうでしたか? 神木ちゃんとのデートは」
どこか試すような視線。
俺は言葉を選ぼうとするが、彼女はさらに顔を近づけてくる。
「楽しかったですか?」
柔らかい声とは裏腹に、目だけがじっとこちらを見据えていた。
「あ、う、うん!」
つい反射的に答えてしまう。
すると、彼女は一瞬ふっと何か考えるような表情を見せたが、すぐに笑顔を取り戻した。
「うん、裕貴くんが楽しかったなら、私も良かったよ」
そう言って、彼女はそっと立ち上がる。
「じゃあ、おやすみなさい、お坊ちゃん」
扉を閉める音が、妙に静かに響いた。
※
月曜日の朝。
「裕貴くん! 今日は一緒に学校に行かない?」
玄関を出ると、制服姿の佐々木さんが門の前で待っていた。
「うん、一緒に行こう」
俺は軽く頷き、彼女と並んで歩き出す。
朝の空気はひんやりとしていて、心地よい風が頬を撫でた。
「今日はどんな授業があるんだっけ?」
何気なく聞くと、彼女は少し考えた後、答える。
「えっと、数学と英語、それに体育があったよね。……あ、そうだ! 二人三脚の練習は放課後するの?」
「うん、神木さんとも約束したし、今日もやる予定」
「そっかぁ……」
一瞬、彼女の足がわずかに止まりかける。
「どうかした?」
「ううん、なんでもないよ」
そう言って笑うが、その笑顔がどこかぎこちなく見えた。
俺たちはそのまま並んで学校へ向かう。
※
教室に入ると、すぐに神木さんが駆け寄ってきた。
「裕貴! 今日も放課後、二人三脚の特訓やるよな?」
元気いっぱいの声と同時に、俺の腕をポンっと軽く叩いてくる。
彼女の短めのポニーテールが揺れ、やる気に満ちた笑顔が目の前にあった。
「ああ、もちろん」
「よし! じゃあ今日もバッチリ鍛えるからな!」
神木さんはニッと笑いながら、親指を立てる。
その姿はまるでスポーツ漫画の主人公みたいで、つられて俺も口角を上げた。
そんな俺たちのやり取りを、少し離れた場所から見つめる視線に気がついた。
「本当に二人三脚、頑張ってるんだね」
佐々木さんだった。
彼女は微笑んでいたが、その表情にはどこか影が差しているように見えた。
そして、わずかに頬を膨らませながら、ぼそっと呟く。
「ふーん……」
その声が耳に残ったが、深く考えることなく自分の席へ向かった。
※
放課後。
「よし! 今日こそ完璧に息を合わせるぞ!」
「お、おう!」
神木さんの気迫に押されながら、俺たちはグラウンドの隅で練習を始めた。
足元の砂が蹴り上げられ、汗が額に滲む。
「せーの! いっち、にっ! いっち、にっ!」
最初こそギクシャクした動きだったが、何度も繰り返すうちに息が合ってくる。
踏み込むタイミング、腕の振り、彼女の動きを感じながら、一歩ずつ前へ。
「いいぞ、裕貴! これなら本番もバッチリだ!」
「お、おう……はぁ……疲れた」
膝に手をつき、ゼェゼェと息を整える俺を見て、神木さんは笑いながら肩をバシッと叩いた。
「もう疲れたの? まだまだこれからだぞ!」
「……う、嘘だろ……」
立ち上がろうとした瞬間、ふと、背中に視線を感じた。
遠くのベンチ。
そこに、じっとこちらを見つめる佐々木さんの姿があった。
夕暮れの光が彼女の横顔を照らし、その表情は静かだった。
何を考えているのか、読めない。
「……佐々木さん?」
声をかけると、彼女は一瞬、ビクッと肩を揺らした。
そして、すぐに視線を逸らし、何事もなかったかのように立ち上がる。
小さく手を振り、そのまま校門の方へと歩いて行った。
……なんだろう。
気になったが、その場を動けずにいた。
「おーい! まだやるぞー!」
「……あ、うん!」
神木さんの声に我に返り、俺は再び練習に集中することにした。
※
静かな夜、窓の外には月が浮かんでいる。
俺はベッドの上に寝転びながら、天井をぼんやりと見つめていた。
……佐々木さん、今日なんか変だったよな。
そう考えていると、ノックもせずにドアが開いた。
「お坊ちゃん、お風呂が湧いていますよ」
いつもと変わらぬ優しい声。
だが、俺は彼女の瞳の奥に、僅かな揺らぎを感じた。
「ありがとう、すぐ入るよ」
ベッドから起き上がろうとしたとき、佐々木さんの視線がじっと俺に向けられていることに気づいた。
「……どうかした?」
俺が尋ねると、彼女は一瞬だけ何かを言おうとした。
けれど、結局口をつぐみ、ゆっくりと首を振る。
「……なんでもないです。おやすみなさい、お坊ちゃん」
彼女は静かに扉を閉め、部屋を出ていった。
ほんの一瞬、彼女の背中が、どこか寂しそうに見えた気がする。
気のせい……なのか?
俺はベッドに仰向けになり、深く息を吐いた。
けれど、その違和感は、なかなか消えてくれなかった――。
俺はゆっくりと自宅の扉を開ける。
涼やかな夜風が背後から吹き込み、ほのかに潮の香りが漂った。
「お坊ちゃん、おかえりなさいませ」
柔らかく澄んだ声が響く。
玄関の灯りの下、メイド服に身を包んだ佐々木さんが、いつものように微笑んでいた。
「神木ちゃんとのデートはどうでした? 楽しかったですか?」
彼女はいつものように優しい表情を浮かべながら聞いてくる。
「うん、久しぶりに誰かと買い物をしたから、新鮮な気持ちになれたよ」
「それなら良かったです。夕食の支度ができていますので、温かいうちに召し上がってくださいね」
彼女は俺の目をまっすぐに見て言いながら、一歩近づく。
少し甘い香りがふわりと漂った。
「佐々木さん、実は渡したいものがあるんだ」
「へ? 私に?」
驚いたように瞬きをする彼女に、俺は少し気恥ずかしさを感じながら紙袋を差し出した。
中には、綺麗に包装された小さな箱。
「その……いつもお弁当とかいろいろとお世話になってるからさ。日頃のお礼にと思って、神木さんと一緒に選んだんだ。受け取ってくれる?」
一瞬、彼女の瞳が揺れた気がした。
だが、すぐにぱっと表情を明るくし、箱を両手で包み込むように受け取る。
「……ありがとう! 裕貴くん! 大切にしますね」
夕食の準備があるのも忘れたように、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
※
食堂に足を踏み入れると、母が席に座っていた。
「おかえりなさい。何をしに行ってたの?」
目も合わせず、淡々とした口調で尋ねてくる。
「ただ、友達と遊びに行ってただけだよ」
俺はなるべく軽い調子で答え、席についた。
「貴方にも友達ができたのね。意外だわ」
ナイフでバターを切るような冷たい声だった。
「……そうだね、俺も昔の自分だったらビックリしてただろうね」
俺は箸を取りながら、淡々と返す。
それ以上、会話が続くことはなかった。
ただ無言で食事を済ませ、俺は母より先に席を立った。
※
「はぁ……」
部屋に戻るなり、思わずため息をつく。
母といると、どうにも気疲れする。
机の上には、今日買った漫画が入った袋。
俺は袋から取り出し、ベッドの上に寝転がってページをめくる。
意外と面白い。
ふと――気配を感じた。
「ふーん、お坊っちゃんもこういうの読むんだー」
不意に聞こえた声に、俺はビクッと肩を跳ねさせる。
「さ、佐々木さん!? い、いつの間に!」
振り向くと、佐々木さんが俺の肩越しに覗き込んでいた。
「ノックしても返事がなかったので、心配したんですよ?」
頬をぷくっと膨らませながら、じとっと俺を見つめてくる。
「……それで、どうでしたか? 神木ちゃんとのデートは」
どこか試すような視線。
俺は言葉を選ぼうとするが、彼女はさらに顔を近づけてくる。
「楽しかったですか?」
柔らかい声とは裏腹に、目だけがじっとこちらを見据えていた。
「あ、う、うん!」
つい反射的に答えてしまう。
すると、彼女は一瞬ふっと何か考えるような表情を見せたが、すぐに笑顔を取り戻した。
「うん、裕貴くんが楽しかったなら、私も良かったよ」
そう言って、彼女はそっと立ち上がる。
「じゃあ、おやすみなさい、お坊ちゃん」
扉を閉める音が、妙に静かに響いた。
※
月曜日の朝。
「裕貴くん! 今日は一緒に学校に行かない?」
玄関を出ると、制服姿の佐々木さんが門の前で待っていた。
「うん、一緒に行こう」
俺は軽く頷き、彼女と並んで歩き出す。
朝の空気はひんやりとしていて、心地よい風が頬を撫でた。
「今日はどんな授業があるんだっけ?」
何気なく聞くと、彼女は少し考えた後、答える。
「えっと、数学と英語、それに体育があったよね。……あ、そうだ! 二人三脚の練習は放課後するの?」
「うん、神木さんとも約束したし、今日もやる予定」
「そっかぁ……」
一瞬、彼女の足がわずかに止まりかける。
「どうかした?」
「ううん、なんでもないよ」
そう言って笑うが、その笑顔がどこかぎこちなく見えた。
俺たちはそのまま並んで学校へ向かう。
※
教室に入ると、すぐに神木さんが駆け寄ってきた。
「裕貴! 今日も放課後、二人三脚の特訓やるよな?」
元気いっぱいの声と同時に、俺の腕をポンっと軽く叩いてくる。
彼女の短めのポニーテールが揺れ、やる気に満ちた笑顔が目の前にあった。
「ああ、もちろん」
「よし! じゃあ今日もバッチリ鍛えるからな!」
神木さんはニッと笑いながら、親指を立てる。
その姿はまるでスポーツ漫画の主人公みたいで、つられて俺も口角を上げた。
そんな俺たちのやり取りを、少し離れた場所から見つめる視線に気がついた。
「本当に二人三脚、頑張ってるんだね」
佐々木さんだった。
彼女は微笑んでいたが、その表情にはどこか影が差しているように見えた。
そして、わずかに頬を膨らませながら、ぼそっと呟く。
「ふーん……」
その声が耳に残ったが、深く考えることなく自分の席へ向かった。
※
放課後。
「よし! 今日こそ完璧に息を合わせるぞ!」
「お、おう!」
神木さんの気迫に押されながら、俺たちはグラウンドの隅で練習を始めた。
足元の砂が蹴り上げられ、汗が額に滲む。
「せーの! いっち、にっ! いっち、にっ!」
最初こそギクシャクした動きだったが、何度も繰り返すうちに息が合ってくる。
踏み込むタイミング、腕の振り、彼女の動きを感じながら、一歩ずつ前へ。
「いいぞ、裕貴! これなら本番もバッチリだ!」
「お、おう……はぁ……疲れた」
膝に手をつき、ゼェゼェと息を整える俺を見て、神木さんは笑いながら肩をバシッと叩いた。
「もう疲れたの? まだまだこれからだぞ!」
「……う、嘘だろ……」
立ち上がろうとした瞬間、ふと、背中に視線を感じた。
遠くのベンチ。
そこに、じっとこちらを見つめる佐々木さんの姿があった。
夕暮れの光が彼女の横顔を照らし、その表情は静かだった。
何を考えているのか、読めない。
「……佐々木さん?」
声をかけると、彼女は一瞬、ビクッと肩を揺らした。
そして、すぐに視線を逸らし、何事もなかったかのように立ち上がる。
小さく手を振り、そのまま校門の方へと歩いて行った。
……なんだろう。
気になったが、その場を動けずにいた。
「おーい! まだやるぞー!」
「……あ、うん!」
神木さんの声に我に返り、俺は再び練習に集中することにした。
※
静かな夜、窓の外には月が浮かんでいる。
俺はベッドの上に寝転びながら、天井をぼんやりと見つめていた。
……佐々木さん、今日なんか変だったよな。
そう考えていると、ノックもせずにドアが開いた。
「お坊ちゃん、お風呂が湧いていますよ」
いつもと変わらぬ優しい声。
だが、俺は彼女の瞳の奥に、僅かな揺らぎを感じた。
「ありがとう、すぐ入るよ」
ベッドから起き上がろうとしたとき、佐々木さんの視線がじっと俺に向けられていることに気づいた。
「……どうかした?」
俺が尋ねると、彼女は一瞬だけ何かを言おうとした。
けれど、結局口をつぐみ、ゆっくりと首を振る。
「……なんでもないです。おやすみなさい、お坊ちゃん」
彼女は静かに扉を閉め、部屋を出ていった。
ほんの一瞬、彼女の背中が、どこか寂しそうに見えた気がする。
気のせい……なのか?
俺はベッドに仰向けになり、深く息を吐いた。
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