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2階
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2階フロアへ着いた僕たち。明らかになにかが僕 たちを狙っているのを感じる。
ナーシンが1歩足を進めようとした瞬間、なにかが 飛んできた。
「ナーシン避けるんだ!」
「!」
ナーシンは僕の言葉を聞くか否や顔を傾ける。飛 んできたものは、ナーシンの顔を掠め、壁に突き 刺さる。それは弓矢の矢だった。
「大丈夫かい?」
「ああ。教えてくれてありがとうイミリア」
ありがとうって言われてしまった…なんだかものすごく久々に言われた気がする。
「礼を言われるまでのことでもない…」
僕はちょっとモジモジしながら照れくさくなり顔を俯かせる。
「しかし、一体誰がこんな攻撃を…」
ナーシンは辺りを見回す。するとようやく何者かが僕らを狙っているのに気がついたようで剣を構える。
「イミリル、俺の後ろに隠れろ」
僕は素直に後ろに下がる。
あ、そういえばここは…。
僕が考えるより先に敵は現れた。
暗がりから見えるそれはまさに人間の骸骨。スケルトンだ。そしてそのスケルトンは先程こちらに放ってきたであろう弓矢を手にしている。
「スケルトンか。イミリア、あのスケルトンは俺が仕留めてくるからここで待っ…!?」
ナーシンが驚くのも無理は無い。暗がりから出てきたスケルトンの後ろから剣や槍を持った別のスケルトン達がぞろぞろと出てきたのだから。
そうだそうだ思い出した!ここはスケルトンが湧いてでる階層だった!1階層がボス戦で数の暴力だったが2階層はボス戦前から数で押しきってしまおうという十数年前の僕の名案によりこんなことになっているのだった。
一端の騎士見習いであり僕を護衛しながらのこの戦闘はナーシンにはちょっと荷が重すぎるかなぁ?まあ、かっこいい将来の恋人の為にいざとなったら僕が助けてやらんでもないけど。
そんなことを考えているとスケルトン達は弓をこちらに構えてもう発射する体制になっている。その数やざっと30体はいるだろう。
うーん、やっぱりこの数の矢がいっせいに飛んできたら捌ききれないだろうな。こうなったら僕の念力で矢の軌道を変えて…
そんな事をかんがえているとナーシンは既にスケルトン達の方へ突進していた。
ええええええええ!?ちょっとナーシンさんんんんん!?
僕が静止を呼びかけようとする頃にはもう大量の矢は放たれ、全てがナーシン目掛けて飛んできていた。
「ナーシン!!」
僕はナーシンの所へ走り出した。流石にもうあの近さでは矢の軌道を変えてもひとつくらいは当たってしまうだろう。それならば僕が盾になってバリアを貼れば全て防げる…!大丈夫、僕は瞬足で移動できるんだか……わっ!?久々に全力で走ったから脚がもつれ……!
僕は情けないことに勢い余って転んでしまう。
こんな時にニート生活の弊害が出てしまうとは……!もうダメだ……。
全ての矢はナーシンの胸、腹、脚などに命中する。もう助からないことは明白だ。僕は思わず俯いてしまった。
「……っ!」
ダメだ……終わった。ナーシンはもう助からない。僕の目の前にはもうあの美しいナーシンは居なくなってしまったんだ。
ついさっき会ったばかりなのにもうナーシンとの過ごした時間が頭に過ぎる。
ははっ……僕っていざと言う時こんなに無力なんだ……ナーシン、ごめん。せめて君の亡骸は丁重に葬らせてもら…
「大丈夫か?」
声に思わず顔を上げる。すると目の前には矢が刺さったままのナーシンが平然と立っていた。
「!!!?」
「どうしたんだ?」
「え、いや、矢が刺さってますけど……」
「そうだな」
「え、そうだなって、ちょっ…めちゃくちゃ刺さってるんですけど!?」
体にはありとあらゆる場所に矢が刺さっているがナーシンは涼しい顔して立っている。これにはスケルトン達もこの様子にとても動揺しているように見える。
「大丈夫、なのかい……?」
「ああ、これか。問題ない」
え……問題ないって……普通の人間はこんなに刺されたら死ぬだろ……一体この男はどんな体の構造してるんだ!?それとも僕が塔に篭っている間に人類はこんな超人に進化したのか!?
僕が安心するどころかちょっと引いていると、突如ナーシンの体に刺さっている矢がポトリ、またポトリと勝手に抜け始めた。
「ええええええなになになに怖い怖い怖い!どゆこと!?」
「ああこれか。驚かせてしまったようだな」
ナーシンは抜け落ちた矢を1本拾う。そして自分の腕に突き刺す。意外にも腕の鎧はあっさりと矢を通してしまう様に見える。しかし確実に刺さったように見えた矢はまた先程同様ポトリと落ちる。
「ご覧の通り俺の着ている鎧はとても柔らかい。しかしこの鎧には特殊な魔法がかけられていてな。ゴムのように柔らかく、ありとあらゆるを衝撃を吸収してくれるんだ。それでいて丈夫だ」
「…………」
いつの間にかまた矢が飛んできてナーシンの体に当たる。が、先程の話の通りまた矢はナーシンの身体まで到達していないようでポトリと落ちる。
「効かないな、(鎧が)ゴムだから」
「……ああ、それは良かった…だがそのセリフは言えば言うほど色んな人に怒られそうだからあんまり言わない方がいいよ?」
「?…わかった」
別な方向でまた心配になったところでナーシンはまたスケルトンの群れに突っ込んでいく。そしてあっという間にスケルトン達との距離を縮め、1階で見た時の剣さばきをみせる。その速さたるや武器を持ったスケルトン相手だということを忘れるほど一方的な攻撃を繰り広げる。あっという間にスケルトンのバラバラ死体を山のように作られていく。いや、スケルトンは元から死んではいるんだが。
最後の1体を切り刻み終えると、ナーシンは静かに剣を鞘に収める。そして僕の方を向き直し、歩いてくる。
「怪我はないか?」
「ああ、君があっという間に片付けてくれたからね。しかし、先程は君が死んだのではないかとヒヤヒヤしたよ……」
本当に死んでなくて良かった、と、僕は安堵のため息を漏らす。するとナーシンは僕の頬に手を添え、僕の顔を上げさせる。そして真剣な表情で僕を見つめる。
「心配させてすまなかった。だが俺は早く敵を殲滅し、貴方を守りたかったんだ…許してはくれないだろうか?」
少し眉間に皺を寄せ、困り表情で僕を見下ろす。
そんな、そんな許しを乞う大型犬のような表情されたら……
「許す!!!!」
僕は大声で叫んでいた。
そんな急に可愛い表情されたら許すに決まってんだろ!ふざけんな!自分の顔の良さ分かってやってんだろ!ほんと愛いやつめ!!
内心大荒れの僕だがここは大人として落ち着きを取り戻すために1度咳払いをする。
「いいかい?今後僕をそんな心配させるような事はやめておくれよ?」
「ああ、わかった」
ナーシンはまた軽くニコリと笑って見せた。
ああ~~もう好き~~!
年甲斐もなくトキメキを爆発させている僕をよそにナーシンは「では…」と僕に背を向ける。
「先に進もう」
「了解だ!」
僕らは2階層のボスの所へ向かった。
ナーシンが1歩足を進めようとした瞬間、なにかが 飛んできた。
「ナーシン避けるんだ!」
「!」
ナーシンは僕の言葉を聞くか否や顔を傾ける。飛 んできたものは、ナーシンの顔を掠め、壁に突き 刺さる。それは弓矢の矢だった。
「大丈夫かい?」
「ああ。教えてくれてありがとうイミリア」
ありがとうって言われてしまった…なんだかものすごく久々に言われた気がする。
「礼を言われるまでのことでもない…」
僕はちょっとモジモジしながら照れくさくなり顔を俯かせる。
「しかし、一体誰がこんな攻撃を…」
ナーシンは辺りを見回す。するとようやく何者かが僕らを狙っているのに気がついたようで剣を構える。
「イミリル、俺の後ろに隠れろ」
僕は素直に後ろに下がる。
あ、そういえばここは…。
僕が考えるより先に敵は現れた。
暗がりから見えるそれはまさに人間の骸骨。スケルトンだ。そしてそのスケルトンは先程こちらに放ってきたであろう弓矢を手にしている。
「スケルトンか。イミリア、あのスケルトンは俺が仕留めてくるからここで待っ…!?」
ナーシンが驚くのも無理は無い。暗がりから出てきたスケルトンの後ろから剣や槍を持った別のスケルトン達がぞろぞろと出てきたのだから。
そうだそうだ思い出した!ここはスケルトンが湧いてでる階層だった!1階層がボス戦で数の暴力だったが2階層はボス戦前から数で押しきってしまおうという十数年前の僕の名案によりこんなことになっているのだった。
一端の騎士見習いであり僕を護衛しながらのこの戦闘はナーシンにはちょっと荷が重すぎるかなぁ?まあ、かっこいい将来の恋人の為にいざとなったら僕が助けてやらんでもないけど。
そんなことを考えているとスケルトン達は弓をこちらに構えてもう発射する体制になっている。その数やざっと30体はいるだろう。
うーん、やっぱりこの数の矢がいっせいに飛んできたら捌ききれないだろうな。こうなったら僕の念力で矢の軌道を変えて…
そんな事をかんがえているとナーシンは既にスケルトン達の方へ突進していた。
ええええええええ!?ちょっとナーシンさんんんんん!?
僕が静止を呼びかけようとする頃にはもう大量の矢は放たれ、全てがナーシン目掛けて飛んできていた。
「ナーシン!!」
僕はナーシンの所へ走り出した。流石にもうあの近さでは矢の軌道を変えてもひとつくらいは当たってしまうだろう。それならば僕が盾になってバリアを貼れば全て防げる…!大丈夫、僕は瞬足で移動できるんだか……わっ!?久々に全力で走ったから脚がもつれ……!
僕は情けないことに勢い余って転んでしまう。
こんな時にニート生活の弊害が出てしまうとは……!もうダメだ……。
全ての矢はナーシンの胸、腹、脚などに命中する。もう助からないことは明白だ。僕は思わず俯いてしまった。
「……っ!」
ダメだ……終わった。ナーシンはもう助からない。僕の目の前にはもうあの美しいナーシンは居なくなってしまったんだ。
ついさっき会ったばかりなのにもうナーシンとの過ごした時間が頭に過ぎる。
ははっ……僕っていざと言う時こんなに無力なんだ……ナーシン、ごめん。せめて君の亡骸は丁重に葬らせてもら…
「大丈夫か?」
声に思わず顔を上げる。すると目の前には矢が刺さったままのナーシンが平然と立っていた。
「!!!?」
「どうしたんだ?」
「え、いや、矢が刺さってますけど……」
「そうだな」
「え、そうだなって、ちょっ…めちゃくちゃ刺さってるんですけど!?」
体にはありとあらゆる場所に矢が刺さっているがナーシンは涼しい顔して立っている。これにはスケルトン達もこの様子にとても動揺しているように見える。
「大丈夫、なのかい……?」
「ああ、これか。問題ない」
え……問題ないって……普通の人間はこんなに刺されたら死ぬだろ……一体この男はどんな体の構造してるんだ!?それとも僕が塔に篭っている間に人類はこんな超人に進化したのか!?
僕が安心するどころかちょっと引いていると、突如ナーシンの体に刺さっている矢がポトリ、またポトリと勝手に抜け始めた。
「ええええええなになになに怖い怖い怖い!どゆこと!?」
「ああこれか。驚かせてしまったようだな」
ナーシンは抜け落ちた矢を1本拾う。そして自分の腕に突き刺す。意外にも腕の鎧はあっさりと矢を通してしまう様に見える。しかし確実に刺さったように見えた矢はまた先程同様ポトリと落ちる。
「ご覧の通り俺の着ている鎧はとても柔らかい。しかしこの鎧には特殊な魔法がかけられていてな。ゴムのように柔らかく、ありとあらゆるを衝撃を吸収してくれるんだ。それでいて丈夫だ」
「…………」
いつの間にかまた矢が飛んできてナーシンの体に当たる。が、先程の話の通りまた矢はナーシンの身体まで到達していないようでポトリと落ちる。
「効かないな、(鎧が)ゴムだから」
「……ああ、それは良かった…だがそのセリフは言えば言うほど色んな人に怒られそうだからあんまり言わない方がいいよ?」
「?…わかった」
別な方向でまた心配になったところでナーシンはまたスケルトンの群れに突っ込んでいく。そしてあっという間にスケルトン達との距離を縮め、1階で見た時の剣さばきをみせる。その速さたるや武器を持ったスケルトン相手だということを忘れるほど一方的な攻撃を繰り広げる。あっという間にスケルトンのバラバラ死体を山のように作られていく。いや、スケルトンは元から死んではいるんだが。
最後の1体を切り刻み終えると、ナーシンは静かに剣を鞘に収める。そして僕の方を向き直し、歩いてくる。
「怪我はないか?」
「ああ、君があっという間に片付けてくれたからね。しかし、先程は君が死んだのではないかとヒヤヒヤしたよ……」
本当に死んでなくて良かった、と、僕は安堵のため息を漏らす。するとナーシンは僕の頬に手を添え、僕の顔を上げさせる。そして真剣な表情で僕を見つめる。
「心配させてすまなかった。だが俺は早く敵を殲滅し、貴方を守りたかったんだ…許してはくれないだろうか?」
少し眉間に皺を寄せ、困り表情で僕を見下ろす。
そんな、そんな許しを乞う大型犬のような表情されたら……
「許す!!!!」
僕は大声で叫んでいた。
そんな急に可愛い表情されたら許すに決まってんだろ!ふざけんな!自分の顔の良さ分かってやってんだろ!ほんと愛いやつめ!!
内心大荒れの僕だがここは大人として落ち着きを取り戻すために1度咳払いをする。
「いいかい?今後僕をそんな心配させるような事はやめておくれよ?」
「ああ、わかった」
ナーシンはまた軽くニコリと笑って見せた。
ああ~~もう好き~~!
年甲斐もなくトキメキを爆発させている僕をよそにナーシンは「では…」と僕に背を向ける。
「先に進もう」
「了解だ!」
僕らは2階層のボスの所へ向かった。
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