【完結】 1年であなたを落としたいと婚約式で告げた結果

紬あおい

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4.急な訪問 *

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あれから2週間、1通手紙が届いたきり、ルディガーは訪ねて来ない。
手紙には、建国祭を控えている為に、皇太子殿下の側近のルディガーは忙しい、建国祭のパーティのパートナーになって欲しいと書いてあった。
パートナーは了承し、あとは体に気を付けてとだけ書いて返事を出した。

お母様とお姉様は、ドレス選びに夢中になっている。
今日はデザイナーが公爵邸に来るので、私も含めて3人分のドレスを注文する予定だ。
最初はお母様からなので、私はのんびりと待っている。

ふと窓の外を見ると、ルディガーが来たところだった。
私は走って外に出た。

「急にどうなさったの?」

「時間が出来たから会いに来たんだ。」

ちょっと照れているような顔をする。
私の心を揺さぶるのに充分な反則級の笑顔だ。

「そうなのね。今建国祭のドレス選びだけど、私は最後だから暇だったの。お母様とお姉様って長いから、こういう時は。」

ルディガーは、いいタイミングで来たなと笑った。

「俺達、婚約者なんだからデザインを合わせよう。ベルナがドレス決める時、俺のも注文するよ。」

「分かりました。楽しみですね。もう少し時間掛かりそうだけど、部屋で待ちますか?」

「そうさせてもらおうかな。ちょっと疲れてるし。」

「お姉様に話しとけば大丈夫。」
 
邸内に戻ると、案の定お母様はまだ迷っていて時間が掛かりそうだった。
お姉様には先程のルディガーとの話をして、順番になったら声を掛けてもらうことにした。

「部屋で2人きり…あんまりオイタしちゃダメよ?」

釘を刺されたけど、ルディガーを気に入ったようで、あんなに妹溺愛のお姉様が応援モードだ。

ルディガーを2階の私の部屋に案内してソファで寛ぐ。

「寝ててもいいですよ?」

「いゃ女性の部屋は初めてで、緊張してきて…眠くなくなったかも…それより…」

私の腕を引っ張って抱き寄せる。

「今はこうしたい…」

耳元で囁かれ、体が甘く疼く。

「うーん…私は嬉しいけど、ルディガー様は好きでもない女を抱き締めるような人なの?」

「……………」

「あんまり返事は催促したくないから、この辺にしときます。私は答えが出たので、ルディガー様の返事を待ちます。」

「えっ?」

ルディガーはと驚いて私を見た。

「1つお約束の内容を変更していいですか?」

「ん?」

「変更というか…追加?」

「何を?」

「あなたは約束したあの『純潔』を守らないといけないけど、私は関係ないってこと。」

「えっ!?ベルナは男遊びするってこと?」

「そう。んー、でも遊びではないかなー。」

「じゃ本気?それは…さすがに許せないよ?」

「あなた限定でね。」

「はっ!?」

「私、ルディガー様が大好きです。初恋だし、恋愛には不慣れだけど、あなたを本気で落とそうと思います。覚悟してください!」

ルディガーに馬乗りになり唇を奪う。
両手は拘束して舌を絡める。
くちゅくちゅとわざと音を立てて、被虐心を煽るようなキスをすると、下腹に硬いものを感じる。

両手を解放してもルディガーは動かない。寧ろ真っ赤になって、次を期待しているかのような顔をする。

「シャツ、暑いですよね。緩めましょうか。」

ボタンを外す指先が少し震えてているのを気付かれたくない。
3つボタンを外したら、小さな蕾が見えたので舌先でレロレロと弄ぶ。

「っくっっ!っんん…はぁ、はぁ…」

ルディガーから吐息が漏れる。
もう片方の蕾は、指先に唾液を塗って滑りを良くしてから転がす。

「ぁああっ…くぅっ…」

そろそろ下も我慢がつらいだろう。
緩めた服からぶるんと飛び出す肉棒を手でそっと触る。

「あああっっ!そ、そこはっ!!」

胸の蕾をしゃぶり、肉棒を手で扱き上げる。

「はぁ、はぁ、ぃい…ダメなのに…すげぇ、いぃ…」

肉棒の先端からは露が滴り落ちていて、ぬるぬると滑りが良くなる。

私は体を下に移動して、両手で肉棒を扱いてみる。

「あっ!やめろっ、それダメだって!」

言葉と裏腹に、体はどんどん昂ってきているのを感じる。
肉棒に浮き出た血管が痛々しく見えて、手だけではなく口も使う。

「あっ、気持ちいぃ……んんっ、くっ…はぁ…あぁぁ…」

拳を握って射精に耐えるルディガーを解放してあげる為に、更に口と手でじゅぶじゅぶと追い込む。

「はぁ、もう我慢出来ない…ベルナ、出すょ…あああっ、出るぅぅぅ!!」

精を放ったルディガーは、しばらく放心状態だった。

「何で………」

「さっきも言いました。好きだから。あなたがどんなふうになるのか見てみたくて。でも、経験があるんじゃないわよ?自己流だけど、どうでした?」

「気持ち良かったです…」

これ以上ないという位にルディガーの顔は赤くなった。

「じゃあ、ご褒美に『ルディ』って呼んでいい?」

「ああ、俺は『ベル』って呼ぶ。」

「愛称で呼び合うなんて、恋人らしくなったと思いません?まだまだ落とす為に頑張りますからね?」

ルディガーは顔を真っ赤になったまま、しばらく俯いていた。

お姉様に呼ばれてドレスを選んでいる時もまだ顔が赤くて、熱があるのかと疑われて誤魔化すのが大変だった。
取り敢えず、お揃いコーデの相談が出来て良かったけど、意外と純情なルディガーに驚いたのだった。
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