【4話完結】 君を愛することはないと、こっちから言ってみた

紬あおい

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4.満たされる *

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二人で達した後、クリスは私を宝物のように大切に抱き締めてくれた。
頭を撫で、背中を摩り、そっと口付けた。

「俺のクロエ…愛してるよ。待たせて、すまない。もう離さない。」

甘くてやわらかい獣に囚われた感じだ。
優しく微笑む顔は、私の大好きなクリスだ。

「私、幸せです。これからもクリス様のお傍に居たい…」

「ずっと一緒だ。絶対に離さないから。」

「こんなに幸せなら、もっと早く素直になれば良かった…意地を張ってごめんなさい。」

「もう謝らないで。俺が言っていいのか分からないけど…俺達、前に進みたい。何でも話し合って、笑って、たまには喧嘩して。毎日クロエと過ごしたい。騎士を辞めたから時間もあるしな。」

「はい。クリス様にべったりくっ付いて離れません。ふふ。」

「甘えん坊のクロエはいいけど、俺の方が甘えるかもな。」

そう言って、私の胸に顔を埋めて、早速甘えてくる。
この人のこんなところ、見たことない。
誰にも見せたくない。

「私だけに甘えてくださいね。存分に愛してあげますから。」

顔を上げて、満面の笑みで応えるクリスにキュンとして、唇を奪ってしまう。

「その笑顔は反則ですよ?罰として、好きにさせてもらいます!」

クリスの上に乗り、体に吸い痕をたくさん付ける。
この男は私のものだと主張したいが為に。

吸い痕の花びらでいっぱいになったので、次は肉棒をパクリと咥える。
既に硬さを取り戻していたので、クリスの口からは甘い喘ぎが聞こえる。

「はぁぁ、クロエ…気持ちいぃよ…挿れさせて?」

「だめっ!私がします!」

「は?え、えぇっ!?」

「何事も共同作業です!はい、座って!!対面座位に挑戦します!」

私が上に乗ると、クリスはもう、わくわくが止まらない顔をしている。

「うわっ!何か凄いっ!!胸触っていい?」

「まだだめっ!!」

私は肉棒を挿れるのに手こずり、ちょっと焦る。
やっと先端が入ったので、浅く動くと気持ちいい。

「あっ、これ、ダメなやつ…」

クリスは腰を押し上げて、肉棒を全て入れてしまった。

「いゃん、深い!深いですっ!!」

畝るように腰を動かして、善い所を探してしまう私の胸を、クリスがしゃぶりだす。

「ああ、クロエ、最高だよ!悩ましくて、俺、どうにかなりそう!!」

「ああん、気持ちいい!深くて、いい…」

ぴったりと体をくっ付けて、もうどちらの体か分からない位に、揺れながら溶け合う。

「クロエ、もうイきたい!我慢出来ないんだ!!」

「来てください!私も…ああ…イくぅ…」

「イけっ!俺も出るっっっ!!」

最奥にぶつかるように白濁液が当たって広がる。
じんわりとあたたかい飛沫を最奥で搾り取るように。

お互いに離れたくないと、そのまま抱き合うと、鼓動が早くて体が熱い。
二人の境界線がないようで、心から満たされる。

「カッコよくて強くて、私には可愛らしいクリスを愛してます。」

耳元で囁くと、返事の代わりに肉棒がビュンと立ち上がった。

「すまない。あっちが先に反応した…」

照れるクリスを一生甘やかしてあげたくなった夜だった。


【完】


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感想 1

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みんなの感想(1件)

HIRO
2025.07.20 HIRO

連載中になってますが、完結ですよね?

2025.07.20 紬あおい

申し訳ありません‼️
今完結に直しました
いつもありがとうございます🙇‍♀️

解除

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