【完結】 初恋を終わらせたら、何故か攫われて溺愛されました

紬あおい

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19.奪い尽くす *

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「サラ、ご褒美って?」

「黙って!」

私は無言でヴィル様の服を脱がしにかかる。
ヴィル様だけ裸にして、私は着たまま。

「サラも脱いで?」

「黙って!」

ヴィル様の唇に口付ける。
啄むように、押し入るように。

「はぁ…サラ…もっと…」

息遣いが激しくなる。

耳朶をそっと噛んでみる。 

「あっ、サラ、やめて…」 

だったら舐めてみる。

「んっ…それは…ダメだよ…」

耳を蹂躙しながら、指先で乳首を摘む。

「っん、サラ、両方はダメだ、おかしくなる!」

「たくさん触ってあげるね。」

私も裸になる。
今日の私はやる気スイッチONらしい。 
未熟者ですが、探究心の塊を目指します。

ヴィル様の乳首はピンクで可愛い。
舌でチロチロいじっても、チューっと吸っても気持ちいいらしい。
はぁはぁと息遣いが荒くなる。
乳首ばかりいじっていたら、下の方のヴィル様が「こっち、大変なことになってきましたよー!」と自己主張してきた。

痛そうに張り詰めた肉棒の先をそっと触ってみる。

「うっ、サラ、手で扱いて!つらいんだ。」

ヴィル様が切ない顔で見てくる。 

私は黙って、熱い塊を咥えた。

「あっ、待って待って待って!出ちゃうから、やめてっ!!」

言うことなんて聞いてあげない。
咥えて舌で扱く。長いから手も使う。
奥まで咥えると、オェッてなるけど我慢我慢。
ただヴィル様が気持ち良ければいい。
「うぅぅぅっ…」と唸って、ヴィル様は果てた。

「サラ、飲んじゃったの?」

「うん。普通は飲まないの?初めてだから分かりません。美味しくはないけど、ヴィル様のだから…」

言い終わらないうちに、ヴィル様に抱き締められる。

「サラ、ありがとう…愛してる。」

「まだまだよ?覚悟して?」 

ヴィル様の肉棒がまた唆り勃つ。
口に含み、硬さを確かめる。

「また、こんなにして。もっとしましょうね。」

「だって、サラが…」

ヴィル様の上に乗り、肉棒を私の秘所に当てがう。

「サラ!そこまでしなくても!」

ヴィル様はかなり慌てているが、体は逃げたりしない。寧ろ待ってる? 
ゆっくり腰を落として、肉棒を埋める。
全部入っても、もう痛みはない。

「ヴィル様は動いちゃダメですからね!」

ゆっくり動き出すと、やっぱり気持ちいい部分がある。

「ここね、何か凄く気持ちいいの…」

次第に、自分の快感を追い求める。 

「はぁ…ぅん…ヴィル様、深くて気持ちいい…」

自分じゃないみたいに淫らに腰が動く。
ヴィル様を喜ばせたいのに、ヴィル様から全てを奪い尽くしたい衝動に駆られる。

「はぁ、はぁ…ねぇ…サラ、動いていい?もう限界だよ、サラ、お願い!動きたい!!」

ヴィル様は私の腰を強く掴み、下から責め立てる。  

「あん…ヴィル様、イきそう!もうダメ、イくぅぅぅっ!!」

「サラ、一緒に!イ、イくっっっ!!」

同時に達して、私は意識を手放した。
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