22 / 67
19.奪い尽くす *
しおりを挟む「サラ、ご褒美って?」
「黙って!」
私は無言でヴィル様の服を脱がしにかかる。
ヴィル様だけ裸にして、私は着たまま。
「サラも脱いで?」
「黙って!」
ヴィル様の唇に口付ける。
啄むように、押し入るように。
「はぁ…サラ…もっと…」
息遣いが激しくなる。
耳朶をそっと噛んでみる。
「あっ、サラ、やめて…」
だったら舐めてみる。
「んっ…それは…ダメだよ…」
耳を蹂躙しながら、指先で乳首を摘む。
「っん、サラ、両方はダメだ、おかしくなる!」
「たくさん触ってあげるね。」
私も裸になる。
今日の私はやる気スイッチONらしい。
未熟者ですが、探究心の塊を目指します。
ヴィル様の乳首はピンクで可愛い。
舌でチロチロいじっても、チューっと吸っても気持ちいいらしい。
はぁはぁと息遣いが荒くなる。
乳首ばかりいじっていたら、下の方のヴィル様が「こっち、大変なことになってきましたよー!」と自己主張してきた。
痛そうに張り詰めた肉棒の先をそっと触ってみる。
「うっ、サラ、手で扱いて!つらいんだ。」
ヴィル様が切ない顔で見てくる。
私は黙って、熱い塊を咥えた。
「あっ、待って待って待って!出ちゃうから、やめてっ!!」
言うことなんて聞いてあげない。
咥えて舌で扱く。長いから手も使う。
奥まで咥えると、オェッてなるけど我慢我慢。
ただヴィル様が気持ち良ければいい。
「うぅぅぅっ…」と唸って、ヴィル様は果てた。
「サラ、飲んじゃったの?」
「うん。普通は飲まないの?初めてだから分かりません。美味しくはないけど、ヴィル様のだから…」
言い終わらないうちに、ヴィル様に抱き締められる。
「サラ、ありがとう…愛してる。」
「まだまだよ?覚悟して?」
ヴィル様の肉棒がまた唆り勃つ。
口に含み、硬さを確かめる。
「また、こんなにして。もっとしましょうね。」
「だって、サラが…」
ヴィル様の上に乗り、肉棒を私の秘所に当てがう。
「サラ!そこまでしなくても!」
ヴィル様はかなり慌てているが、体は逃げたりしない。寧ろ待ってる?
ゆっくり腰を落として、肉棒を埋める。
全部入っても、もう痛みはない。
「ヴィル様は動いちゃダメですからね!」
ゆっくり動き出すと、やっぱり気持ちいい部分がある。
「ここね、何か凄く気持ちいいの…」
次第に、自分の快感を追い求める。
「はぁ…ぅん…ヴィル様、深くて気持ちいい…」
自分じゃないみたいに淫らに腰が動く。
ヴィル様を喜ばせたいのに、ヴィル様から全てを奪い尽くしたい衝動に駆られる。
「はぁ、はぁ…ねぇ…サラ、動いていい?もう限界だよ、サラ、お願い!動きたい!!」
ヴィル様は私の腰を強く掴み、下から責め立てる。
「あん…ヴィル様、イきそう!もうダメ、イくぅぅぅっ!!」
「サラ、一緒に!イ、イくっっっ!!」
同時に達して、私は意識を手放した。
601
あなたにおすすめの小説
愛してないから、離婚しましょう 〜悪役令嬢の私が大嫌いとのことです〜
あさとよる
恋愛
親の命令で決められた結婚相手は、私のことが大嫌いだと豪語した美丈夫。勤め先が一緒の私達だけど、結婚したことを秘密にされ、以前よりも職場での当たりが増し、自宅では空気扱い。寝屋を共に過ごすことは皆無。そんな形式上だけの結婚なら、私は喜んで離婚してさしあげます。
(R18)灰かぶり姫の公爵夫人の華麗なる変身
青空一夏
恋愛
Hotランキング16位までいった作品です。
レイラは灰色の髪と目の痩せぎすな背ばかり高い少女だった。
13歳になった日に、レイモンド公爵から突然、プロポーズされた。
その理由は奇妙なものだった。
幼い頃に飼っていたシャム猫に似ているから‥‥
レイラは社交界でもばかにされ、不釣り合いだと噂された。
せめて、旦那様に人間としてみてほしい!
レイラは隣国にある寄宿舎付きの貴族学校に留学し、洗練された淑女を目指すのだった。
☆マーク性描写あり、苦手な方はとばしてくださいませ。
「俺にしがみつくのはやめろ」と言われて恋が覚めたので、しがみつかずにリリースします。相容れないとほざくあなたは、今、私に捨てられましたわ
西野歌夏
恋愛
前世でフラれた記憶を思いだしたフローラ・ガトバンは、18歳の伯爵令嬢だ。今まさにデジャブのように同じ光景を見ていた。
エイトレンスのアルベルト王太子にまつわるストーリーです。
※の付いたタイトルは、あからさまな性的表現を含みます。苦手な方はお気をつけていただければと思います。
2025.5.29 完結いたしました。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
第3皇子は妃よりも騎士団長の妹の私を溺愛している 【完結】
日下奈緒
恋愛
王家に仕える騎士の妹・リリアーナは、冷徹と噂される第3皇子アシュレイに密かに想いを寄せていた。戦の前夜、命を懸けた一戦を前に、彼のもとを訪ね純潔を捧げる。勝利の凱旋後も、皇子は毎夜彼女を呼び続け、やがてリリアーナは身籠る。正妃に拒まれていた皇子は離縁を決意し、すべてを捨ててリリアーナを正式な妃として迎える——これは、禁じられた愛が真実の絆へと変わる、激甘ロマンス。
国王陛下は愛する幼馴染との距離をつめられない
迷い人
恋愛
20歳になっても未だ婚約者どころか恋人すらいない国王ダリオ。
「陛下は、同性しか愛せないのでは?」
そんな噂が世間に広がるが、王宮にいる全ての人間、貴族と呼ばれる人間達は真実を知っていた。
ダリオが、幼馴染で、学友で、秘書で、護衛どころか暗殺までしちゃう、自称お姉ちゃんな公爵令嬢ヨナのことが幼い頃から好きだと言うことを。
(完)大好きなお姉様、なぜ?ー夫も子供も奪われた私
青空一夏
恋愛
妹が大嫌いな姉が仕組んだ身勝手な計画にまんまと引っかかった妹の不幸な結婚生活からの恋物語。ハッピーエンド保証。
中世ヨーロッパ風異世界。ゆるふわ設定ご都合主義。魔法のある世界。
大人になったオフェーリア。
ぽんぽこ狸
恋愛
婚約者のジラルドのそばには王女であるベアトリーチェがおり、彼女は慈愛に満ちた表情で下腹部を撫でている。
生まれてくる子供の為にも婚約解消をとオフェーリアは言われるが、納得がいかない。
けれどもそれどころではないだろう、こうなってしまった以上は、婚約解消はやむなしだ。
それ以上に重要なことは、ジラルドの実家であるレピード公爵家とオフェーリアの実家はたくさんの共同事業を行っていて、今それがおじゃんになれば、オフェーリアには補えないほどの損失を生むことになる。
その点についてすぐに確認すると、そういう所がジラルドに見離される原因になったのだとベアトリーチェは怒鳴りだしてオフェーリアに掴みかかってきた。
その尋常では無い様子に泣き寝入りすることになったオフェーリアだったが、父と母が設定したお見合いで彼女の騎士をしていたヴァレントと出会い、とある復讐の方法を思いついたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる