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7.両家の顔合わせ
しおりを挟むソフィア様の迅速な行動で、あっという間に両家の顔合わせの日となった。
今日は、ネーデルラント公爵ご夫妻とシステイン様がモンテフォール侯爵邸までいらっしゃる。
両親と双子と私は、玄関先で迎え応接間に案内する。
とは言え、両親達も幼馴染なので、形式的なものに過ぎない。
「今日は突然の訪問を快く受け入れてもらい、ありがとう。」
公爵様のご挨拶から始まった。
続けて、システイン様が話し出す。
「この度、リシェル嬢と結婚の意思を固めたので、その報告とお許しを得る為に訪問させていただきました。」
私の両親はソフィア様から聞いていて笑顔だったが、双子は初耳だったようで大変驚いていた。
表情を変えないヘイゼルと違って、ロドリフォは「ちょっと姉上!聞いてないぞ?」みたいな顔をして、私を見て来る。
もちろん、この場で言い訳などしない。
「リシェルは真面目だけが取り柄のような娘ですが大丈夫でしょうか?」
とお父様は心配する。
「普段から懇意にさせてもらっている妻からも、リシェル嬢の人柄については聞いているが、公爵家の妻として申し分のない令嬢だと思う。それに、本人達の気持ちが一番大事なので、反対する理由もありませんな。」
両家の親達は、すっかり了承モードだ。
「リシェルちゃんがお嫁さんなんて、私嬉しいわ!」
特にソフィア様は上機嫌だ。
「義母と妻が仲が良いのは、夫としては安心ですからね。リシェル嬢は安心して公爵家の一員になっていただければと思います。」
システイン様はウィンクして続ける。
「もちろん、俺の妻としてもね!」
「システイン様を義兄上と呼ぶ日が来るとは!姉上を宜しくお願いします。」
ロドリフォが何故か大喜びしている。
緊張が解れてきて、私も自然と笑顔が出る。
「不束者ですが、システイン様を支え、公爵家の皆様のお役に立てるよう精進致します。」
「気負わないでいいよ。そのまんま、おいで!」
システイン様が微笑むので、ちょっとキュンとした。
その後の日程は、結婚式を半年後に挙げることとし、両家の母の全面協力を得て準備することとなった。
滞りなく終わった両家の顔合わせ。
一番滞る問題は、きっと私の心構えだ。
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