【完結】 言葉足らずな求婚 〜運命は勝手に回っていく、いや操られていく!?〜

紬あおい

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22.最後の夜 *

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船遊びの後、隠れ家に戻って湯浴み。
一緒に入ろうアピールが凄くて、私は若干苦笑い。
この甘えん坊さんは、帰ってちゃんとお仕事をするのだろうか?心配になる。

「帰ったら、すぐお仕事ですか?」

「エドヴァルド皇太子殿下に呼ばれてる…」

嫌な顔をしているシステイン様に思わず笑ってしまう。
今回はお世話になったのに、露骨過ぎる。

「取り敢えず、隠れ家での最後の夜ですから、ね?」

「そうだな。思い切り…」

湯浴みの後、お互いを拭き合って、そのままお姫様抱っこでベッドに運ばれる。
濡れた髪が何となくいやらしい。

「髪の毛、拭きましょうか。」

「どうせ汗をかくからいい。」

そのまま深い口付けに酔いしれる。
座ったシステイン様の上に乗る。
既に陰茎は唆り立ち、私の秘所も濡れている。

「もう入っちゃいそう?俺はまだまだ楽しみたいけど。」

余裕そうに言うけど、全然余裕ではないのはお見通し。
システイン様の首に腕を回し、秘所を陰茎に擦り付けてみる。

「んあっ!ちょ、っと、待っ、て!!」

痛い位に腰を強く掴まれる。

「そんなこと、いつ覚えたんだ!?」

「また、そういうことを言うの?シスが全部教えたんじゃない…」

「あっ違う!そうじゃなくて…ごめん、言い方気を付ける…気持ち良過ぎて、つい…」

「分かってる。私が気持ちいいと思うことは、シスも気持ちいいってこと。だから、素直に感じて?」

ゆっくりと、また腰を動かす。

「はぁ…んんっ…リシェはいつも…俺の為に……して、くれるんだよな…う、嬉し、い…」

焦らして焦らして、私に狂えばいい。
悶えるシステイン様に、私も下腹が疼いてくる。
だけど、今日はそう簡単にはイかせない。
焦れて私の中に入りそうになった瞬間、システイン様を優しく後ろに突き飛ばして、下腹から離れて乳首を舐める。

「えっ…?………あっ……ん……」

少し残念そうな顔の後、また別の快感を拾う。
乳首が痛そうな位、立っている。
唇で扱いて、軽く歯を立てる。

「んあっ!ちょっと、やめ……」

私の肩を掴んで、体を離す。

「今日は俺がしてあげたいのに!これじゃすぐイっちゃう…」

「イっていいのに…感じてるシス、可愛い…」

「また、もう、君は!めちゃくちゃに愛したくなる!!」

後ろから熱いものが入って来る。
私の秘所はもう濡れているので痛みはない。
寧ろ深い所での快感に酔いしれる。

「ふ、ふかぃ…奥、いぃ…」

システイン様が「ふっ」と笑った気配がして、奥まで腰を打ち付ける。

「はぁん…んんん……イ、イきそぅ…」

その瞬間、陰茎が浅い所を突いて、イきそうな感覚を逃す。

「っっっ!?なんでぇ…」

浅く、深くを繰り返されて、なかなかイけない。寧ろ、いかせてもらえない。

「もぅ…イきたぃ…」

「まだだ!」

ぱんっぱんっぱんっと腰を激しく打ち付けるのに、肝心な瞬間に快感を逸らされる。

「ぁぁぁあ…もぅ、ほんとに、だめぇ…」

「ほら、イっていいよ…」

腰を強く掴まれた激しい律動に、私も限界がきていた。

「はぁん…イく、壊れちゃうぅぅ…」

「んんっ!締まる!!溶けそうだ、俺もイくぅぅう!!!」

同時に果てた後、抱き締め合って、笑い合う。

「何か、今日意地悪でしたよね?」

「我慢して我慢してイく方が気持ちいいかなーって。」

「そんなこと、どこで覚えたんですか??」

システイン様の真似。
私には言うから、真似てみる。

「いゃ、リシェ以外とはない、絶対!何もかも、全部リシェだけだ!!」

「ふふっ、私の気持ちがお分かりかしら?」

「ほんと…すまない…」

しょぼんとするシステイン様が可哀想になってきたので、ヨシヨシと頭を撫でる。

「ここに来る前なら一人で気にしていたことを、今はシスにちゃんと伝えられるようになったでしょう?シスなら話せば分かってくれるから。ちょっと成長したと思いません?」

「そうか、そういうことか。気になることをちゃんと言ってくれるって、嬉しいことだな!俺、気を付けるけど、失言があったら遠慮しないで、すぐ言って!」

外向けの顔の時、システイン様は品行方正で失言なんて絶対にしないだろうに、私と居ると素が出るのかしら…
それはそれで嬉しかったりする。
打ち解けてきた証拠。

「もうひと言、言っていい?」

「え…?……何…?…」

「もっと、して?」

「あああっ!もう、君って人はっ!!煽りの天才かよっっっ!!!」

朝までお互いの欲望のまま貪り合って、満ち足りた感覚で、体も心もいっぱいになった。

旅の終わり。
前よりも、もっともっと深くあなたを愛する。
これがお互いに出した答え。
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