【完結】 心だけが手に入らない 〜想い人がいるあなたは、いつか私を見てくれますか?〜

紬あおい

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5.新婚旅行 ② *

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湯浴みの後、部屋で食事をして、またベッドに連れて行かれた。

「夜は長いって言っただろ?覚悟して?」

フィーロの金色の目が怪しく揺れる。

深く口付けた後、性急に夜着をはだけられ、胸の蕾に吸い付いてくる。
ちゅぷちゅぷといやらしい音で、私はフィーロの頭を掴んでしまう。まるで、自ら押し付けているように。

「っん…気持ちいぃ…」

「そんなにいいか?もっとしてやる。」

「ぁんっ、それ、いぃ…」

胸の蕾を歯でそっとコリコリされて、腰が勝手に動く。
フィーロは私の反応を見ながら、弱い所をどんどん攻める。

「もう、こんなにとろとろに濡れてるぞ?淫乱だな…俺がレイをこんなふうに変えたんだな…」

「い、言わないで…恥ずかしい…」

「恥ずかしくなんかないさ。可愛いよ。たくさん感じて欲しい。」

陰唇に舌を這わせて、濡れ具合を確かめた後、じゅっと吸い付き蜜を味わう。

「レイの蜜は甘いな…どんどん溢れてくる。」

指と舌で連続でイかされた後、肉棒が入ってきた。

「すげぇぬるぬるだ…だけど、狭くて絡み付いてくる。こんなに気持ち良くて、我慢出来る気がしない。レイ、気遣えそうにない。すまない。」

そう言ったと同時に、激しい抽送で私を攻め立てるフィーロ。
はぁ、はぁという息遣いと、ぱんっ、ぱんっと体がぶつかる音が部屋に響く。

「ああんっ、激しいょ…へ、変になるぅ…」

「レイ、可愛ぃ…もっと、変になっていぃ…俺を感じろ…」

最奥をグリグリされて、昂る衝動を抑えきれない。
もっと、もっと、もっと。
フィーロの背中に腕を回して、腰に脚を巻き付ける。
金色の目がギラついて、フィーロも追い込みをかけてくる。

「フィーロ、もう…もぅ、イくぅ…」

「締まるっ!レイの中、気持ちいい!出すぞっ!!」

呼吸も治まらないうちに、フィーロは私を抱き締め、頬に口付ける。
気遣えなかった瞬間を思い、今気遣っているような優しい抱擁だ。
きっとこの人は、心根が優しいんだなと思う。

「フィーロ様、好きです…たぶん愛しています…ごめんなさい、私…こんな筈じゃ…ごめんなさい…」

想いが受け入れられなくても、愛されなくても、この気持ちが抑えられない。
溢れ出す感情と涙が止まらない。
フィーロはどんな顔をしているのだろう。
でも、胸に顔を埋めたまま、フィーロの顔は見られない。

「レイ…す、、、」

フィーロの口を塞ぐ。
『すまない』という言葉を聞きたくないから。

「言わないで。分かってます…我儘は言いません。今のままで充分です…私は大丈夫…」

「レイ!」

そのまま、私は意識を手放した。
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