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マロン教国誕生編
教典
しおりを挟む今日は3姉妹で視察と言う名目のお散歩だ。
神父を先頭にユーリ&ルル 次にわたしの左手に小夏 右手に小春、
後方にはデク&ボー デク&ボーって昭和の刑事ドラマみたいだよね
最後尾に助祭達
「ねぇねぇ お散歩行くのに 大袈裟じゃない?」
「何を仰しゃいますか 教祖様ご姉妹の視察でございますよ」
「他の国でしたら 少なくとも100人は同行致します」
もう唯の邪魔なパレードだよ !
『神様達 ごめんね 静かに暮らして居たのに どんどん騒がしくなってしまって…』『何を言っておる、オラ ワクワクするぞ』ぶっふ
『あらあら 神はお祭り好きなのよ、毎日 祭りでも良くてよ』…そうなんだ。行く先々で「教祖様 教祖様」「小夏ちゃん!きゃー!」「小春ちゃん!きゃー!」 …って 何処のアイドルだ!…わたしだけ扱いおかしくない⁉
『あらあらお姉様 何をむくれるれて居りますの?ほほ』わかって言ってるよね!
ようやく人混みから解放されて 神様が友達から貰ったと言い張る畑と田園に来た。なんだかほっとするよ 家に帰ってきた様に…
『此処に縁側のある小さな家を建てても良い?』
『良いぞ』
『あらあら それは素敵ね』
家に戻り街を眺める いつの間にか少し高台に なってるけど 全て良かれと神様がやってくれているのだ。
一応わたしたちの住む場所には新たな結界が張られて
勝手には入れなくなっている。
出入口に親衛隊の詰所と会議室に面会室が用意された。
今は詰所に来ている 色々忙しくて忘れていたけど
「デク、ボー探索の結果をお願い」
「待ってました…」と地図を広げた
今いる此場所は思いの外 マロン教国の南東にあるのだ てっきり森の最南にいるのかと新たに作って貰ったエントールの地図を見る
其処にはエントールの森の中マロン教国がある北海道程あるのに森の4分の1だ こうやって地図で見ると エントールでかいね
デクとボーが収穫物をテーブルに並べていく…
見たことある様な無いような何処となく地球で見たものの改良版みたいな感じだ 鑑定で見た結果も同じだ。これなら わたしも見分けがつきやすい、それにしても多い…先ずは植物系だ。柿に栗に梨、キャベツにレタスに大根、人参にジャガイモさつまいも、セロリにパセリ…プチトマトまであるよ…
デクの話に寄れば 大体の物は群生していて 今回の探索だけでもいくつかの場所を見つけたそうだ
続いて動物系だ。兎に鴨 猪…あれ、これだけ?
他にも色々居たらしいのだけど可哀想で狩れなかったそうだ…
そうだね確かに無闇矢鱈と狩るのは望ましく無いね
じゃあ肉は主に魔物にする事にして…
兎と鴨と猪は わたしが貰った
野菜類は調理法を考えて あるものから消費して行こう、300人以上が毎日食べるのだから全員には廻らないよね…
「大丈夫だと思うぞ…幾らでも入ったから…300人が毎日食べても一年は無くならないと思う」なんですと!
このまま皆を集めて会議しよう
で 今は会議室だ
「デクとボーが色々食べられる物を見つけて来てくれました しかし 此処の住人達は調理法も何も知らないわよね」
「そうだな 芋を焼いて食べる位しかして来なかったはず」
「そこでデクには新たに料理長を任命します」
「えっ俺も知らないぞ料理なんかした事無いし」
「小春 デクに料理を教えて貰えないかな?」
「あらあら 構いません事よ 料理の神髄を叩き込みましょう」
「…お、俺 死な無いよな」
「ボーにはいずれ警備団を作り隊長を任せます」
「先ずは若い世代がチカラを持て余しているだろうから 訓練からだね」
「ユーリには 住人の職の管理を任せるわ…働かざる者食うべからず!…だけど女性には◯◯休暇をあげてね」
「なんだ◯◯休暇って…?」ポカッ!「痛っ!」
「デクよ 漢とは黙って流す事も必要なのじゃ」
「わかりました!師匠!」
わかって無いよね
「ルルには 此処マロン教国の未来にとって最重要任務を命じます」
「子供達に教育を施してください 希望があれば大人達にも」
「出来ますよね」
「はい出来ます 小梅様」
親衛隊のみんなはお母さんから読み書きと計算を教わっていた 連れてきた住人達は計算どころか読み書きも ままなら無かった
「神父さんも助祭さん達と共にルルを手伝って上げてください」
「神命確かに承りました」
…?神命…
もう気にしてもしょうが無いよね
実はデクが採ってきた物にあったのだよあれが…
サトウキビだよ 神様が南国って言っていたから言うほど暑く感じてないんだけど 日本人だから?
あるかもって思ってたんだよね…
此れで 砂糖に酵母に旨み調味料が作れちゃうよ!
柔らかいパンも出来ちゃうね
「でわ、わたしからは以上です 何かございますか…」
「小梅様」おっ神父さん何かな?
「お忙しい所 恐縮なのですが…そろそろ教典を」
…教典?…何其れ?わたしは不意にユーリを見る
「神マロンさまの教えが記された書になります」
…教え?…あーあれね
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