【新訳】帝国の海~大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ!第一部

山本 双六

文字の大きさ
2 / 79
第一章 真珠湾占領

第二話 太平洋戦争開戦!

しおりを挟む
昭和16年1941年12月8日 真珠湾攻略部隊の各空母の飛行甲板にて、航空隊が待ち構えていた。真珠湾への第一次攻撃隊の陣容は、戦・雷・爆連合の計245機である。そして、午前5時45分 空母鳳炎にZ旗が掲げられた。と、同時に全攻撃隊が空母赤城、加賀、飛龍、蒼龍、翔鶴、瑞鶴、鳳炎から発艦した。
発艦からおおよそ20分後全航空隊が集結し大編隊を組んだ。その後飛ぶこと1時間。未だに厚い雲で覆われている。そして、
「偵察機より入電!真珠湾に敵空母『サラトガ』を発見したとのことです!」
しかし、ここで不可解なことが起きる。別動隊の秋田中尉隊が攻撃に見舞われたのだ。それは今から約5分前。

「真珠湾が見えてきたぞ!」
士気は絶好調であった。しかし、

『ダダダダ!!』
秋田中尉は機銃の音を聞いた。機銃の音がした方向に顔を向けると、三番機が火を噴いていた。そこには、米戦闘機F4F ワイルドキャットがいたのだ。
「ワイルドキャット!?」
秋田は少し驚いたが、護衛の零戦がすべて海に叩き落してくれた。しかし、なぜ場所が分かったのかがわからなかった。それに、陸軍機ならまだしも海軍機が来たことに不安を持った。

そのころ真珠湾攻撃部隊 旗艦の鳳炎艦橋では、

「んん~」
小沢長官が首をかしげていると
「どうかしましたか?」
と源田が聞いた。
「おかしい」
小沢が不安そうにいう。
「何がですか?」
そうやって首をかしげていると、
〔ダ ダ ダ ダ〕
という、大きな足音が聞こえ、(なんだ?)と思っていると、ドアノブが回転してドアから少尉ぐらいにみえる将校が入ってきた。受信や傍受した無線や暗号を長官に伝える者なのだろう。
何はともあれ、ノックもせずに入ってきたということは、何かしらあったということだろう。私は数コンマ考え、ある可能性に気が付いた。それに気が付いた瞬間、背筋に悪寒が走った。多分今、私の顔は青ざめているんだろう。長官もそれに気が付いているのか顔が青ざめていた。
「失礼します!アリューシャン列島攻撃隊の尾鈴が攻撃を受け大破!撤退するとのことです!」
予想どうりだった。私が何か言う前に長官がすぐに指示を下した。

「一番近い軽空母瑞鳳と戦艦榛名に護衛数隻をつけて救出に向かわせろ!!!!」
「了解!!」

その後数時間後、尾鈴は大破炎上という大損害を負いながらも、瑞鳳隊と合流に成功した。
だが、問題はここからだった。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

電子の帝国

Flight_kj
歴史・時代
少しだけ電子技術が早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか 明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早くレーダーやコンピューターなどの電子機器が登場することにより、戦場の様相は大きく変わってゆく。

蒼穹の裏方

Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し 未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜

岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。 けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。 髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。 戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!??? そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。

小日本帝国

ypaaaaaaa
歴史・時代
日露戦争で判定勝ちを得た日本は韓国などを併合することなく独立させ経済的な植民地とした。これは直接的な併合を主張した大日本主義の対局であるから小日本主義と呼称された。 大日本帝国ならぬ小日本帝国はこうして経済を盤石としてさらなる高みを目指していく… 戦線拡大が甚だしいですが、何卒!

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記

颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。 ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。 また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。 その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。 この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。 またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。 この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず… 大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。 【重要】 不定期更新。超絶不定期更新です。

東亜の炎上 1940太平洋戦線

みにみ
歴史・時代
1940年ドイツが快進撃を進める中 日本はドイツと協働し連合国軍に宣戦布告 もしも日本が連合国が最も弱い1940年に参戦していたらのIF架空戦記

処理中です...