77 / 79
最終章 対米戦終了 そして、
第七十話 東太平洋海戦① 決死の大勝負
しおりを挟む
「甲斐を撤退させろ」
栗田のそんな一声に誰もが首を傾げた。
そして、甲斐が撤退して何時間もたった5月29日20:00、日本艦隊は再度航空隊を出した。敵艦隊の主力戦艦のアイオワはⅡ、レーダーが破損しているため思うように対空射撃ができない。そう、栗田はこれを狙っていたのだ。これにより、アイオワⅡに、零攻が殺到する。片舷に計20発の魚雷をくらってもなお、アイオワⅡは動き続けていた。このとき、みな「化け物め...」と言っていたと一機戦所属第12水雷戦隊駆逐艦『吹雪改』水雷長が証言している。
しかし、アイオワⅡ(以下ハ『アイオワ』ト省略ス)は、思わぬ攻撃により沈没する。後援の聯合艦隊(GF艦隊)所属の大和型戦艦三隻の集中砲撃を受けたのである。
「まさか....!?」
この時、アイオワ艦長はすべてを悟った。日本軍の罠にはまったこと、本土爆撃が、今この瞬間にも行われていることも。
「砲撃はじめ!!!」
聯合艦隊司令長官 山本 五十六は、軍令部と共にこの作戦を立案してきた。まぁ、何がともあれ日本聯合艦隊により、米海軍の技術をかき集めた結晶 戦艦 アイオワⅡはここにて沈没した。これにより、米艦隊は撤退。あくまでも日本軍の目的はパナマ運河の破壊。この海域から撤退しようとしたときに。それは起きた。一足先に一機戦とは逆方向(日本本土)に帰っていった聯合艦隊から、モールス信号で『… --- …』(SOS)と送られてきた。
続いて、『・-・-- -・-・・ ---- ・・- ・・・- ・・- -・ ・- -- --・ -・- ・-・・ ・・ ・・・- ・・- -・・ ・・ -- ・-・-・ ・---・ -・-・・ ・・-・ ・-・-・ -・・ ・・ ・--・ --・-・ -・ --・』(敵航空隊により、我が空母四隻沈没したり)との送られてきた。栗田は詳細もつかないまま、判断を下した。
「救援に向かうぞ!艦隊反転!最大戦速ヨーソロー!!」
「待ってください司令官!敵の詳細もつかめないまま、聯合艦隊のあの熱い防空網を抜けて空母四隻を撃沈するなんて、並大抵の部隊じゃできません!ここはパナマに行くか、撤退するかのどちらかにしましょう」艦長が反論する。しかし、
「それでは、味方を裏切れと?」
これには、誰も反論できない。
「仲間を裏切れない。仇を討つ。それが俺たちのするべきことなのではないのか?」
これに、艦長が口を開ける。栗田はそれを抑えようと口を開くが、艦長の口から出てきたのは、
「そうですね」
という、とても優しい声だった。
「本艦いや、本艦隊 第一機動戦隊は聯合艦隊救援に向かう!」
「「「「「はい!!」」」」」
各部署の長(水雷長、艦長、司令長官、機関長などなど)から返事が返る。
これから、日米最大の海戦が起きるとはだれも思わなかった。
栗田のそんな一声に誰もが首を傾げた。
そして、甲斐が撤退して何時間もたった5月29日20:00、日本艦隊は再度航空隊を出した。敵艦隊の主力戦艦のアイオワはⅡ、レーダーが破損しているため思うように対空射撃ができない。そう、栗田はこれを狙っていたのだ。これにより、アイオワⅡに、零攻が殺到する。片舷に計20発の魚雷をくらってもなお、アイオワⅡは動き続けていた。このとき、みな「化け物め...」と言っていたと一機戦所属第12水雷戦隊駆逐艦『吹雪改』水雷長が証言している。
しかし、アイオワⅡ(以下ハ『アイオワ』ト省略ス)は、思わぬ攻撃により沈没する。後援の聯合艦隊(GF艦隊)所属の大和型戦艦三隻の集中砲撃を受けたのである。
「まさか....!?」
この時、アイオワ艦長はすべてを悟った。日本軍の罠にはまったこと、本土爆撃が、今この瞬間にも行われていることも。
「砲撃はじめ!!!」
聯合艦隊司令長官 山本 五十六は、軍令部と共にこの作戦を立案してきた。まぁ、何がともあれ日本聯合艦隊により、米海軍の技術をかき集めた結晶 戦艦 アイオワⅡはここにて沈没した。これにより、米艦隊は撤退。あくまでも日本軍の目的はパナマ運河の破壊。この海域から撤退しようとしたときに。それは起きた。一足先に一機戦とは逆方向(日本本土)に帰っていった聯合艦隊から、モールス信号で『… --- …』(SOS)と送られてきた。
続いて、『・-・-- -・-・・ ---- ・・- ・・・- ・・- -・ ・- -- --・ -・- ・-・・ ・・ ・・・- ・・- -・・ ・・ -- ・-・-・ ・---・ -・-・・ ・・-・ ・-・-・ -・・ ・・ ・--・ --・-・ -・ --・』(敵航空隊により、我が空母四隻沈没したり)との送られてきた。栗田は詳細もつかないまま、判断を下した。
「救援に向かうぞ!艦隊反転!最大戦速ヨーソロー!!」
「待ってください司令官!敵の詳細もつかめないまま、聯合艦隊のあの熱い防空網を抜けて空母四隻を撃沈するなんて、並大抵の部隊じゃできません!ここはパナマに行くか、撤退するかのどちらかにしましょう」艦長が反論する。しかし、
「それでは、味方を裏切れと?」
これには、誰も反論できない。
「仲間を裏切れない。仇を討つ。それが俺たちのするべきことなのではないのか?」
これに、艦長が口を開ける。栗田はそれを抑えようと口を開くが、艦長の口から出てきたのは、
「そうですね」
という、とても優しい声だった。
「本艦いや、本艦隊 第一機動戦隊は聯合艦隊救援に向かう!」
「「「「「はい!!」」」」」
各部署の長(水雷長、艦長、司令長官、機関長などなど)から返事が返る。
これから、日米最大の海戦が起きるとはだれも思わなかった。
30
あなたにおすすめの小説
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
電子の帝国
Flight_kj
歴史・時代
少しだけ電子技術が早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか
明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早くレーダーやコンピューターなどの電子機器が登場することにより、戦場の様相は大きく変わってゆく。
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!???
そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。
小日本帝国
ypaaaaaaa
歴史・時代
日露戦争で判定勝ちを得た日本は韓国などを併合することなく独立させ経済的な植民地とした。これは直接的な併合を主張した大日本主義の対局であるから小日本主義と呼称された。
大日本帝国ならぬ小日本帝国はこうして経済を盤石としてさらなる高みを目指していく…
戦線拡大が甚だしいですが、何卒!
世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる