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第三百九話
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国王陛下であるポセイドスと宰相のリッチマンに軍務大臣のルーシェンは集まって相談をしていた。
相談内容はクロードに与える報酬をどうするかである。
「クロードを便利使いしたはいいが金銭だけでは不十分だろうな」
「領地をポンポン与えるわけにもいきませんしどうしましょうか?」
「軍からは名誉勲章を与えようと思っています」
「軍としてはそれしかないだろうがクロードが喜びそうな物は何かないだろうか?」
「クロード卿の知識量は凄いものがありますが王家の所有する禁書庫への出入りを許可するのはどうでしょうか?」
「禁書庫か・・・。クロードが王国に仇なすようなことはないだろうし許可しよう」
禁書庫には様々な理由で販売が禁止された本が集まっておりそこには危険視された魔導書なども納められている。
クロードが悪用するようなことはないだろうと許可することにしたのである。
「陛下。クロード卿は納得すると思いますが他の貴族からは不十分だと思われるのではないでしょうか?」
「それも一理あるな。武器には困っていないだろうが儀礼用の剣を追加で送ることにしよう」
「手配いたします」
こうして三人の話し合いは終了した。
クロードは王宮で謁見があるということで久々に正装していた。
謁見の間には多くの貴族が集まっておりクロードも定められた位置に立つ。
しばらく待っていると国王陛下のポセイドスの入室が告げられる。
クロードは膝をついて頭を下げる。
「皆の者。よく集まってくれた。楽にしてくれ。これより功績のあった者への褒賞を行う」
次々と国王陛下のポセイドスが名を読み上げて功績を称えていく。
「クロード・フォン・プロミネンス辺境伯前へ」
クロードは前に出て膝をついて頭を下げる。
「ライヒルト公国との戦争での功績。また、魔物の駆除の功績を称えて軍より名誉勲章を与えるものとする。余からも剣を送ろう」
「ありがたき幸せにございます」
国王陛下のポセイドス自ら名誉勲章をつけてくれ剣を渡される。
クロードは剣を持ったまま定位置に戻る。
その後も賞罰は続き謁見は終了した。
クロードも帰ろうと思ったのだが使用人に呼び止められ応接室に通される。
国王陛下であるポセイドスがやってきて椅子を勧められる。
「クロードに与える褒賞はまだあってな。他の貴族には聞かせるわけにはいかないので来てもらった」
「なんでしょうか?」
「王家の所有する禁書庫への立ち入りを許可する。様々な理由で禁書とされたものであるがクロードなら有効活用してくれると信じておる」
「ありがとうございます」
「案内するのでついてまいれ」
国王陛下であるポセイドスの後に続いて廊下を進んでいく。
「ここがそうだ。鍵も渡しておくので自由に出入りするといい」
早速鍵で開け禁書庫に入る。
クロードはワクワクしながら禁書庫に足を踏み入れるのだった。
相談内容はクロードに与える報酬をどうするかである。
「クロードを便利使いしたはいいが金銭だけでは不十分だろうな」
「領地をポンポン与えるわけにもいきませんしどうしましょうか?」
「軍からは名誉勲章を与えようと思っています」
「軍としてはそれしかないだろうがクロードが喜びそうな物は何かないだろうか?」
「クロード卿の知識量は凄いものがありますが王家の所有する禁書庫への出入りを許可するのはどうでしょうか?」
「禁書庫か・・・。クロードが王国に仇なすようなことはないだろうし許可しよう」
禁書庫には様々な理由で販売が禁止された本が集まっておりそこには危険視された魔導書なども納められている。
クロードが悪用するようなことはないだろうと許可することにしたのである。
「陛下。クロード卿は納得すると思いますが他の貴族からは不十分だと思われるのではないでしょうか?」
「それも一理あるな。武器には困っていないだろうが儀礼用の剣を追加で送ることにしよう」
「手配いたします」
こうして三人の話し合いは終了した。
クロードは王宮で謁見があるということで久々に正装していた。
謁見の間には多くの貴族が集まっておりクロードも定められた位置に立つ。
しばらく待っていると国王陛下のポセイドスの入室が告げられる。
クロードは膝をついて頭を下げる。
「皆の者。よく集まってくれた。楽にしてくれ。これより功績のあった者への褒賞を行う」
次々と国王陛下のポセイドスが名を読み上げて功績を称えていく。
「クロード・フォン・プロミネンス辺境伯前へ」
クロードは前に出て膝をついて頭を下げる。
「ライヒルト公国との戦争での功績。また、魔物の駆除の功績を称えて軍より名誉勲章を与えるものとする。余からも剣を送ろう」
「ありがたき幸せにございます」
国王陛下のポセイドス自ら名誉勲章をつけてくれ剣を渡される。
クロードは剣を持ったまま定位置に戻る。
その後も賞罰は続き謁見は終了した。
クロードも帰ろうと思ったのだが使用人に呼び止められ応接室に通される。
国王陛下であるポセイドスがやってきて椅子を勧められる。
「クロードに与える褒賞はまだあってな。他の貴族には聞かせるわけにはいかないので来てもらった」
「なんでしょうか?」
「王家の所有する禁書庫への立ち入りを許可する。様々な理由で禁書とされたものであるがクロードなら有効活用してくれると信じておる」
「ありがとうございます」
「案内するのでついてまいれ」
国王陛下であるポセイドスの後に続いて廊下を進んでいく。
「ここがそうだ。鍵も渡しておくので自由に出入りするといい」
早速鍵で開け禁書庫に入る。
クロードはワクワクしながら禁書庫に足を踏み入れるのだった。
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