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第2部 聖なる愚か者の行進
第11話 俺たちの『お世話』はここからだっ!
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「――まったく、人騒がせな息子だ」
「ほんとだわ。ペンチを取りに行ったあたしの労力を返して欲しいわ」
「誠に申し訳ありませんでした……」
釈明すること約5分。
俺は双子姫が見ている目の前で、堂々と母ちゃんと姉ちゃんに向かって土下座していた。
「あ、あの? あまりししょー――シロウ君を責めないであげてください。もとはと言えば、協力したボクにも責任が……」
「いいんですよ洋子、フォローしなくても。アレは自業自得ですから」
オロオロするよこたんを、やんわりと窘める古羊。
よこたん……おまえは本当にいいヤツだなぁ。
今度アイスでも奢ってやろう。
だが古羊、テメェはダメだ。
あとで覚えておけよゴルァ?
心の中で虚乳美少女を責めていると、母ちゃんが「ふぅ」と小さくため息をこぼした。
「シロウに彼女が出来ていたなら大目に見ようと思ったが、これは本来の予定通り、ミッションを進めるしかないようだな」
「ミッション?」
なにソレ? と俺が口を開くよりもはやく、母ちゃんがゴミ虫を見るような視線で、愛しの息子を見下ろしてきた。
「なぁ息子よ? なんでお母ちゃんが出張を切り上げて帰ってきたか、分かるか?」
「か、カワイイ息子の顔が見たくて、戻って来たんじゃ……?」
「こういうコトを本気で言えるのが、大神くんの凄い所ですよね」
「ダメだよメイちゃん、勝手に割りこんじゃ。今は大人しくしてよ?」
「肉うめぇっ!」
茶々を入れる姉を窘める妹。
そんな2人を無視して、パクパクとキムチ鍋を食していくマイ・シスター。
自由過ぎません、ウチの家族?
英語で言うとフリーダム。ガ●ダムである。
……違うか? 違うな。
「シロウ。テメェ、この間の期末の成績……ありゃなんだ?」
「……ごめん母ちゃん。最近耳が悪くて、上手く聞き取れないや」
「耳が悪いくらいなんだっ! こちとら息子の頭が悪いんだよっ!」
なんか上手い感じで返されてしまった。
ごめんね、息子の頭が悪くて?
でも母ちゃんは口が悪いよ?
「お母ちゃん、出張前に『テストで赤点とるのも禁止』って言ってたよなぁ? テメェ、この間の期末、赤点何個とった? おっ?」
「グッ!? それはその……テヘッ♪」
「『グッ』じゃねぇんだよ『愚』なんだよなぁ三下ぁ! 赤点が3個もあるってどういうことだ、あぁん?」
まるでヤクザのカチコミよろしく、烈火の如く怒り狂うマイマザー。
う~ん、自分の息子を「三下」呼ばわりする母親なんて、中々見られるものじゃない。
助けを求めようにも、よこたんは俺たちを見て「あばばばばっ!?」とオロオロしているし、チーム『お姉ちゃんズ』に至っては「美味しいですね、コレ!」「だろぉ? いいキムチ使ってんだ!」とキムチ鍋にうつつを抜かしている始末だ。
もう信じられるのは自分しか居ない。
頑張れ、俺っ!
「シロウ……別にお母ちゃんも鬼じゃない。1つも赤点を取るな、とは言わないさ」
「母ちゃん」
「ただ、取るなら死を覚悟しろと言っているだけで」
「……母ちゃん」
それは世間一般的に言えば「1つも取るな」と言っているのと、同義ではなかろうか?
「わ、わかったよ。次の中間から頑張るから、もう許してくれよ……」
「ほぅ、もう赤点は取らないと、約束できるんだな?」
「出来る出来る。なんだったら学年順位で100位以内には入ってみせるから……だからもう勘弁してくれよ」
「ほう……全体順位300位ジャストのワーストトップ10が、大きく出たじゃないか。面白い、ほんとに約束できるんだな?」
俺は「出来る」と小さく頷いた。
もちろんこんなモノ、古羊の胸パッドと同じく、その場しのぎの真っ赤なウソである。
こちとらお腹がペコペコなんだ。
さっさと母ちゃんとの会話を終了して、俺もキムチ鍋が食べたい。
なんて雑な対応をしていたがために、俺はこのあと、今日1番の窮地に立たされることとなった。
「わかった、シロウの言葉を信じよう。ただし! もし、次の中間テストで学年順位100位以内に入っていなければ――お母ちゃんは出張を切り上げて、実家に戻るからな?」
「「うぇぇぇぇっ!?」」
俺と同じく、何故か古羊と美味しくキムチ鍋をつついていた姉ちゃんが驚きの声をあげた。
「ちょっ!? お母さん! これは愚弟だけの問題でしょ? それだけのために出張を切り上げるのはさすがに先方に失礼だって! だからソレだけは止めとこうよ! ね?」
「随分必死に喋るじゃないか我が娘よ。……さてはテメェ、また大学サボってネトゲにハマりやがったな?」
「うがっ!? そ、それはその……てへ♪」
「おいおい千和姉ちゃん、さすがに姉ちゃんの歳でそれはキチィよ?」
「黙りなさい愚弟」
ギロッ、と俺を睨みつける我がマイシスターこと大神千和21歳。
一昨年ネトゲにハマり過ぎて大学を休み過ぎた結果、半分以上の単位を落とした強者であり、またの名をネトゲジャンキーと言う。
そのあまりのハマりっぷりに、母ちゃんが本気でブチ切れ、マジで家族の縁が切れる5秒前だったのはいい思い出だ。
ちなみに余談だが、我が家の姉弟、というか主に俺だけだが、この家で生活するにあたって守らなければならないルールが1つだけ存在する。
それは、姉ちゃんがネトゲをしている最中は、隠密行動を基本とし、その存在の全てを秘匿とせよっ! という伊賀忍もビックリの鉄の掟である。
ちなみに破れば即切腹。
そんな傍若無人を絵に描いたような姉ちゃんが、責めるように俺に向かって口をひらいた。
「そもそも愚弟、テメェが赤点さえ取らなければ、こんな話にはならなかったんだろうがっ!」
どう落とし前をつけるつもりだ、あぁん? と瞳で語る大神家長女。
流石は母ちゃんのDNAを受け継いでいるだけあって、俺を責める姿がママンとソックリである。
「そもそも赤点を取るなんて常識が無いのよ、常識が。恥を知れ!」
「ネトゲを止めたくないがために、ペットボトルに小便をする姉ちゃんに言われたくねぇよ」
姉ちゃんの部屋に転がっていた黄色い液体が入ったペットボトルを見つけたときは、軽く姉弟の縁を切ろうかと思ったくらいだ。
そんなネトゲを止めたくないがために、女を辞めている我が家のリトルボスと睨みあっていると、「お黙り2人とも!」とビックボスの鋭い声が居間に轟いた。
「メイちゃんとヨウコちゃんが見ているでしょうが。我が家の恥を、コレ以上よそ様に晒すんじゃないよっ! ……ごめんねぇ2人とも、ウチの子どもたちが根っからの変態で?」
「い、いえそんな全然っ! た、楽しい家族ですね?」
もはや煽っているようにしか聞こえない妹ちゃんのリアクションの脇で、古羊が「ふむ……」と何か思案するような顔を浮かべていた。
かと思うと、急にニコパッ♪ と笑みを顔に張りつけ。
「蓮季さん。大神くんのテスト勉強なんですがね? もしよろしければ、わたしが面倒を見ましょうか?」
と言った。
瞬間、母ちゃんが驚いたように目を見開いた。
「いいのかい? こんな面倒ごとを頼んじまっても?」
「はい。人に教えることで自分への理解も深まりますし、問題ありませんよ」
「ぼ、ボクもっ! ボクも協力しまふっ!」
「メイちゃん、ヨウコちゃん……かたじけねぇっ!」
母ちゃんは目尻に浮かんだ涙を指先で拭いながら、片手でパァンッ! と勢いよく膝を打った。
「よしっ! 愚息のサポートは2人に任せたっ!」
「美人ちゃん、ワンコちゃん、2人とも頑張ってくれ! ……いやほんとマジでッ!?」
当事者である弟よりも必死な形相で、古羊姉妹に詰め寄る姉ちゃん。
そんなマイファミリーに向かって、ふんすっ! と鼻息を荒げながら「が、頑張りますっ!」と小さくガッツポーズをするよこたんと、「最善を尽くしてみせます」と猫を被り静かに微笑む古羊。
おかげで2人の好感度はメーターを振り切る勢いで急上昇だ。
これがギャルゲーなら、確実に『母ちゃんルート』と『姉ちゃんルート』を踏破する勢いである。
「うぅ……古羊、よこたん。かたじけねぇ、かたじけねぇよぉ……」
「大丈夫っ! 気にしなくていいよ、ししょーっ!」
「まぁ生徒会役員が赤点を取るなんてメンツに関わりますからね、今回だけですよ」
そう言ってニッコリと微笑む2人が、もうただの『天使』と『女神』さまにしか見えない。
ありがとう、ありがとう2人ともっ!
……ただ、気のせいかな?
俺の外堀の埋め立て工事が、急ピッチで進んでいるような気がするんですけど?
俺の思い違いだよね?
大丈夫だよね?
信じていいんだよねっ!?
……こほんっ。ま、まぁ何はともあれっ!
こうして双子姫監修のもと、俺の『ドキドキ☆テスト大作戦っ!』の火蓋は切って落とされたのであった。
「ほんとだわ。ペンチを取りに行ったあたしの労力を返して欲しいわ」
「誠に申し訳ありませんでした……」
釈明すること約5分。
俺は双子姫が見ている目の前で、堂々と母ちゃんと姉ちゃんに向かって土下座していた。
「あ、あの? あまりししょー――シロウ君を責めないであげてください。もとはと言えば、協力したボクにも責任が……」
「いいんですよ洋子、フォローしなくても。アレは自業自得ですから」
オロオロするよこたんを、やんわりと窘める古羊。
よこたん……おまえは本当にいいヤツだなぁ。
今度アイスでも奢ってやろう。
だが古羊、テメェはダメだ。
あとで覚えておけよゴルァ?
心の中で虚乳美少女を責めていると、母ちゃんが「ふぅ」と小さくため息をこぼした。
「シロウに彼女が出来ていたなら大目に見ようと思ったが、これは本来の予定通り、ミッションを進めるしかないようだな」
「ミッション?」
なにソレ? と俺が口を開くよりもはやく、母ちゃんがゴミ虫を見るような視線で、愛しの息子を見下ろしてきた。
「なぁ息子よ? なんでお母ちゃんが出張を切り上げて帰ってきたか、分かるか?」
「か、カワイイ息子の顔が見たくて、戻って来たんじゃ……?」
「こういうコトを本気で言えるのが、大神くんの凄い所ですよね」
「ダメだよメイちゃん、勝手に割りこんじゃ。今は大人しくしてよ?」
「肉うめぇっ!」
茶々を入れる姉を窘める妹。
そんな2人を無視して、パクパクとキムチ鍋を食していくマイ・シスター。
自由過ぎません、ウチの家族?
英語で言うとフリーダム。ガ●ダムである。
……違うか? 違うな。
「シロウ。テメェ、この間の期末の成績……ありゃなんだ?」
「……ごめん母ちゃん。最近耳が悪くて、上手く聞き取れないや」
「耳が悪いくらいなんだっ! こちとら息子の頭が悪いんだよっ!」
なんか上手い感じで返されてしまった。
ごめんね、息子の頭が悪くて?
でも母ちゃんは口が悪いよ?
「お母ちゃん、出張前に『テストで赤点とるのも禁止』って言ってたよなぁ? テメェ、この間の期末、赤点何個とった? おっ?」
「グッ!? それはその……テヘッ♪」
「『グッ』じゃねぇんだよ『愚』なんだよなぁ三下ぁ! 赤点が3個もあるってどういうことだ、あぁん?」
まるでヤクザのカチコミよろしく、烈火の如く怒り狂うマイマザー。
う~ん、自分の息子を「三下」呼ばわりする母親なんて、中々見られるものじゃない。
助けを求めようにも、よこたんは俺たちを見て「あばばばばっ!?」とオロオロしているし、チーム『お姉ちゃんズ』に至っては「美味しいですね、コレ!」「だろぉ? いいキムチ使ってんだ!」とキムチ鍋にうつつを抜かしている始末だ。
もう信じられるのは自分しか居ない。
頑張れ、俺っ!
「シロウ……別にお母ちゃんも鬼じゃない。1つも赤点を取るな、とは言わないさ」
「母ちゃん」
「ただ、取るなら死を覚悟しろと言っているだけで」
「……母ちゃん」
それは世間一般的に言えば「1つも取るな」と言っているのと、同義ではなかろうか?
「わ、わかったよ。次の中間から頑張るから、もう許してくれよ……」
「ほぅ、もう赤点は取らないと、約束できるんだな?」
「出来る出来る。なんだったら学年順位で100位以内には入ってみせるから……だからもう勘弁してくれよ」
「ほう……全体順位300位ジャストのワーストトップ10が、大きく出たじゃないか。面白い、ほんとに約束できるんだな?」
俺は「出来る」と小さく頷いた。
もちろんこんなモノ、古羊の胸パッドと同じく、その場しのぎの真っ赤なウソである。
こちとらお腹がペコペコなんだ。
さっさと母ちゃんとの会話を終了して、俺もキムチ鍋が食べたい。
なんて雑な対応をしていたがために、俺はこのあと、今日1番の窮地に立たされることとなった。
「わかった、シロウの言葉を信じよう。ただし! もし、次の中間テストで学年順位100位以内に入っていなければ――お母ちゃんは出張を切り上げて、実家に戻るからな?」
「「うぇぇぇぇっ!?」」
俺と同じく、何故か古羊と美味しくキムチ鍋をつついていた姉ちゃんが驚きの声をあげた。
「ちょっ!? お母さん! これは愚弟だけの問題でしょ? それだけのために出張を切り上げるのはさすがに先方に失礼だって! だからソレだけは止めとこうよ! ね?」
「随分必死に喋るじゃないか我が娘よ。……さてはテメェ、また大学サボってネトゲにハマりやがったな?」
「うがっ!? そ、それはその……てへ♪」
「おいおい千和姉ちゃん、さすがに姉ちゃんの歳でそれはキチィよ?」
「黙りなさい愚弟」
ギロッ、と俺を睨みつける我がマイシスターこと大神千和21歳。
一昨年ネトゲにハマり過ぎて大学を休み過ぎた結果、半分以上の単位を落とした強者であり、またの名をネトゲジャンキーと言う。
そのあまりのハマりっぷりに、母ちゃんが本気でブチ切れ、マジで家族の縁が切れる5秒前だったのはいい思い出だ。
ちなみに余談だが、我が家の姉弟、というか主に俺だけだが、この家で生活するにあたって守らなければならないルールが1つだけ存在する。
それは、姉ちゃんがネトゲをしている最中は、隠密行動を基本とし、その存在の全てを秘匿とせよっ! という伊賀忍もビックリの鉄の掟である。
ちなみに破れば即切腹。
そんな傍若無人を絵に描いたような姉ちゃんが、責めるように俺に向かって口をひらいた。
「そもそも愚弟、テメェが赤点さえ取らなければ、こんな話にはならなかったんだろうがっ!」
どう落とし前をつけるつもりだ、あぁん? と瞳で語る大神家長女。
流石は母ちゃんのDNAを受け継いでいるだけあって、俺を責める姿がママンとソックリである。
「そもそも赤点を取るなんて常識が無いのよ、常識が。恥を知れ!」
「ネトゲを止めたくないがために、ペットボトルに小便をする姉ちゃんに言われたくねぇよ」
姉ちゃんの部屋に転がっていた黄色い液体が入ったペットボトルを見つけたときは、軽く姉弟の縁を切ろうかと思ったくらいだ。
そんなネトゲを止めたくないがために、女を辞めている我が家のリトルボスと睨みあっていると、「お黙り2人とも!」とビックボスの鋭い声が居間に轟いた。
「メイちゃんとヨウコちゃんが見ているでしょうが。我が家の恥を、コレ以上よそ様に晒すんじゃないよっ! ……ごめんねぇ2人とも、ウチの子どもたちが根っからの変態で?」
「い、いえそんな全然っ! た、楽しい家族ですね?」
もはや煽っているようにしか聞こえない妹ちゃんのリアクションの脇で、古羊が「ふむ……」と何か思案するような顔を浮かべていた。
かと思うと、急にニコパッ♪ と笑みを顔に張りつけ。
「蓮季さん。大神くんのテスト勉強なんですがね? もしよろしければ、わたしが面倒を見ましょうか?」
と言った。
瞬間、母ちゃんが驚いたように目を見開いた。
「いいのかい? こんな面倒ごとを頼んじまっても?」
「はい。人に教えることで自分への理解も深まりますし、問題ありませんよ」
「ぼ、ボクもっ! ボクも協力しまふっ!」
「メイちゃん、ヨウコちゃん……かたじけねぇっ!」
母ちゃんは目尻に浮かんだ涙を指先で拭いながら、片手でパァンッ! と勢いよく膝を打った。
「よしっ! 愚息のサポートは2人に任せたっ!」
「美人ちゃん、ワンコちゃん、2人とも頑張ってくれ! ……いやほんとマジでッ!?」
当事者である弟よりも必死な形相で、古羊姉妹に詰め寄る姉ちゃん。
そんなマイファミリーに向かって、ふんすっ! と鼻息を荒げながら「が、頑張りますっ!」と小さくガッツポーズをするよこたんと、「最善を尽くしてみせます」と猫を被り静かに微笑む古羊。
おかげで2人の好感度はメーターを振り切る勢いで急上昇だ。
これがギャルゲーなら、確実に『母ちゃんルート』と『姉ちゃんルート』を踏破する勢いである。
「うぅ……古羊、よこたん。かたじけねぇ、かたじけねぇよぉ……」
「大丈夫っ! 気にしなくていいよ、ししょーっ!」
「まぁ生徒会役員が赤点を取るなんてメンツに関わりますからね、今回だけですよ」
そう言ってニッコリと微笑む2人が、もうただの『天使』と『女神』さまにしか見えない。
ありがとう、ありがとう2人ともっ!
……ただ、気のせいかな?
俺の外堀の埋め立て工事が、急ピッチで進んでいるような気がするんですけど?
俺の思い違いだよね?
大丈夫だよね?
信じていいんだよねっ!?
……こほんっ。ま、まぁ何はともあれっ!
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