『番』という存在

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幸せな日常

結婚式準備

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溺愛を前面に出したつもりです。
お楽しみください!

この後12:00、18:00 に続きの番外編を投稿します!

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「リアリー!こっちにする?それともこっち?いや、こっちの方が可愛いな…いや、でもやっぱりこっちも捨てがたい…」

「カインさん!こんなには無理ですって!どれだけお金かけるつもりですか!」

「何言っているの?俺がリアリーにかけるお金をケチるとでも?」

「いや、そういうことじゃなくて…だって、こんなにたくさんあっても全部お披露目できないじゃないですか!」

「それは問題ない。普段着に来てくれれば問題ないよ!」

「いや、こんな高価なドレス普段着にしたらバチが当たりますよ!」

「なんで?俺のリアリーは世界一可愛いんだから俺の前で着飾って見せて?」

カインさんが上目遣いでふさふさなお耳をぺたんとさせてこちらを見てきた。

……ずるい。これでは断れない。

「…もう、わかりましたよ…」

その瞬間、ぱあぁっと笑顔で耳もピンと立てておまけにふっさふさの尻尾をブンブン振りながら抱きしめてきた。

「リアリー…俺のリアリ~。本当に可愛い。もう閉じ込めちゃいたい…大好き、大好き…」

ヒト族なら、こんなに愛情表現してくれないけど獣人で、しかも狼獣人だから、すごい愛情表現をしてくれる。それが今の私にはとても嬉しくて恥ずかしいけど、ぎゅうっと抱きしめ返して答えようにしている。もっとちゃんと言葉にしたいけど…まだ恥ずかしい。


私たちは、今、結婚式の準備中です…。母娘は魅了のピアスを使用していたことについてと、あと色々余罪が出てきたので、辺境の地で死ぬまでタダ働きさせられるみたいです。これは、カインさんや陛下が決めたことなので私に反論はありません。お父様は、魅了された被害者なので罪にはなりませんでしたが、無罪というわけにもいかず、減俸になったみたいです。

あと、カインさんは第3王子なのでリングドルク伯爵家に婿入りという形になりますが、これからどうなるか分からないのでカインさんの王位継承権はそのままです。なので、伯爵家といえども、身分的には公爵家と同等ぐらいになると思います。ちょっと荷が重いかもしれませんがこれからの幸せのために頑張ります!


「あー。リアリー、ちょっと休憩しようか。リアリーを抱きしめたい。」

抱きしめ返したのが原因なのか、お姫様抱っこに抱きなおされてソファに移動した。

「誰かいる?ちょっと休憩するからお茶をお願いできるかな?」

チリン…とベルを鳴らしてメイドにお茶を頼んだカインさんは私を膝の上に乗せて頭をなでながらたくさんキスをしてきた。

「ちょっカインさん⁉︎ちょっと待って、メイドが来るから、見てるから、恥ずかしい。」

慌てて抵抗して、抱っこされたままだけどカインさんの胸に顔を埋めてキスを回避した。

「失礼いたします。お茶とお菓子を持ってまいりました。あら、リアリーお嬢様どうされたのですか?もう、みんな微笑ましく思っていますし、何よりお嬢様が幸せなのが私たちは何より嬉しいのですよ。ですから、恥ずかしがらずに、思う存分いちゃいちゃしてください。」

晴れて私の専属メイドとして戻ってきてくれたアンが笑顔で言ってきたけど、そういう問題じゃない…こっちは恥ずか死ぬ寸前なのに…

「ほーら、アンもこう言ってるしいちゃいちゃしよ?こっち向いて、ね?」

「私だって、カインさんのこ大好きですよ?だけど、恥ずかしいんです!今日はこれで我慢してください!」

ちゅっとほっぺたにキスをすると、カインさんが赤くなって

「…ほんとに可愛い。もうどうしてくれるの?本当に閉じ込めたくなる…」

ボソッと何か言っていたがよく聞こえなかった。けど、さっきより強い力で抱き締めてきた。

「うん、リアリー大好き。…そしたら、休憩終わり!またドレス選び再開だ!」

「えぇ⁉︎まだ選ぶんですか?もう式まであんまり時間ないですよ?早く決めないと。」

「ん?ドレスのこと?いや、それはもう頼んであるよ。さっきデザインが見てたのも全部注文したやつ。式で着るのを選んでただけだよ?そこはリアリーと一緒に決めたかったし。」

それがさも当然のような顔で言ってきたが流石にびっくりだ。

「えぇ⁉︎全部頼んであるんですか?嘘、こんなに?」

「お嬢様は愛されてますねぇ。」

アンが微笑ましそうにそんなことを言ってくる。

「気に入ってくれた?もし、違うのがよかったらまた頼もう?リアリーの喜ぶかをもっと見たい。」

「もう!すっごい嬉しいですけど先に言ってください。心臓に悪いです。」

「ごめんね。デザイン見てたらリアリーが来たら可愛いだろうなって思って頼んじゃった。」

私は、またカインさんにぎゅっとして、

「とっても嬉しいです…ありがとう、カインさん」

「うん。もっとわがまま言っていいんだからね?俺はリアリーのわがままとか大歓迎だし、もっと笑って欲しいし、一緒に幸せになりたいから。」

お互いにぎゅっとしながら、カインさんの尻尾まで私を抱きしめてくれて幸せを感じていた。

少しして、カインさんが体を離して、少し寂しそうにいった。

「じゃあ、今日はそろそろ帰るよ。まだ少し仕事も残っているし、式の準備もあるからね。」

「はい、お気をつけて。あの…このデザイン画の中から結婚式に着たいドレス決めておきますね…」

「うん、そしたらそれに合わせて俺の衣装も合わせよう。…じゃあ、また明日ねリアリー、愛してるよ…」

ちゅっとおでこにキスをしてカインさんは帰っていった。

顔が真っ赤になりながらソファに座っていると、アンが近寄ってきた。

「お嬢様、こちらをどうぞ。少しは、落ち着けると思いますよ。」

「ありがとう、アン。あと…戻ってきてくれてありがとう…辛い思いをしたのに…その…すごく嬉しかったわ…まだ言えてなかったなと思って。」

「とんでもございませんよ。私は、お嬢様の元を離れてもお嬢様の専属メイドですよ。ずっとお嬢様にお使えいたします。」

「ふふ、さっ!式で着るドレス決めないとね。アン、あなたの意見も聞かせてくれる?」

「もちろんですよ。小さい頃からお嬢様に似合うドレスを選んできたのは私ですからね。」

そのあとは、お父様が帰ってくるまでアンと一緒にドレス選びをしていた。

お父様は帰ってきて最初に私のところにただいまの挨拶に来てくれるから、その時にデザイン画を見せてカインさんが作ってくれたことを言ったら、「私も負けてられん!」と鼻息荒くしながらセバスチャンを読呼んでいた。どうしたんだろう?

「ふふ、お嬢様は旦那様にも愛されていますね。」

アンが小さい声で言っていたが全然聞こえなかった。

……結婚式楽しみだな……



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