何かを成す際には準備と情報共有が大事です

鳥類

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情報共有は基本ですわ

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「俺には心から愛する女性が居る! だから、お前とは白い結婚となる。俺から愛されるなどと、間違っても期待するな。そして、俺と彼女の邪魔をするな!」

 結婚という、ライフイベントとしてはかなり大きなイベントを滞りなく終えるため、面倒くさい準備をほぼ一人でこなし、本番も如才なく済ませ、クタクタなところで最後の大仕事…と気力を振り絞って『夫婦の寝室ここ』に来たわたくしに、今日夫となったハズの男からかけられた言葉がコレ。

「…バカなんですの?」

「なっ! 何だと?! 全く、可愛げも何も合ったモンじゃないな!」

 ぎゃーぎゃーと喚く夫(仮)。いや、本当煩いですわね。わたくし、もう寝たいんですわ。

「…明日! 14時にサロンにいらして。もちろん、その『愛する女性』とやらもご一緒にです。よろしいですわね? じゃぁお休みなさいませ」

 バン! と音がするほど激しく扉を閉める。はしたなかったですわね。反省反省(棒)
 自分で整えたわたくしの部屋へ戻り、簡単な手紙を書いて私の愛鳥の足に括り付けると、外へと飛ばす。
 宵闇に沈む空にその姿が消えたのを見送ってから、わたくしはベッドに潜り込んで眠りにつきました。






 わたくしはこの王国の公爵家に生を受けました。
 この王国では『魔法』を重用しており、魔力の強さを重要視しております。
 我が公爵家はご多分に洩れず、父は優秀な魔法使いで、弟子も多く従える大魔法使い、兄は剣技に秀でていたため、騎士団へ入り、現在は魔剣士として近衛の任についております。

 そんな家に…わたくしは魔力無しで生まれた。

 わたくしに魔力が無いと判明した際は大騒ぎだったそうです。一時、処分も視野に入れたとのこと。
 ですが、母がわたくしを産んで体調を崩し、わたくし以降の子を望めないと知った父は、『魔力無し』では無く、『魔力が弱い』と誤魔化して金があるところへ嫁がせる駒として生かすことにしたのです。

 …父は、魔法の才はあれど、公爵として領民を導く才はございませんものね。ちなみに兄もですわ。

 なので、我が公爵家は公爵家のクセにカッツカツですの。

 幼い頃は、わたくしが『魔力無し』で生まれたから愛されないのだ…と、悲しみに暮れておりましたけど…7歳程度で諦めましたわ。
 5歳くらいから始まった淑女教育と勉学で、知識を得る喜びを知り、魔法より領地経営とかの方が生産的だわ、と言うことに気づいたから。
 勉学も、初めのうちは、色々なことが出来るようになったことを両親に伝えて褒めてもらおうと思っていましたけど…拙い魔法を繰り出す兄の方ばかりを褒めるのを見ているうちに…醒めましたの。

 アホらしい、と。

 それに、よく考えてみたら、わたくし、公爵令嬢ですから、生活魔法とか使えなくても何一つ困りません。
 だったら、魔法以外でやれることをやればいいんですわ。

 10歳くらいから、領地の事や我が家の資金繰りについてなど、一手に任されていた家宰を教育係として色々学びました。楽しい日々でした。

 傾きかけた我が家の家計が持ち直した頃…いきなりもたらされたのが今回の伯爵家との婚姻でした。



 お相手のお家は、北の国境付近での小競り合いで武勲をあげて陞爵された伯爵家。因みにまだ歴史も浅い新興貴族。でも領に特産品をお持ちでお金はお持ちです。

 別に否やはありませんわ。
 あちらは『公爵家』という後ろ盾。こちらは『資金』。
 まぁ資金といっても、わたくしは『弱魔力(本当は魔力無し)』の無価値な令嬢。現金としての持参金の免除。代わりとなる領地の一部。それと、公爵領での販売流通の許可。

 これをもっての、放逐、という名の婚姻。

 父は穀潰しが居なくなると喜び、兄は『弱魔力の身内』への憐れみが無くなると喜び。母は…わかりませんわね、ずっと没交渉でしたもの。
 唯一、家宰が泣きそうになってましたけど(笑)


 こういう経緯での婚約・婚姻でしたから、お相手の方との交流もほとんどございませんでしたの。
 義理の父となる伯爵さまとは商談で顔を合わせる機会はありましたけど。実力主義な良い方ですわ。
 短い婚約期間にあちこちへの連絡や交渉、式場や人員の手配、お義父さまとの折衝…大忙しの毎日を過ごした集大成とも言える結婚式でしたのよ。






 朝の優しい光がカーテンの隙間から差し込んでいる時刻に目が覚めました。コツ、コツ、と窓を叩く音が聞こえたからですわね。まだ侍女もやって来てない時間のようですわ。

「お帰りなさい。お疲れさま」

 窓を開けて愛鳥を呼び入れます。魔鳥の血を引くこの子は通信魔法を使えないわたくしのよき相棒でありお友だちです。
 足に括り付けられた手紙の内容に満足し、朝の支度のために侍女を呼びます。今日はまた忙しくなりそうですわ。

 気合いを入れていかなくてはね!







「全く! 俺の都合も聞かず有無を言わせず予定を入れるとは! 本当にお前は傲慢だな! もう公爵家の人間では無いんだぞ?! 我が家へ嫁いだからには我儘は言わさんぞ!」

 定刻になる前に連絡を入れていたお客さまがお越しになったので共にサロンに足を運んだところでこの言い草です。

「…お黙りになって? 話が進みませんの」

 派手なドレスをお召しになったお嬢さんの肩を愛おしげに抱きながら、わたくしへ怨嗟の視線を向けて言い放つ夫(仮)を、その女性と共にサロンへ押し込みます。
 彼らと向かい合ってソファに腰を下ろし、わたくしの横に人一人分空けてお客さまが腰を下ろします。
 そして、いくつかの書類をテーブルへと載せ、お茶を用意して来たメイドが下がったところで話を切り出しました。

「これが、今回用意した契約書ですわ」
「…契約書…? 何の事だ…?」

 …頭が弱くていらっしゃるわね。話が進みません…。

「旦那さま…一応昨日正式に結婚いたしましたのでそう呼ばせていただきますわね。旦那さまは昨晩、わたくしとの婚姻は『白』を貫くと仰いましたわね?」
「当然だ! 俺には彼女しかいないからな!」
「…嬉しいっ…!!」

 そう言って隣に座った女性の腰を抱き、寄り添う二人。
 …あらやだ、茶番劇が始まりましたわ。面倒くさいですわね。

「そこは了解しました。ですから次の段階に移るために、ちょっと大人しく話を聞いていただけます?」

 茶番は要らないんですの。

「…次の段階…? お前が了承した以上、それで良かろう?」

「…バカなんですの?」

 あら、また口から出てしまいましたわね。そしてまたぎゃーぎゃー言ってますわ。今回二倍で余計に煩いですわ。

「お黙りになって? わたくしが了承したからこそ、今後のことをきちんと決めて契約し、関係者全員が内容を把握・了承・遵守しなければ意味がありませんわ」
「はぁ? 何を言ってる? 契約なんぞせずとも、お前が弁えて大人しくしていればいいだけの事だろうが!」
「そうよそうよ! あんたみたいな頭でっかちは黙ってなさいよ! 可愛くも無いクセに!」

「バカなんですの? そちらこそもう少し弁えていただける?」

 この方々…思った以上にあんぽんたんですわ…。騒ぐしかできないのかしら…。

「今、わたくしが『弁えて大人しく』とかつまらんコト…あら失礼、道理の通らない事をおっしゃいましたけど、そんな簡単な話じゃございませんのよ」

 軽い調子で『白い結婚』で済ませる、とか、愛する人が他に居るから愛を求めるな、とか言われましてもね。愛とかどうでもよろしいのよ。

「まず、私と『白』を貫くと言う事は、後継ぎはそちらの女性との子を、と言う事ですわよね?」
「そうだ! 俺は彼女しか抱かない!」
「さようですか。どうでもよろしいわ。でしたら、契約書にその旨記載しますわ。そして、彼女のご両親と旦那さまのご両親の了承が必要ですわね。それはお二人にお任せしますので、きちんとこの書類にサインをいただいて来てください」

 わたくしは用意しておいた契約用紙をお二人それぞれの前に差し出す。

「はぁ?! 何を言ってる?!」
「ちょっ…! 何でここで私の親の話が出るのよ?!」

「…バカなんですの…?」

 わたくし、すでに疲労困憊ですわ…。煩さで耳が痛いですし、隣から憐れみの視線を感じますわね…。

「この婚姻は、『公爵家』と『伯爵家』の間で交わされたモノですの。にも関わらず、あなた方は『伯爵家』の血は引けども『公爵家』の血を引かない子を跡取りにする、と仰った。わたくしは確かにこちらに嫁いで『公爵家』からは籍を抜いておりますけど…『伯爵家の跡取り』として育てる以上、現在の伯爵家当主であるお義父さまの了承が必要なのは当然のことですわ」
「そ…それはっ…そうかもしれないが! だが、彼女の方は関係無いだろう?!」

「…ですから、バカなんですの?」

 本当に本当に、頭が弱くていらっしゃる…。
 そしてまたぎゃーぎゃーが始まりましたわ…。

「彼女の方は…あ、『婚家』の事を調べるのは当たり前ですから、あなたの氏素性は存じておりますわ。あなたのご実家、女の子しかおられませんわね? 総領娘としてお姉さまがおられて、ご婚約者もいらっしゃいますけど…まだご結婚しておられない。ですから、当然ながら後継ぎもいらっしゃらない。と言う事は、もしあなたがご出産されたとしたら…こちらでは正式に婚姻されての事ではありませんから、ご実家の方の後継ぎとしての資格を有すると言う事です。ですので、ちゃんと資格を放棄します、と言う了承を得ていただかないといけませんの」

 全然関係なくありませんのよ?

 ちなみに公爵家うちの方は、例えお兄さまに子が授からなかったとしても、今後一才関わらない、と言う契約をして出て来ておりますわ☆

「そっ…それなら、契約と言っても…俺と彼女とお前だけで『秘密を漏らさない』という契約をすればいい事だろう?! 幸いお前と彼女は髪の色と目の色にそこまで差は無い。もちろん彼女の方が美しいがな! …そして…彼女には気の毒だが、愛人という立場に…」
「…わっ…私…、あなたと大手を振って一緒にいられなくても…我慢するわ…! あなたを愛しているもの…!」

 …また茶番劇が始まってしまいましたわ…。鬱陶しいですわね…。

「それならそれで、やはり義両親の了承と、今現在屋敷に居る使用人とも契約しなくてはなりませんわ」
「「な、何故?!」」

「このセリフ飽きて来ましたわ…。で、バカなんですの?」

 ぎゃーぎゃーまでがワンセットですわね。煩さすぎですわ…。

「わたくしはいずれ正式に伯爵家の女主人となりますけど、先程も申しましたけど、現在の当主はお義父さまで、女主人はお義母さまです。今屋敷の使用人を束ねているのはお義父さま。という事は、子が出来た時にあなたの世話をする使用人も、子が生まれた際に乳母を手配するのもお義母さま。わたくしやあなた方が黙っていたからと言って、バレない訳はありませんわ。ですから、最初からきちんと情報共有お話ししておくべきだと申し上げてますのよ」

「「…………」」

 あら、黙りましたわね。静かでよろしいわ。

「さて、お二人がすべき事はお伝えした通りです。今までお話しした内容を記載したその契約書は、今回の内容が公正であると証明していただくためにお越しいただいた魔法省法律事務課の職員である彼の魔力を込めてありますので、ご両親にサインをいただいた時点で有効となりますわ。私のサインはもうすでにしておりますのでご心配には及びません」

「「…………」」

 まだ大人しいですわね。今のうちに言いたいこと言っとくべきですわねー。
 あ、ちなみに『お客さま』にご足労いただいた理由は、わたくしだけだと契約魔法を使えないからですわ。言いませんけど☆

「わたくしからは以上です。契約が締結したらわたくしの手元にあるモノも有効になることでわかりますから、そうなった事を確認次第、お仕事しますわね。それまではお部屋で大人しくしておりますわ。ではご機嫌よう」

 さっさと片付けてお客さまと共に部屋を後にします。あ、契約書の保管よろしくお願いしますわね。私、保存魔法とか使えませんから、破損とかされたら目も当てられませんもの。

 うふふ、煩い方々は置いておいて、まったりしましょうかね。





 結局、旦那さまと彼女は、意を決してご両親にサインを貰いに行って…大目玉食らったそうですわ。

 本物のバカだったんですのね…。

 わたくし、義両親と彼女のご両親に頭を下げられましたわ。ちょっといい気分でしたわー。内緒ですけど☆

 旦那さまはお義父さまに引きずられて行き、現在ビッシバシと再教育と言う名のお勉強中。分刻みのスケジュールみたいです。ご愁傷さまですわ。
 彼女の方は、当たり前ですけどご実家へ送り返されました。その後すぐ、遠くの方へ嫁がれたとの事。嫁ぎ先のお名前を伺って、大丈夫かしら…と思いましたけど、彼女は図太くていらっしゃるからきっと大丈夫ね。お幸せにー。

 私の方は、持参金代わりに持ってきた領地を好きにしていいという承諾と、旦那さまが使い物になるまで、お義父さまのお仕事の手伝いをする権利をもぎ取りました。
 領地がうまく回るようになったら、その収益で公爵家の家宰を引き抜いて、わたくしの補佐にするつもりですわ。彼が抜けたら公爵家がどうなるかわかりませんけど、知ったこっちゃありませんわ☆


 さぁ、今日も一日頑張りましょう!

 何かする時にはきちんと契約書を用意して、関係者全員としっかり情報共有するのが大事ですわね。ご利用はご計画的に、ですわ(笑)




 それでは皆さま、ご機嫌よう☆
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感想 1

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みんなの感想(1件)

麟華
2021.09.04 麟華

先ず忘れないうちに誤字報告です。
お母様とは【某交渉】ではなく【没交渉】ではないかと。

何でこの家は跡取りの教育を今までしなかったのか不思議ですね。
公爵家がこれからどうなるのか(どう堕ちていくのか)が知りたいです😁

2021.09.04 鳥類

感想ありがとうございます。
誤字指摘ありがとうございます!直しました!
…ただ、たまに直したはずなのに直ってない時あって怖い…。
きっと教育はしてたんでしょうけど、甘ちゃんだったんでしょう(大笑)
公爵家は…そのうちきっとうっきうきの主人公に経済的に追い詰められる…(大笑)

解除

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