もしかして私ってヒロイン?ざまぁなんてごめんです

もきち

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第67話

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 皆と再会したリアは心の余裕が出来た事で叔父に思っている事を言ってみた。
「叔父様、家を提供してくださったのは有難いのですが、少々狭いのでは…」

 間取りは個室が2つしかなく1つは両親が使い、残りの1つの部屋は女性と子供が使っていた。男どもはリビングで雑魚寝状態だった。
「まぁ…申し訳ないがこちらも派手に手を貸すことはなかなか…」
 ショーンは素直に聞いて来るリアにお手上げ状態だった。

「アリアナったら!ごめんなさいね、ショーン。家を貸して貰えただけでとても助かったのよ。私たちの資金はモグリベルの銀行で凍結しているの。家の金庫にあった金貨も少しの間捕まっている時に強盗にあったようでもうなかったのよ。少しの資金は持ち出せたんだけど…」
 母があの時の状態を話した。

「そうだったのか、申し訳ない姉さん。あれだけ稼いでいたのに資金が無いわけないと思い込んでいたよ。あまり頼られると困ると思って邸には入れなかったんだ。すまない」
「私たちは平民よ。貴族のあなたの邸に住める訳ないわ。ショーンには感謝してる」
「そうよ。もう少し頑張れば3部屋ある部屋に引っ越せそうだったものね。あ、アリアナが戻って来るなら4部屋必要ね」
 エルトワが言った。

「叔父様、ごめんなさい。余計な事言いました。トワ姉さま、私の事はいいの。宿を取るし家も自分でなんとかするわ」
「アリアナ、また皆で暮らしたいわ」
「トワ姉さま…」

 ショーンが一緒に来たのは今後の事を話し合いに来たのだ。皆それぞれに家庭がある。姉妹仲良く皆一緒にと言う訳には行かないだろう。

 義兄たちは山に残って茶葉の作業を見て貰う事になった。事業を手伝ってもらうにせよ茶葉の事が分からなければ仕事は出来ない。そこで山の作業にたずさわって貰ったのだという。
「私たちもそれで構いません。貴族と言っても私の実家は資金なんてありませんでしたから農作業を手伝ったりしていたんです。仕事をさせて貰えて家族でいられるのでしたらそれでいいです」
「私もです」
 義兄のマルクスとジョージは残る事に反論はなかった。という事で2組の若夫婦がここに残って両親は王都で叔父の下で働く事になりそうだ。

 リアはというとモジャのツリーハウスで過ごしたいようだった。
「婿はどうするのだ」
 やはりまだ女性が一生独り身である事は納得がいかないのだろう。父リベルが心配そうに聞いた。
「それはこれから探します」
「王都は門から結構離れておる。毎日森まで帰るのは大変じゃないのか?」
 叔父が言う。
「用事があるときだけ王都に来るわ。後、違う都市にも行ってみたいし」
「楽しそうね」
「お母様も来る?」
「行きたいわ」
 

「アリアナ、あの兵士の話はどうした。その兵士に遺品を返すんだろう?」
「そうでした。それが解決したらこれからの事を考えます。叔父様や家族にも会えたし、モグリベルから解決した方がいいよね。叔父様の所にきた王族の人?その人と話が出来たらいいんだけど…」
「ああ、昨日王都の邸にその王族が来たと執事がメール便で連絡してきたよ。また来るだろう。大丈夫私がいる。連れ戻させたりしない」
「私達も同行してもいいかね」
 父が言う。
「もちろん」
 叔父は頷く。
「追い返してやるわ!」
 母が力込めて言った。
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