もしかして私ってヒロイン?ざまぁなんてごめんです

もきち

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第68話

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 ショーンとリアはその日は王都の宿に戻った。翌日に両親と迎えに戻り、叔父と共に王都の邸に戻る事になった。
 王都に戻りヨモの店に叔父と両親で訪れた。ショーンは進んでカウンター席に座りヨモと楽しそうに話をしている。プロポーズも近いかもしれない。

 両親とリアはテーブル席で過ごしカウンターでショーンがまったりとしていると二人組みのイケメンが入って来た。なぜ気が付いたかと言うと周りの女性がザワザワし始めたからだ。
「おや、あのふたりは…」
 ショーンはすばやくリアを見た。黒のショールを巻いている事を確認した。そして少しホッとして二人が近づいて来るのを待った。

 ふたりのイケメンはショーンに気が付き話しかけてきた。

「おや?ショーン・コバック男爵?これは偶然ですね。お会いしたいと思っていたんですよ。お供も付けずおひとりでこちらに?」
 男はキョロキョロと当たりを見渡し、テーブル席のひとりの女性に目を向けた。
 
「どうも、まだこちらに?」
 ショーンは男の目を追っている方向に目を向けた。そこにはリアがいた。
「ええ、我々は昨日、一昨日とお邸の方に伺ったのですが」
「予定に入っておりませんでしたが…」
「ええ、ですから門前払いと言うやつに合いましたよ」
 あはは、と若い男は笑った。

「それはうちの者が失礼した」
「いえ、なかなか平民の癖が抜けなくて困ってます」
 ショーンと話をしていても男の目はずっとリアの目が向いている。すでに目星が付いているという事だろう。
「邸に戻りお話しましょう」
「ご一緒しても?」
「定員オーバーですな」
 叔父の邸には馬車2台で向かう事になった。


 馬車の中でアリアナは叔父に告げる。
「あの人達が王族の人?」
「そうだが」
「あの…ひとりはあの助けてくれた兵士なんだけど…」
「「「え?」」」
「そういえば、ベルナル様は王族から一時期離れてされていたと聞いたな」
 父リベルが言う。
「では、その兵士の祖母は前王の王妃アルディア様か…そういえば魔術に長けていたと聞いた事があるな」
 ショーンが思い出しながら言う。
「ああ、モジャがアルディって言ってたわ」
 すべてが辻褄が合うような気がした。

 そりゃ、陛下と親しいはずだし、なんだかんだとリアの血を貰い受けたりと出来たはずである。占いをしていたというのは分からないが陛下はそれなりに信じていたようだし、そりゃ母親の言う事だしね、とも思う。

「なるほど…」
 ショーンも合点がいったようだ。
「アリアナの事はもう分かっているのかしら?」
 母イザベラが不安そうに誰に言うでもなく言った。
「それはそうだろうな。真っ先にリアを見ていたし、黒のショールの事も何か気が付いているのかもしれん」
「まあ、それじゃあ。モグリベルと兵士とで一気に今日で解決するわね」
「それは確かに」
 兵士を探し出さないでいいので楽は楽である。

 リアは黒のショールを取って二人を迎え入れた。
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