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-リアの画策-
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リアはモズを残して泣く泣く王都へ帰った。というか扉1枚ではあるが。
「済まない、アリアナ」
ショーンはリアに申し訳なさでいっぱいだった。
「すぐに終わらせてコスモポリタンに帰るわ」
「コスモポリタンが帰る場所になったんだね」
「え?」
「モズという青年に会ってみたいね」
「お母様も会いたいわ」
「ゴボン、お父様もいるからな」
「わかってる。彼もぜひ会いたいって言ってくれているから。でもその前にユリウスを何とかしないと…」
「会うだけだろう?アリアナになにが出来るんだ」
父は素っ頓狂な事を言う。
「どうせ、置いて帰るつもりでしょう?分かるわよ。私を生贄にするつもりでしょうね。それに乗って上げる。マオにももうこれで付きまとわれる事は無くなるわね」
「どういうことだね?」
「マオはモジャの事を知りたがってる。まあ、私が何か隠しているくらいしか分かってないと思うけど。いつか話してくれていると思っているわね。でも王族である限り言えないわ。絶対にガロが付いてくるもの」
リアは皆に説明をした。
「マオとはユリウスの所に私を置いて帰るならもう二度と会う事もないでしょう?私を売ったのだから、そんな人に秘密を言わなくてもいい事になる」
「そんなに簡単に納得するかね」
「叔父様も義理は果たすことになるのだから、王家からもうなにも言われなくなるでしょう?」
「…アリアナはどうやって脱出するのだね?モジャは助けてくれるのかい」
「ええ、大丈夫。もう一つの移動手段を私は持っているの」
「モジャのエキス以外にかい?」
「ええ、たぶんうまく行くと思うわ」
「教えてくれるかい?」
「知らない方がいいと思うけど…」
「アリアナ」
「分かった」
アリアナはオーロの事を言った。オーロの事は黙っていた。心配するだろうし、王都で暮らせと言われるかもしれない。モジャの所での暮らしに満足しているリアに取って王都は息苦しさがあった。
「はぁ、アリアナはどれほど驚かせてくれるのだね…」
「ごめんさない」
「その…オーロは大丈夫なのだね?」
「私の言う事は聞きます。でも会いたいとかは止めてね。オーロも人とあまり関わりたくはないと思うのよ。私と間接的に触れつつ人間界を見たいだけだと思うから」
「…」
ちょっと会いたいと思っていたショーン
「城に来てほしいそうだ」
リアが邸に戻って数日後、ショーンがリアに言った。
「どうして?」
「ドレスを作ったり、打ち合わせと言うものをしたいのではないか」
「…わかったわ」
そしてリアは登城した。王に会い、直接説得するように言われた。リアは「私の言葉を聞き入れるとは思いませんが試みる事は致します」そう返した。
リアは城にはモジャのエキスは使わなかった。どこかで見られるかもしれないと思ったからだった。いつでもどこでも見張りはいるのだ。そして侍女を下がらせ城に用意された部屋でリアはひと息吐いた。
「リア、いいかい?」
マオだ。リアの部屋に訪ねて来た。
「どうぞ」
「リア、辛い思いさせて悪いね。ユリウスに会うなんて嫌だろう?」
「もちろん、嫌です。でも陛下の命では仕方ないわ」
「…済まない。リアとはゆっくりと話をする機会がなかった。家族と再会したんだろう?よかった」
「ええ、ありがとう。叔父様が家族と再会させてくれました。すべて叔父様のおかげよ」
「それもそうだけど、俺がコバック家に連れて行ったってのはないのかい?」
「別にひとりでも行けたもの。マオが勝手に付いてきたんでしょ?」
「しかし、スムーズにいっただろう?」
「まぁそれは確かに…」
「君の秘密を話す気にはなれない?」
「女の秘密は好きな男に明かすものよ。誰にでも明かすものではないわ」
「俺は命の恩人だぜ?ときめいたりしただろう?」
「ガロで吹き飛んでしまったわ」
「俺はガロではないだろう!」
「ガロは部下なんでしょう?部下を抑えられないだなんて上司失格では?」
「ガロの上司は陛下だ。俺じゃない」
「あら、信頼されてないのね、マオって。見掛け倒しだわ、ガッカリ」
「君の女の秘密ではなくて、君の裏にある秘密が知りたんだ。絶対に誰にも話さないと約束するぞ」
その言い方は女性を前にして失礼である。という事にはマオは気が付かない。
「…絶対はないわ」
「俺が言えば絶対だ」
「条件がある」
「なに?」
「アンバーで私を助けてほしい」
「…どういう事だい?」
「ユリウスに私を引き渡すんでしょう?」
「いや、説得して貰うだけだ」
「2つの目を持っていてもマオは嘘が下手だわ。王家は私を生贄にしてアンバーを取り返そうとしているわよね?」
「いや…それは」
「私を家族の元に連れ帰ってくれたら私の秘密を教えてもいい」
「…」
「もう二度と私に会う事もなくなるから今日は秘密を聞きに来たの?」
「…違う」
「じゃあ、アンバーから帰ってきたらでいいわよね?ではごきげんよう、マオ」
リアはマオを部屋から追い出した。
どうせ、マオは国のためにどうする事も出来ない。マオの件は片付いた。あとはユリウスだ。ユリウスの秘密を暴きに行こう。資金元はどうなっているのか知る必要がある。
「済まない、アリアナ」
ショーンはリアに申し訳なさでいっぱいだった。
「すぐに終わらせてコスモポリタンに帰るわ」
「コスモポリタンが帰る場所になったんだね」
「え?」
「モズという青年に会ってみたいね」
「お母様も会いたいわ」
「ゴボン、お父様もいるからな」
「わかってる。彼もぜひ会いたいって言ってくれているから。でもその前にユリウスを何とかしないと…」
「会うだけだろう?アリアナになにが出来るんだ」
父は素っ頓狂な事を言う。
「どうせ、置いて帰るつもりでしょう?分かるわよ。私を生贄にするつもりでしょうね。それに乗って上げる。マオにももうこれで付きまとわれる事は無くなるわね」
「どういうことだね?」
「マオはモジャの事を知りたがってる。まあ、私が何か隠しているくらいしか分かってないと思うけど。いつか話してくれていると思っているわね。でも王族である限り言えないわ。絶対にガロが付いてくるもの」
リアは皆に説明をした。
「マオとはユリウスの所に私を置いて帰るならもう二度と会う事もないでしょう?私を売ったのだから、そんな人に秘密を言わなくてもいい事になる」
「そんなに簡単に納得するかね」
「叔父様も義理は果たすことになるのだから、王家からもうなにも言われなくなるでしょう?」
「…アリアナはどうやって脱出するのだね?モジャは助けてくれるのかい」
「ええ、大丈夫。もう一つの移動手段を私は持っているの」
「モジャのエキス以外にかい?」
「ええ、たぶんうまく行くと思うわ」
「教えてくれるかい?」
「知らない方がいいと思うけど…」
「アリアナ」
「分かった」
アリアナはオーロの事を言った。オーロの事は黙っていた。心配するだろうし、王都で暮らせと言われるかもしれない。モジャの所での暮らしに満足しているリアに取って王都は息苦しさがあった。
「はぁ、アリアナはどれほど驚かせてくれるのだね…」
「ごめんさない」
「その…オーロは大丈夫なのだね?」
「私の言う事は聞きます。でも会いたいとかは止めてね。オーロも人とあまり関わりたくはないと思うのよ。私と間接的に触れつつ人間界を見たいだけだと思うから」
「…」
ちょっと会いたいと思っていたショーン
「城に来てほしいそうだ」
リアが邸に戻って数日後、ショーンがリアに言った。
「どうして?」
「ドレスを作ったり、打ち合わせと言うものをしたいのではないか」
「…わかったわ」
そしてリアは登城した。王に会い、直接説得するように言われた。リアは「私の言葉を聞き入れるとは思いませんが試みる事は致します」そう返した。
リアは城にはモジャのエキスは使わなかった。どこかで見られるかもしれないと思ったからだった。いつでもどこでも見張りはいるのだ。そして侍女を下がらせ城に用意された部屋でリアはひと息吐いた。
「リア、いいかい?」
マオだ。リアの部屋に訪ねて来た。
「どうぞ」
「リア、辛い思いさせて悪いね。ユリウスに会うなんて嫌だろう?」
「もちろん、嫌です。でも陛下の命では仕方ないわ」
「…済まない。リアとはゆっくりと話をする機会がなかった。家族と再会したんだろう?よかった」
「ええ、ありがとう。叔父様が家族と再会させてくれました。すべて叔父様のおかげよ」
「それもそうだけど、俺がコバック家に連れて行ったってのはないのかい?」
「別にひとりでも行けたもの。マオが勝手に付いてきたんでしょ?」
「しかし、スムーズにいっただろう?」
「まぁそれは確かに…」
「君の秘密を話す気にはなれない?」
「女の秘密は好きな男に明かすものよ。誰にでも明かすものではないわ」
「俺は命の恩人だぜ?ときめいたりしただろう?」
「ガロで吹き飛んでしまったわ」
「俺はガロではないだろう!」
「ガロは部下なんでしょう?部下を抑えられないだなんて上司失格では?」
「ガロの上司は陛下だ。俺じゃない」
「あら、信頼されてないのね、マオって。見掛け倒しだわ、ガッカリ」
「君の女の秘密ではなくて、君の裏にある秘密が知りたんだ。絶対に誰にも話さないと約束するぞ」
その言い方は女性を前にして失礼である。という事にはマオは気が付かない。
「…絶対はないわ」
「俺が言えば絶対だ」
「条件がある」
「なに?」
「アンバーで私を助けてほしい」
「…どういう事だい?」
「ユリウスに私を引き渡すんでしょう?」
「いや、説得して貰うだけだ」
「2つの目を持っていてもマオは嘘が下手だわ。王家は私を生贄にしてアンバーを取り返そうとしているわよね?」
「いや…それは」
「私を家族の元に連れ帰ってくれたら私の秘密を教えてもいい」
「…」
「もう二度と私に会う事もなくなるから今日は秘密を聞きに来たの?」
「…違う」
「じゃあ、アンバーから帰ってきたらでいいわよね?ではごきげんよう、マオ」
リアはマオを部屋から追い出した。
どうせ、マオは国のためにどうする事も出来ない。マオの件は片付いた。あとはユリウスだ。ユリウスの秘密を暴きに行こう。資金元はどうなっているのか知る必要がある。
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