婚約破棄ですか?それは死ぬ覚悟あっての話ですか?

R.K.

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エピローグ 許さない

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「なあ、姉が死んでからもう一年が経つ。いい加減、ヤらせてくれないか?」

「だ~め♡もう少し、ね?」

 大きな胸をたゆんと揺らし、彼女はそう言った。
 そのとき、だった。

『あんただ。やっと...みつけた...』

 聞き覚えのある低い声。
 辺りを見回しても誰もいない。
 気のせいかと胸の大きな彼女に視線を移そうとすると、またその声が聞こえてきた。

『お前を...殺す。ゆっくり、ゆっくりいたぶったあと、私が感じた痛みの数十倍の痛みを与えて殺す。絶対に、あんたを許さない』

 そこで俺は理解した。
 この声は、処刑された彼女の声なのだと。
 そして、これから彼女の復讐が始まるのだと。
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