今世は『私の理想』の容姿らしいけど‥到底認められないんです! 

文月

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今世は『私の理想』の容姿らしいけど‥到底認められないんです! 

ハヅキ、治療師への第一歩は学校から。

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「同じ年頃の子供に会うというならば学校に行かなければいけませんね‥」
 それに‥学校に行かないと魔法が使えないし‥いかないという選択肢はない。
 ハヅキには前世魔法を学んだ記憶があるので、学校に行かないと習えない、とは違う。
 この世界の魔法が前世と同じかどうかは分からないから何とも言えないのだが‥。
 とはいえ‥学校には行きたくない‥。
 ハヅキは、あからさまにしょんぼりした声で言った。
 同じ年頃の子供は‥(人生を何度も繰り返している自分と違って)純粋で素直だ‥というのは「貴族的言い回し」でぶっちゃけ、無遠慮で不躾で‥アレだ、礼儀やら思いやりがゼロって奴だ。
 奴らは、アホなんだよ。
 そんなこと言われたら、そんな顔で見られたら、(言われた、見られた)人がどんな気持ちになるのか‥、どんなに傷付くのか考えてないわけよ。
 想像しないワケよ。
 更に悪いことに、言った方は速攻忘れちゃうけど、いわれた‥傷つけられた人間は絶対に忘れられないわけだ。
 その時の状況まではっきりと‥更に悪いことに「酷い状況にパワーアップして」覚えてる。
 子供は‥怖い。
 子供は純粋で‥残酷だから。
 下手な大人より、純粋で素直な子供は扱い辛いわけなんですよ。
 もっとも‥何度も転生していると「ホントに純粋なものなんてあるのかな? 」とも思う。子供だから、とか『罪のない‥』所謂『善意の過失』なんて存在しなくて、子供だって立派に『悪意を持って』いるのが分かる。
 それは「育った環境(親子関係とか、家庭環境。兄弟が多いとか、他の兄妹が特に優秀でぐれた‥とか)」が関係してたり、その子の「生まれながらの性格」だったり‥なかなか「正真正銘ピュアで正しくて優しくて美しい心を持った子供」にお会いできることはない。そういう人間は寧ろ「作り込まれた」(親の)作品で、最も「純粋」とは程遠い気がする。まだ、「我儘で乱暴な子供」の方が純粋なんだろう。‥それがイイか悪いかは別の話だけど。
 作り込まれた作品かあ‥。
 (同じ作品でも、神様製である)自分はどうだろう? って考えても分からないんだけど。
 だって、(今まで転生してきたときの)記憶がないんだもの‥。
 記憶そのものは無くても、「怖い」って感覚は残ってる。具体的な記憶は残っていないけど、私が子供に対して感じる「怖い」って感覚‥それはつまり‥。
 ‥ソウイウコトなわけでしょ? 
「私は‥学校が怖いのです。
 学校には色んな子供がいるじゃないですか。中にはきっと嫌な子もいる‥
 私に意地悪を言って来るかもしれないでしょう?
 私は‥それが怖くて仕方がないのです。
 気にしない様にはしようと思いますよ? でも‥
 やっぱり‥気になっちゃうんです‥」
 感情がいっぱいになって溢れ出て、気が付くと頬を涙が伝っていた。両親と騎士、メイドたち全員が目を見開く。
 まさか!?
 ハヅキと今まで遊んでいた子供たちの中に「そんな子供」がいたというのか!? 只じゃ置かねえぞ‥
 全員が殺気だったのに気付いて、ハヅキが慌てて首を振る。
「いえ、今の遊び友だちはそんな子たちいません。
 でも、学校に行っている大きいお姉ちゃん(ハヅキの年上の遊び友だち。血縁関係はない)からそんな話を聞いたことがあります‥
 だから‥」
 そう「あたしの為に」選ばれた「安全な」「友だち」とは違う‥外の世界にはホントに「色んな子供」がいる。
 優しく、良心的な子供ばかりじゃない。「よく躾けられた」「貴族的な」子供ばかりじゃない。
 流石にお父様といえど、全員を調査して「コイツ気に入らないから入学禁止」というわけにはいかないだろう。
 だけど、子供は‥純粋(考えなし)でそれ故残酷だけど‥でも、大人なのに馬鹿な奴程「救いようがない」わけじゃない。
 例えば失礼なことを言われたあたしが「ああん!? お前‥死にてえのか?! 」(10回転生で培った「凄み」)って顔で睨んでやったら‥子供だったら生命の危機を(本能的に)感じて逃げるだろうけど、大人なのに馬鹿な奴はさ「出来るもんならやってみろや」って‥来るじゃない? 「子供がなめんじゃねえよ」「どうせ出来ねえだろ!? 口ばっかだろ!? 」って言うじゃない? ‥反省って奴を知らないんだよ。(悪いのは子供に悪口雑言言った自分なのにさ! )‥いいのか? ホントに「結構な目」に合わせるぞ? (← 物理。
 それに
 子供はさ「‥そんなこと言うなんて酷い」って涙の一つこぼしたら、‥性根が死に切ってる奴以外「悪いこと言ったな‥」って反省するよ。だけど、大人なのに馬鹿な奴は‥性根が死に切った子供同様「もっとやってやる」って‥面白がるじゃない。‥でも、そうなった場合、限度を知らない分子供の方が怖いだろうな。子供には「守るべき社会的地位」みたいなものがないしな。‥何かあっても「子供だから分からなかった」で済ませられるもんな。
 (まあ、なんにせよ)‥ホント、救いようがない。
 そりゃね、この世界はどれ程の倫理観があるのか分からないけど、普通はね「社会的におかしい行動」をとれば糾弾される。そこまではいかなくても社会的に非難される。
 但し、それは表向きだけだ。
 あたしみたいな「誰もが認めるアンチ顔」に対しては‥多少の暴言も「まあ‥仕方ないわな」って「ふんわり」無視される。見逃される。「慣れてるだろう」って軽くあしらわれる。「面倒はごめんだ」って嫌な顔をされる‥。
 薄笑する、嫌な顔する、冷たくあしらう‥言葉を発しない、人型をした「悪意」があたしの目の前に立つ‥そんな錯覚を覚えた。

 おもえば、今まで誰もあたしのことをホントの意味で守ってくれる者なんて‥いなかった気がする。

 今まで魂に刻み込まれた「嫌な感じ」(くどいようだが記憶ではなく、感覚的なもの)がぶわって襲って来て‥あたしは思わず崩れるように膝をついた。
 がくがくと震え出したあたしに両親が慌てて走り寄って来て、あたしを抱きしめた。
 血が引いた感覚がある。きっと今のあたしは「酷い顔」をしているだろう。
「ハヅキ‥ああ、ハヅキ。私たちの可愛いハヅキ。大丈夫よ、何も怖くないわ。
 大丈夫‥」
 お母様がほろほろと涙を流してあたしを抱きしめた。お父様も泣いているみたいだ。後ろを向いた肩がちょっと震えている。
 ‥心配かけさせちゃったな。
 それに‥
 こんなことで泣いてたら、教会デビューどころか、外にも出ていけないぞ‥。
 だけど今だけは‥
 お母様の腕があったかくて気持ちいいから‥ちょっとこのままでいさせてもらおう‥。


 あの後、あたしは気が付いたらベッドで寝かされていた。きっと、あのまま安心して眠ってしまったのだろ。‥泣きつかれたのかもしれない。
 お母様の腕の中はあったかかったな‥。ふんわりして優しくって‥。
 今世のお母様は、ふんわりした体形(つまりちょっぴりぽちゃっと体形)なんだ。今までは、平民だったり、獣人だったりしたことも含めて痩せ型のお母様(ってか、母)が多かったんだけど、今回は珍しくぽっちゃりだ。
 でも、全然不快じゃないよ。寧ろ優しいお母様の雰囲気に合ってる。
 お父様は、ゴリマッチョ。凄く鍛えてるんだ。
「お母さんとハヅキを守らなきゃならないからな! 」
 っていつも言ってる。でも‥それ以前からきっとマッチョだっただろう。きっと、彼はよくいるトレーニングマニアだろう。
 顔はうん、身体のイメージ通り「イカツイ」って感じ。髭がよく似合う「厳ついけれど愛すべきオジサン」だ。顔のつくりまでほんわりしたお母様と違って、彫が深くて、顔のパーツ全てがハッキリしてる濃い顔。目だって、戦神みたいに凛々しい。‥雄々しいって感じ? 凛としてるって感じより、らんらんとして、オーラが違うって感じ。知的、クールとは対極の位置に居るって感じの熱い男。知り合い以外の人からの評価はイマイチだけど(怖いって意見が殆ど)見た目だけで判断する奴なんて放っておけばいい。知り合いや家族には優しく頼りになる(時々愛が暴走するけどネ)愛すべきパパンなんだから! 
 あたしはお母様似なのかな。
 顔以上に「筋肉がつきにくい」「痩せにくい」ってところが似てる。
 腹筋とかしてるけど、お腹ぽっちゃりは変わらない‥ってか、腹筋苦手です。
 それは‥まあ、昔からかな。
 獣人時代はそこそこ筋肉あったけど、アレは「努力して得た物」っていうより「生まれつき」だっただけで、運動自体は苦手だった。
 あたしには、基礎動作的に‥秀でたものが特にないの。
 足も速くない。持久力もない(長距離走向きじゃない)。瞬発力もない(短距離走向きじゃない)。力も弱い。反射神経は‥辛うじて人並みって感じかな。それ以外はホントに壊滅的なの。
 その上悪いことに‥それ程頭もよくないの。
 手先が器用なわけでもない。
 だけど、根性だけは有難いことにあったから、そりゃもう同じことばっかり何度も繰り返して取得した。体力だけはあるから、ホントにアホみたいに同じことを繰り返した。それこそ‥手に覚え込ませるみたいに‥。
 刺繍も、レース編みも、メイクもそう。
 だけど、計算はそう速くならなかったな。字も別に綺麗じゃない。
 ‥ええ!?
 ‥思えば、あたしって結構何も出来なくない?? (それは、『ハヅキ』の初期設定コンセプトが「特に何も出来なくても、とにかく丈夫で! 」だから)
 いや、ポジティブポジティブ。出来ることをコツコツと‥。
 ええと‥なんだっけ? 当初の計画‥そうそう「治癒魔法を極めて」「イケメンを助けて恩を売って結婚する」だ! 
 今更落ち込んでる時間はないぞ! 
 ガバッて起き上がると、あたしが起きたのに気付いたメイドさんが着替えを手伝ってくれた。
 家族は食堂であたしを待っているらしい。‥早くいかねば。
「お父様、お母様。ご心配おかけしてすみませんでした」
 あたしが謝ると家族全員が首を振って、椅子を蹴飛ばす勢いで立ち上がり、あたしに駆け寄ってきた。
「ハヅキ! そんなに嫌なら学校に行かなくてもいいんだぞ! 」
「無理をしないでいいんだぞ」
「悪い奴がいたら兄ちゃんが倒してやるからな! 」
 ドアの傍で控えている使用人の方々もうんうんって頷いている。
 ‥皆大好き。
「でも‥魔法は学びたいから学校に行きます」
 朝食を食べ終えて、食後のデザートを食べながらあたしが言うと、お父様があたしを見た。
 真っすぐお父様を見つめて言ったあたしに、お父様はもう「無理しなくていいんだぞ」とは言わなかった。
「‥大丈夫なのか? どうすればお前の心配を減らしてやれる? 」
 って心配そうに聞いてくれた。お母様も心配そうにあたしを見ている。お兄様だけは「まだ何か言いたそうな」顔をしているが、お父様の手前それを我慢しているって感じ。お兄様は「無条件に」あたしに過保護なんだ。(それこそ、お父様が止めなかったらあたしのこと監禁しそうな勢いなんだ)
 あたしは三人をゆっくり見て、小さく頷くと
「ローブを‥
 顔を見られたら嫌だから‥
 ローブが欲しいです」
 真剣な顔で、しっかりとした口調を心掛けて言った。
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