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第二章 異質な神界
第百二十七話 大地の浄化
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「アメリアさんっ、お父様の座標はっ?」
「っ、今、送ります!!」
一度に全てを抑え込むことはできないので、まずは、お父様救出のため、どうにか恐怖心を抑え込んだらしいアメリアさんに、お父様が居るはずの世界座標を頭の中に送ってもらいます。
「っ、アメリアさん、できるだけ、神々を集めて、私達に、力をっ」
「はいっ! 直ちに!!」
お父様のところに辿り着く前に、力が尽きかねないというわけで、私は、アメリアさんに他の神々への助力を求めるよう告げます。
「っ、驚いたっ。そなた達がアレを退けたのかぇ?」
「何とも興味深い、興味深い」
しかし、どうやら、この状態を感知して、来てくれた神々も居たようで、力を放出し続ける私達の側に、姿は見えないものの、その神々が降り立ってくれます。そしてその数は、何も声をかけていないというのに、徐々に増加していきます。
「っ、ありがとう、ございますっ」
彼らは、何も言わずとも、私とラルフに力を送ってくれました。さすが上位神なだけあって、その力は膨大ですが、それでも、まだまだ足りません。
「我は手伝いを呼ぶとしよう」
「わっちも呼ぶぞ!」
力を直接貸してくれる神、さらに助力を募る神とに別れて、私達は、必死に力を行使します。
黒く蠢いていた大地は白く染まり、重苦しい空気が霧散します。一時間も力を行使し続ければ、世界一つ分は取り戻せた感覚があり、いつの間にか、私とラルフを回復してくれる回復専門の神が側に来て、力の行使で消耗する気力を回復させてくれます。
(でも、これ、苦しっ……)
常に全力で放出する力。それは当然、私にとっても、ラルフにとっても凄まじい負担です。こんなことを続けていれば、どんなに気力を回復してもらっても、どんなに神力を回復してもらっても、いずれは倒れてしまいます。
(その前に、お父様を助けなきゃっ)
お父様を助けなければ、お母様も失ってしまう。それを防ぐためには、何としてでも、孤立してしまったお父様の居る世界まで、力を届けなければなりません。
「かはっ」
「っ、ぐぅっ」
「っ、ダメじゃ! このままでは、この二人の負担が大き過ぎるのじゃっ!」
「休憩を挟まねばなるまいて」
背後で、上位の神々がそう騒ぎますが、私もラルフも、力の放出を止めるわけにはいきません。
「っ、無茶をしてっ! フィー、ラルフ君! 少し力を抜いて! すぐに負担を減らすから!」
と、どこからか、お母様の声が聞こえた気がして、一瞬だけ力が抜けた直後、今まで以上の力の放出が始まります。しかも、なぜか負担が感じられない形で。
「な、何?」
「……ユレイラ様?」
「今、身代わり君を大量作成中だから、話しかけないで!」
幻聴かとすら思っていたその声は、本当にお母様のものだと気づいて振り向けば、お母様は、身代わり君なるマネキンを大量作成しており、作成している合間にどんどんそのマネキンか破壊されていく様子が目に入りました。
「なるほど! 生産職の神々にも手伝ってもらえるよう、声をかけようぞ!!」
恐らくは、私達の負担を、そのマネキンが請け負っているのだと気づき、お母様のお父様救出のための執念にも気づいて、私達はすぐに、できる限りの力の放出を行います。そうして、さらに五時間の後、五つほど世界を取り戻したところで、孤立し、滅亡を待つばかりだったお父様の居た世界を奪還できました。
「っ、今、送ります!!」
一度に全てを抑え込むことはできないので、まずは、お父様救出のため、どうにか恐怖心を抑え込んだらしいアメリアさんに、お父様が居るはずの世界座標を頭の中に送ってもらいます。
「っ、アメリアさん、できるだけ、神々を集めて、私達に、力をっ」
「はいっ! 直ちに!!」
お父様のところに辿り着く前に、力が尽きかねないというわけで、私は、アメリアさんに他の神々への助力を求めるよう告げます。
「っ、驚いたっ。そなた達がアレを退けたのかぇ?」
「何とも興味深い、興味深い」
しかし、どうやら、この状態を感知して、来てくれた神々も居たようで、力を放出し続ける私達の側に、姿は見えないものの、その神々が降り立ってくれます。そしてその数は、何も声をかけていないというのに、徐々に増加していきます。
「っ、ありがとう、ございますっ」
彼らは、何も言わずとも、私とラルフに力を送ってくれました。さすが上位神なだけあって、その力は膨大ですが、それでも、まだまだ足りません。
「我は手伝いを呼ぶとしよう」
「わっちも呼ぶぞ!」
力を直接貸してくれる神、さらに助力を募る神とに別れて、私達は、必死に力を行使します。
黒く蠢いていた大地は白く染まり、重苦しい空気が霧散します。一時間も力を行使し続ければ、世界一つ分は取り戻せた感覚があり、いつの間にか、私とラルフを回復してくれる回復専門の神が側に来て、力の行使で消耗する気力を回復させてくれます。
(でも、これ、苦しっ……)
常に全力で放出する力。それは当然、私にとっても、ラルフにとっても凄まじい負担です。こんなことを続けていれば、どんなに気力を回復してもらっても、どんなに神力を回復してもらっても、いずれは倒れてしまいます。
(その前に、お父様を助けなきゃっ)
お父様を助けなければ、お母様も失ってしまう。それを防ぐためには、何としてでも、孤立してしまったお父様の居る世界まで、力を届けなければなりません。
「かはっ」
「っ、ぐぅっ」
「っ、ダメじゃ! このままでは、この二人の負担が大き過ぎるのじゃっ!」
「休憩を挟まねばなるまいて」
背後で、上位の神々がそう騒ぎますが、私もラルフも、力の放出を止めるわけにはいきません。
「っ、無茶をしてっ! フィー、ラルフ君! 少し力を抜いて! すぐに負担を減らすから!」
と、どこからか、お母様の声が聞こえた気がして、一瞬だけ力が抜けた直後、今まで以上の力の放出が始まります。しかも、なぜか負担が感じられない形で。
「な、何?」
「……ユレイラ様?」
「今、身代わり君を大量作成中だから、話しかけないで!」
幻聴かとすら思っていたその声は、本当にお母様のものだと気づいて振り向けば、お母様は、身代わり君なるマネキンを大量作成しており、作成している合間にどんどんそのマネキンか破壊されていく様子が目に入りました。
「なるほど! 生産職の神々にも手伝ってもらえるよう、声をかけようぞ!!」
恐らくは、私達の負担を、そのマネキンが請け負っているのだと気づき、お母様のお父様救出のための執念にも気づいて、私達はすぐに、できる限りの力の放出を行います。そうして、さらに五時間の後、五つほど世界を取り戻したところで、孤立し、滅亡を待つばかりだったお父様の居た世界を奪還できました。
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