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第二章
第五十七話 レレ様とのお茶会1
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あれから、毎日のようにセインさんの元へ通い詰め、差し入れを渡す日々を送っている。……となれば良かったのだが、実際は、今日が初めての差し入れの日であり、レレ様とのお茶会の日でもある。
レレ様とのお茶会は午前中の予定なので、その時に、しっかりと恋愛における基本事項を教えてもらうことにして、その教えの下に、セインさんへ突撃する予定なのだ。
美しく整えた屋敷で、私はお父様とお母様を伴って出迎える。
「今日は、リコのために我が家へようこそ。私は、当主のロンド・バルトリアだ」
「妻のルミアですわ。リコがお友達を呼ぶなんて初めてで、楽しみにしていましたの」
「よう、こそ、レレ様」
「レレ・ナイティアールと申します。本日はお招きいただき、ありがとうございます。こちら、我がナイティアール領で採れました雨の雫、と呼ばれる果物です」
そう言って、レレ様から差し出されたのは、『雨の雫』またの名を『雨の宝玉』とも呼ばれる水色の半透明に透けた雫型の果物だ。大きさはキウイフルーツほどで魔力をたっぷり吸い上げて成長する。中心には果実よりも少しだけ色の濃い種がいくつかちりばめられていて、可愛らしい。ナイティアール領の有名な高級果実だ。
「これはこれは、お気遣いありがとうございます。どうぞ、今日はリコと楽しんでください」
「あ、ありがとうございます!」
緊張気味に挨拶をこなすレレ様。私も、このくらいこなせるようにならなければとは思うものの、どうにも言葉がスラスラと出てこない。それでも……。
「楽しみに、していました。今日は、よろしく、お願い、します」
歓迎のこの心が伝わってくれたら良い。セインさんのことを抜きにしても、初めての友達とのお茶会なのだ。
「そ、そうね。こちらこそ、色々とお願いするわ」
挨拶の場だからこそ、ぎこちなさはあるものの、きっと、一緒にお茶を飲み始めたら変わるに違いない。
しかし、その思いは、お茶会開始後、すぐに覆されることとなった。
レレ様とのお茶会は午前中の予定なので、その時に、しっかりと恋愛における基本事項を教えてもらうことにして、その教えの下に、セインさんへ突撃する予定なのだ。
美しく整えた屋敷で、私はお父様とお母様を伴って出迎える。
「今日は、リコのために我が家へようこそ。私は、当主のロンド・バルトリアだ」
「妻のルミアですわ。リコがお友達を呼ぶなんて初めてで、楽しみにしていましたの」
「よう、こそ、レレ様」
「レレ・ナイティアールと申します。本日はお招きいただき、ありがとうございます。こちら、我がナイティアール領で採れました雨の雫、と呼ばれる果物です」
そう言って、レレ様から差し出されたのは、『雨の雫』またの名を『雨の宝玉』とも呼ばれる水色の半透明に透けた雫型の果物だ。大きさはキウイフルーツほどで魔力をたっぷり吸い上げて成長する。中心には果実よりも少しだけ色の濃い種がいくつかちりばめられていて、可愛らしい。ナイティアール領の有名な高級果実だ。
「これはこれは、お気遣いありがとうございます。どうぞ、今日はリコと楽しんでください」
「あ、ありがとうございます!」
緊張気味に挨拶をこなすレレ様。私も、このくらいこなせるようにならなければとは思うものの、どうにも言葉がスラスラと出てこない。それでも……。
「楽しみに、していました。今日は、よろしく、お願い、します」
歓迎のこの心が伝わってくれたら良い。セインさんのことを抜きにしても、初めての友達とのお茶会なのだ。
「そ、そうね。こちらこそ、色々とお願いするわ」
挨拶の場だからこそ、ぎこちなさはあるものの、きっと、一緒にお茶を飲み始めたら変わるに違いない。
しかし、その思いは、お茶会開始後、すぐに覆されることとなった。
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