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14 記憶の鍵は
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『新妻寝所の心得大全』とは、旦那さまを満たす方法のイロハが掲載されている代物で、物慣れないご令嬢たちの間で、ひそかに人気を博している逸品だという。
花嫁道具のひとつとして、持ち込まれることもあるのだとか。
私は自分付きのメイドである彼女に、その本を入手してもらったあと、初夜までの期間、人目を盗んでは、目を皿のようにして、それを読みふけっていたらしい。
「アデリーヌ様は、『新婚初夜には、途中で確認ができるように、シーツの下に本を忍ばせておくつもりよ』と、おっしゃられておりました」
死にたい……。
色々もうすべて、「なんでそんなことを……」と思わずにはいられなかった。
「はぁ……何考えているの、過去の私……」
唸り声をあげて、頭を抱え、その場にしゃがみ込む。
「アデリーヌ様……」
メイドがおろおろしながら、私の傍らに跪いた。
「……ねえ、私ってそんなにロランのことが好きだったの?」
彼を満たすため、恥ずかしい本を夢中で読み漁るほど、愛していたのだろうか。
それとも実はすごーく、そういうことに興味があったとか……。
げんなりして、自然とため息がこぼれた。
どっちもどっちだわ……。
メイドは私の問いかけにたいして、なんと答えたらいいものか迷っているようだった。
口を開いて、また閉じ、それから悲しく微笑んだ。
「どうかアデリーヌ様が殿下のことを思い出されますよう、心から祈っております……」
***
『 新妻寝所の心得大全』のことで、大ダメージを受けたけれど、いつまでも落ち込んだまま、うずくまってはいられない。
私には、為すべきことがあるのだ。
ドレスの裾をたくし上げ、ずんずんと王宮の回廊を歩いていく。
目指すはあの部屋。
新婚初夜、たった一度使った、いや正確には使いかけて使わなかった夫婦の寝室。
『記憶がないまま、ロランと寝室をともにすることはない』
王様がそう言ってくれたから、あれ以来、私は来客用の部屋を借りて過ごしている。
ロランは「夫婦の寝室で独り寝なんて、発狂するよ!」と顔を曇らせ、しぶしぶ独身時代に使っていた部屋を利用しているようだった。
その部屋の扉を押しあけ、一目散にベッドへ駆け寄る。
目的はもちろん、『 新妻寝所の心得大全』の回収だ。
バッと音を立てて、ふかふかのふとんをまくると、枕の下あたり、シーツが不自然にこんもりとふくらんでいた。
失敗した初夜、使われなかった寝台は、完全にあの日のまま放置されていた。
もちろん、普通なら考えられない。
ロランがそう指示を出したゆえの結果だった。
「アデリーヌの記憶が戻った時、あの瞬間の続きから始めるんだから……誰にも寝台は触らせない……」
とかなんとか言っていたらしい。
ロランの気持ち悪い発想のおかげで、今回は助かった。
だってベッドメイキングがされていたら、確実にこの本は見つかっていたはずだ。
「とにかく良かった……」
独り言を呟いて、シーツをまくる。
中から出てきたのは、厚みが優に五センチはある狂気的重みの本だった。
なにこの厚さ……!?
そういう内容だけで、これだけの厚みになったっていうの!?
「……」
ごくり、と息を呑む。
……ちょっとだけ。
誘惑に負けて、パラパラとページをめくる。
「……!!!!」
目に飛び込んできたのは、めくるめく桃色の世界。
挿絵の男女は、ほぼすべてのページで肌を惜しげもなくさらしていた。
ボボボッと顔が熱くなるのを感じて、私は慌ててページを閉じた。
す、すさまじい……。
こんな本を毎日読んでいたの?
目を皿にして……。
いまの私からしたら、考えられない。
この本をこうやって手にしているだけでも、どうしようもないぐらいの羞恥心に襲われるというのに。
「……こんな厚みの知識を仕入れたら、とんでもない寝台モンスターができあがりそうね」
なにせ鈍器替わりになりそうな本だ。
そう思った瞬間、医師とのやりとりが脳裏をよぎった。
『アデリーヌ様、どこか頭をぶつけたご記憶はおありですかな?』
『記憶がないのだから、その「ご記憶」だって当然ないわよ』
『ははは、おっしゃるとおりでございますな。若い方が記憶を失う原因のほとんどは、心か頭にショックをおったときがもっとも多く、どちらの場合も、記憶を失った時と同等のショックを受けると、元に戻る可能性が高いのです』
まさか私、自分で忍ばせたこの本に頭をぶつけたんじゃ……。
くだらなすぎる。
でも、ありえなくもない……?
ど、どうしよう……。
誰かに相談してみたほうがいいかしら……。
でもいったい誰に……!?
さっきのメイドの子なら……、ああ、でもあの子、大問題を受け止めて冷静に意見を言ってくれるようなタイプではなかったわね。
まずいったん、自分の部屋に持って帰って、絶対人にばれず手放す方法を考えましょう……。
そう思って、本を手に扉を振り返ったとき――。
「ヒッ……!!!!!!」
扉の前に無言で立っているロランを見つけ、驚きのあまり悲鳴がこぼれた。
青白い顔で私を見つめたまま、本当に静かに立ち尽くしている。
ただでさえここ最近、顔色が悪いのに、虚ろな目をしているせいで、はっきり言って、幽霊にしか見えない。
「ごめん……。アデリーヌ……。接近禁止命令をやぶってしまって……。でもなんだかすごく深刻そうな様子でメイドと話していたから、どうしても心配で……。君が僕のことを、信用できないのはわかっている。でも困っているなら助けになりたいんだ。何かあったの? 話してくれないか? 僕が嫌なら、兄上に聞いてもらうのでもいいから……」
彼はゆらりと体を前のめりにさせ、訴えかけてきた。
それでも扉の前からは動かない。
室内に入ったら、私が怯えると思っているのだろうか。
あの悲鳴を上げられた初夜の日のように。
さっき木の陰に隠れたりしていたせいで、ロランの頭には落ち葉がついている。
間が抜けて見えて、色々と台無し。
いかにも王子様という感じのキラキラした美貌も、疲れからくすんで見える。
かっこいいところ、全然ないわね、このひと……。
けれど私は、彼を頼ってみようと思った。
だって今のロランの言葉には、グッとくるものがあったのだ。
それに、他人には言いだせないような、恥ずかしい話。
打ち明けられるとしたら、旦那さまぐらいしかいない。
「困ってる……というか、知りたいことがあるのだけれど、教えてくれる?」
「なんでも聞いて!!」
被せ気味に答えてきたロランが、私の傍へ駆け寄ろうとして、慌てて元の場所まで引き返す。
律儀に接近禁止命令を守ろうとしているらしい。
なによ。
もう顔を合わせて、しゃべっているじゃない。
「聞きたいのは、あの日のこと。部屋に入った瞬間から、ベッドで私がそのー……お、押し倒されるまでの流れを教えて欲しいの」
ロランは不思議そうに瞬きを繰り返した。
けれど、自分の疑問をぶつけてくるより、まずは私の質問に答えるほうを選んでくれた。
「あの日、僕は君の手を引いて、この寝室にやってきた。君はとりあえず一息つきましょうと言ったのだけれど、僕はそんな余裕全然なくて、君を横抱きにしてベッドへ連れて行った。だって君はすごくきれいでかわいくって、しかも、僕のものになってくれたんだ! 我慢する理由なんてどこにあるの?」
「ちょ、ちょっと!! 事実を率直にありのまま話してくれればいいから!」
「あ、うん、わかった。えーっとそれで、横抱きにした君をベッドにおろすと、君は『待って、待って、心の準備が……!』と言って、半身を起こした。ここでも僕はまた、待てるわけないという気持ちになって、きっと今日は許してくれるだろうと調子に乗って、君の上に圧し掛かった。押された勢いで君はシーツに倒れ込んで、『うっ……』とうれしそうな悲鳴をあげた。そこで僕が顔を覗き込むと、きょとんとした顔で、君は天井を見つめていたんだ」
……。
その『うっ……』て、どう考えてもうれしい悲鳴じゃないわよね!?
私、そこで『新妻寝所の心得大全』に頭をぶつけたんじゃないの!?
「ロラン……、もしかしたら記憶が戻る方法、わかったかもしれない」
「え!?」
「ちょっと試したいから。私の頭に向かって、思いっきりこれを投げつけてくれない?」
そう言って、私は『新妻寝所の心得大全』をロランに差し出した。
花嫁道具のひとつとして、持ち込まれることもあるのだとか。
私は自分付きのメイドである彼女に、その本を入手してもらったあと、初夜までの期間、人目を盗んでは、目を皿のようにして、それを読みふけっていたらしい。
「アデリーヌ様は、『新婚初夜には、途中で確認ができるように、シーツの下に本を忍ばせておくつもりよ』と、おっしゃられておりました」
死にたい……。
色々もうすべて、「なんでそんなことを……」と思わずにはいられなかった。
「はぁ……何考えているの、過去の私……」
唸り声をあげて、頭を抱え、その場にしゃがみ込む。
「アデリーヌ様……」
メイドがおろおろしながら、私の傍らに跪いた。
「……ねえ、私ってそんなにロランのことが好きだったの?」
彼を満たすため、恥ずかしい本を夢中で読み漁るほど、愛していたのだろうか。
それとも実はすごーく、そういうことに興味があったとか……。
げんなりして、自然とため息がこぼれた。
どっちもどっちだわ……。
メイドは私の問いかけにたいして、なんと答えたらいいものか迷っているようだった。
口を開いて、また閉じ、それから悲しく微笑んだ。
「どうかアデリーヌ様が殿下のことを思い出されますよう、心から祈っております……」
***
『 新妻寝所の心得大全』のことで、大ダメージを受けたけれど、いつまでも落ち込んだまま、うずくまってはいられない。
私には、為すべきことがあるのだ。
ドレスの裾をたくし上げ、ずんずんと王宮の回廊を歩いていく。
目指すはあの部屋。
新婚初夜、たった一度使った、いや正確には使いかけて使わなかった夫婦の寝室。
『記憶がないまま、ロランと寝室をともにすることはない』
王様がそう言ってくれたから、あれ以来、私は来客用の部屋を借りて過ごしている。
ロランは「夫婦の寝室で独り寝なんて、発狂するよ!」と顔を曇らせ、しぶしぶ独身時代に使っていた部屋を利用しているようだった。
その部屋の扉を押しあけ、一目散にベッドへ駆け寄る。
目的はもちろん、『 新妻寝所の心得大全』の回収だ。
バッと音を立てて、ふかふかのふとんをまくると、枕の下あたり、シーツが不自然にこんもりとふくらんでいた。
失敗した初夜、使われなかった寝台は、完全にあの日のまま放置されていた。
もちろん、普通なら考えられない。
ロランがそう指示を出したゆえの結果だった。
「アデリーヌの記憶が戻った時、あの瞬間の続きから始めるんだから……誰にも寝台は触らせない……」
とかなんとか言っていたらしい。
ロランの気持ち悪い発想のおかげで、今回は助かった。
だってベッドメイキングがされていたら、確実にこの本は見つかっていたはずだ。
「とにかく良かった……」
独り言を呟いて、シーツをまくる。
中から出てきたのは、厚みが優に五センチはある狂気的重みの本だった。
なにこの厚さ……!?
そういう内容だけで、これだけの厚みになったっていうの!?
「……」
ごくり、と息を呑む。
……ちょっとだけ。
誘惑に負けて、パラパラとページをめくる。
「……!!!!」
目に飛び込んできたのは、めくるめく桃色の世界。
挿絵の男女は、ほぼすべてのページで肌を惜しげもなくさらしていた。
ボボボッと顔が熱くなるのを感じて、私は慌ててページを閉じた。
す、すさまじい……。
こんな本を毎日読んでいたの?
目を皿にして……。
いまの私からしたら、考えられない。
この本をこうやって手にしているだけでも、どうしようもないぐらいの羞恥心に襲われるというのに。
「……こんな厚みの知識を仕入れたら、とんでもない寝台モンスターができあがりそうね」
なにせ鈍器替わりになりそうな本だ。
そう思った瞬間、医師とのやりとりが脳裏をよぎった。
『アデリーヌ様、どこか頭をぶつけたご記憶はおありですかな?』
『記憶がないのだから、その「ご記憶」だって当然ないわよ』
『ははは、おっしゃるとおりでございますな。若い方が記憶を失う原因のほとんどは、心か頭にショックをおったときがもっとも多く、どちらの場合も、記憶を失った時と同等のショックを受けると、元に戻る可能性が高いのです』
まさか私、自分で忍ばせたこの本に頭をぶつけたんじゃ……。
くだらなすぎる。
でも、ありえなくもない……?
ど、どうしよう……。
誰かに相談してみたほうがいいかしら……。
でもいったい誰に……!?
さっきのメイドの子なら……、ああ、でもあの子、大問題を受け止めて冷静に意見を言ってくれるようなタイプではなかったわね。
まずいったん、自分の部屋に持って帰って、絶対人にばれず手放す方法を考えましょう……。
そう思って、本を手に扉を振り返ったとき――。
「ヒッ……!!!!!!」
扉の前に無言で立っているロランを見つけ、驚きのあまり悲鳴がこぼれた。
青白い顔で私を見つめたまま、本当に静かに立ち尽くしている。
ただでさえここ最近、顔色が悪いのに、虚ろな目をしているせいで、はっきり言って、幽霊にしか見えない。
「ごめん……。アデリーヌ……。接近禁止命令をやぶってしまって……。でもなんだかすごく深刻そうな様子でメイドと話していたから、どうしても心配で……。君が僕のことを、信用できないのはわかっている。でも困っているなら助けになりたいんだ。何かあったの? 話してくれないか? 僕が嫌なら、兄上に聞いてもらうのでもいいから……」
彼はゆらりと体を前のめりにさせ、訴えかけてきた。
それでも扉の前からは動かない。
室内に入ったら、私が怯えると思っているのだろうか。
あの悲鳴を上げられた初夜の日のように。
さっき木の陰に隠れたりしていたせいで、ロランの頭には落ち葉がついている。
間が抜けて見えて、色々と台無し。
いかにも王子様という感じのキラキラした美貌も、疲れからくすんで見える。
かっこいいところ、全然ないわね、このひと……。
けれど私は、彼を頼ってみようと思った。
だって今のロランの言葉には、グッとくるものがあったのだ。
それに、他人には言いだせないような、恥ずかしい話。
打ち明けられるとしたら、旦那さまぐらいしかいない。
「困ってる……というか、知りたいことがあるのだけれど、教えてくれる?」
「なんでも聞いて!!」
被せ気味に答えてきたロランが、私の傍へ駆け寄ろうとして、慌てて元の場所まで引き返す。
律儀に接近禁止命令を守ろうとしているらしい。
なによ。
もう顔を合わせて、しゃべっているじゃない。
「聞きたいのは、あの日のこと。部屋に入った瞬間から、ベッドで私がそのー……お、押し倒されるまでの流れを教えて欲しいの」
ロランは不思議そうに瞬きを繰り返した。
けれど、自分の疑問をぶつけてくるより、まずは私の質問に答えるほうを選んでくれた。
「あの日、僕は君の手を引いて、この寝室にやってきた。君はとりあえず一息つきましょうと言ったのだけれど、僕はそんな余裕全然なくて、君を横抱きにしてベッドへ連れて行った。だって君はすごくきれいでかわいくって、しかも、僕のものになってくれたんだ! 我慢する理由なんてどこにあるの?」
「ちょ、ちょっと!! 事実を率直にありのまま話してくれればいいから!」
「あ、うん、わかった。えーっとそれで、横抱きにした君をベッドにおろすと、君は『待って、待って、心の準備が……!』と言って、半身を起こした。ここでも僕はまた、待てるわけないという気持ちになって、きっと今日は許してくれるだろうと調子に乗って、君の上に圧し掛かった。押された勢いで君はシーツに倒れ込んで、『うっ……』とうれしそうな悲鳴をあげた。そこで僕が顔を覗き込むと、きょとんとした顔で、君は天井を見つめていたんだ」
……。
その『うっ……』て、どう考えてもうれしい悲鳴じゃないわよね!?
私、そこで『新妻寝所の心得大全』に頭をぶつけたんじゃないの!?
「ロラン……、もしかしたら記憶が戻る方法、わかったかもしれない」
「え!?」
「ちょっと試したいから。私の頭に向かって、思いっきりこれを投げつけてくれない?」
そう言って、私は『新妻寝所の心得大全』をロランに差し出した。
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