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東の御曹司と西の御曹司
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サージカルインテリジェンス社が、ダビンチの基本的な動きやアームの関節のデザインなどの特許を数百種類押さえ、競合の後追いをけん制してきたのがその特許が来年の3月末に期限切れを迎えている。
ダビンチの特許が壁となって実用的なロボットを開発できなかった世界中の競合会社、約50社が水面下で現在、ダビンチのような外科医の目や手として働く精緻で安全な手術につなげる手術支援ロボットの開発をしてる。
「瀬崎くん、君の手術は芸術的に美しい!!」
京都大学医学部を卒業し医師免許を取得後瀬崎くんは、サージカルインテリジェンス社があるアメリカに渡り、ハーバードメディカルスクール附属のマサチューセッツ総合病院で5年間修行した。
そこでダビンチ使用の難易度が高い症例のオペを執刀し、経験と実績を積んで日本に戻ってきた。
星天堂でダビンチ使用による最難関の手術が行われる事になり、実績のある瀬崎ゼネラルマネージャーに声がかかった。
難易度Aの右心房の三尖弁の閉鎖不全だけでなく、左心室の入り口にある僧帽弁と出口にある大動脈弁も狭窄していて、3ヶ所同時の弁形成術と人工弁置換を行わないといけなく、それ以外にも動脈血栓摘除術、血管アクセス手術などが必要だとかで、父と将生兄が大興奮してた。
心臓外科学会での公開手術として行われる事になり、全国から星天堂大学病院に専門医と医療機器メーカーの開発研究員が集まる事になった。
瀬崎ゼネラルマネージャーこと創真さんは前日に将生兄と術前の準備で先に行き、私は父に同行して貰い参加する。
「……5歳の男の子の心臓を手術するなんて聞いてない。創真さん、成功させるよね?」
「彼なら大丈夫だよ」
国立大阪循環器セミナーにも難易度が高いダビンチ使用の症例の執刀医として呼ばれたら駆けつけてたらしく、父は創真さんの事を認めてるようだった。
*****
「結芽も観に来たんだ!!」
背後から懐かしい声が聞こえたから振り向くと、大学時代の友人でオリパスで一緒に働いてた藤谷凛子ちゃんがいた。
「地元京都に帰ってすぐにうちのライバル会社に再就職するなんて思わなかった」
凛子ちゃんが口を尖らせる。怒られても仕方がない。母が危篤と嘘をついて、引き継ぎを全くせずに仕事を辞めたから。
それだけでなく、私が独自で集めた開発資料は全て持ち出した。
「お母さんの体調回復したようなら、オリパスに戻ってきてよ。東條先輩が専務になって経営の仕事をするようになって、うちは開発が止まってる」
凛子ちゃんは疲れきった表情を浮かべてた。私は父と兄が外科医なのもあり手術に関する知識を教わる事ができた。
それに医師をしている友人や親戚がたくさんいるから、現場の声を収集することができた。
だから、医療手術AIシステムの開発に活かす事ができた。
私がオリパスを去った事で、オリパスの医療機器開発部は情報が入りにくくなり困ってるようだった。
「結芽、元同僚の人?」
オペ前で忙しいはずの人が私に近づいてきた。
「結芽の婚約者の瀬崎創真です。結芽が東京にいる間、お世話になりました」
浅黄色の手術着に白衣を纏い、極上の笑顔を浮かべた創真くんが凛子ちゃんに右手を差し出す。
「ーーえっ!!結芽、オメガルの御曹司で天才外科医の瀬崎創真といつのまに婚約してるの!!」
凛子ちゃんが大声をあげた。
創真さんとは仕事上の付き合いしかない。プライベートで2人きりで会うなんて1度もなく、だから男女関係は一切ない。
なのに、婚約者にさせられ、社内では恋人のふりに付き合ってる。
「ーー結芽って、お父さんは国立大阪循環器センターの外科部長で、お兄さんは京都大学病院で外科医をしてるんだよね?東條専務と同じで政略結婚的なやつ?」
なんて答えたらいいか悩む。
政略結婚でも恋愛結婚でもない。
嵌められ結婚だ。
気づいたら立場が上の人に婚約させられ断れない状況で途方にくれてる状態。
「社内恋愛結婚する予定です。オリパスの次期社長は東大の真中教授の娘と結婚されたんですね」
にこやかに話す創真さん。いけしゃあしゃあと恋愛結婚だと嘘をついてる。
遼佑の婚約者の父親は東京大学医学部の循環器内科の教授をしてた。
オリパスの主力製品を販売するのに権威的な大学の教授の娘と縁組するのは戦略的に効力がある。
東京大学の機械情報工学科を専攻していたけど、有名な教授だから名前と研究内容は知ってた。
私と付き合っていることを隠した本当の理由は婚約者の父親に不貞行為をバレないようにするためだったのか。
5年間の交際期間中、実家暮らしをしてる彼はお忍びで私が独り暮らしをしてるマンションにきてた。
たまに泊まる事もあったけど、基本的に私が作った料理を食べてから私を抱き、帰っていく。
食欲と性欲とたまに睡眠欲を満たすために私の住むマンションに来てた。
私は遼佑に、アメリカ留学していた婚約者の幼馴染がいない間の都合がいい女として利用されてたのかもしれない。
「ーー瀬崎さん!!お久しぶりです。直接お会いできるなんて、嬉しいです!!」
歓喜極まる女性の甘ったるい声が聞こえてすぐに、その女性は背後から創真に抱きついた。
「真中愛里さん!!」
凛子が創真に抱きついてきた女性をみて、大きな声をあげた。
創真に抱きついてきたのは遼佑の婚約者だった。
「オリパスの次期社長と結婚が決まったんじゃなかったか?いい加減、俺に纏わりつくの辞めてくれないか」
「……私は瀬崎さんが好きなの。マサチューセッツ総合病院で初めて出会った日から!!」
「俺は毎度拒絶してきたよな。迷惑だから辞めろ!!離せ!!俺の婚約者とその父親の前で誤解されるような事をするな!!」
ダークオーラを放ちながら睨みつけた創真さんに怯んだ真中愛里さんは離れた。
「すみません。ご迷惑をおかけしました」
懐かしい声にドキリ。
元恋人の遼佑が真中さんの隣にきて、真中さんの頭に手をやり一緒に下げた。
仕事柄、いつか病院でばったり遭遇しそうな気はしてたから、その時は先輩と後輩、元社員として毅然とした態度で接したいと思ってた。
古傷が痛む。
300人以上はいるホール内で、婚約者がライバル会社の次期社長に抱きついて愛の告白をするから面白くないと思う。
遼佑は謝罪しながらも創真さんを睨みつけてた。
「……私は遼ちゃんとの婚約は白紙に戻したいの。瀬崎さんの方がカッコいいし頭もいい。天才外科医で閃きで発明もしちゃう。瀬崎さん、私と結婚して!!」
大学進学から10年間もアメリカにいたらこんなに大胆になれるのか。
「話にならん。東條さん?こいつの婚約者ならちゃんとしつけてくれない。あっ、俺とこいつ、全く関係ないから。ハーバードメディカルスクールの学生だったから指導医を務めた事あるが、外科の才能ないから内科に飛ばした。結芽、お父さん、院長が特等席を用意してくれたからいこう。将生もいる」
私の腰に手を回し、創真さんはフロアーから外に連れ出す。
モニター室の特別室に連れてかれ、コーヒーサービスやケーキや焼き菓子を出された。
「俺はアメリカに行ってからは女遊びは辞めた。分刻みでオペして余暇はアパートに引きこもってロボット製作していたし、女の相手なんかしねぇよ」
創真さんと将生兄のゲス過ぎる会話。
将生兄の部屋にいかがわしい人造人間がある。
創真さんが将生兄に送りつけた、多忙な後期研修医を務めてた将生兄の性欲を発散させるために造られた当時ファンだったアイドルの等身大のセック⚫︎ドール。
人肌の温もりとリアル感のある女性の秘められた所。
外科の医療書を借りようと将生兄の部屋に入って、それがベッドの布団の中に入ってたから、かなり恐怖だった。
ふざけて造って送りつけたのは創真さん。さすがに商品化はさせてない。
創真さんもセック●ドールにお世話になってたのだろう。
「俺はあの日から女遊びはきっぱり辞めた。お前と飲み歩いてるせいで結芽に変な誤解されてる。ふざけてやってるふりをした俺もいけなかったが」
今から超難易度が高いSSランクの手術を執刀しないといけないのに、こんなアホみたいな話をしてリラックスしてる2人。
私が冷たい眼差しを向けてるのは当然で、隣に座ってる父は専門医なだけに難しい術式のレジメを読んでた。
初めて好きになり付き合い一生を共に歩もうと思ってた元彼と再会し、顔を合わせてしまったけど、そして修羅場ってたけど創真くんのおかげで深く考えず、すぐに離れる事ができた。
「結芽ちゃん、ああいう女がいるからさ籍入れて。
いきなり私の背後に立ち、首に腕を回してきた創真さん。
「……無理。遊び人な不誠実な創真さんとは結婚はしたくない」
手術執刀前だから気落ちさせるような事は言ったらいけない気はしたけれど、将生兄との会話があまりにゲス過ぎて、思わず口から発してしまった。
手術はシロートでもスピーディで完璧なものだとわかる見事ものだった。
天才外科医として、最難関手術の執刀医として呼ばれるようになった創真さん。
付き添わされ婚約者として紹介され、本当に結婚しないとまずい状況に追い込まれてしまった。
ダビンチの特許が壁となって実用的なロボットを開発できなかった世界中の競合会社、約50社が水面下で現在、ダビンチのような外科医の目や手として働く精緻で安全な手術につなげる手術支援ロボットの開発をしてる。
「瀬崎くん、君の手術は芸術的に美しい!!」
京都大学医学部を卒業し医師免許を取得後瀬崎くんは、サージカルインテリジェンス社があるアメリカに渡り、ハーバードメディカルスクール附属のマサチューセッツ総合病院で5年間修行した。
そこでダビンチ使用の難易度が高い症例のオペを執刀し、経験と実績を積んで日本に戻ってきた。
星天堂でダビンチ使用による最難関の手術が行われる事になり、実績のある瀬崎ゼネラルマネージャーに声がかかった。
難易度Aの右心房の三尖弁の閉鎖不全だけでなく、左心室の入り口にある僧帽弁と出口にある大動脈弁も狭窄していて、3ヶ所同時の弁形成術と人工弁置換を行わないといけなく、それ以外にも動脈血栓摘除術、血管アクセス手術などが必要だとかで、父と将生兄が大興奮してた。
心臓外科学会での公開手術として行われる事になり、全国から星天堂大学病院に専門医と医療機器メーカーの開発研究員が集まる事になった。
瀬崎ゼネラルマネージャーこと創真さんは前日に将生兄と術前の準備で先に行き、私は父に同行して貰い参加する。
「……5歳の男の子の心臓を手術するなんて聞いてない。創真さん、成功させるよね?」
「彼なら大丈夫だよ」
国立大阪循環器セミナーにも難易度が高いダビンチ使用の症例の執刀医として呼ばれたら駆けつけてたらしく、父は創真さんの事を認めてるようだった。
*****
「結芽も観に来たんだ!!」
背後から懐かしい声が聞こえたから振り向くと、大学時代の友人でオリパスで一緒に働いてた藤谷凛子ちゃんがいた。
「地元京都に帰ってすぐにうちのライバル会社に再就職するなんて思わなかった」
凛子ちゃんが口を尖らせる。怒られても仕方がない。母が危篤と嘘をついて、引き継ぎを全くせずに仕事を辞めたから。
それだけでなく、私が独自で集めた開発資料は全て持ち出した。
「お母さんの体調回復したようなら、オリパスに戻ってきてよ。東條先輩が専務になって経営の仕事をするようになって、うちは開発が止まってる」
凛子ちゃんは疲れきった表情を浮かべてた。私は父と兄が外科医なのもあり手術に関する知識を教わる事ができた。
それに医師をしている友人や親戚がたくさんいるから、現場の声を収集することができた。
だから、医療手術AIシステムの開発に活かす事ができた。
私がオリパスを去った事で、オリパスの医療機器開発部は情報が入りにくくなり困ってるようだった。
「結芽、元同僚の人?」
オペ前で忙しいはずの人が私に近づいてきた。
「結芽の婚約者の瀬崎創真です。結芽が東京にいる間、お世話になりました」
浅黄色の手術着に白衣を纏い、極上の笑顔を浮かべた創真くんが凛子ちゃんに右手を差し出す。
「ーーえっ!!結芽、オメガルの御曹司で天才外科医の瀬崎創真といつのまに婚約してるの!!」
凛子ちゃんが大声をあげた。
創真さんとは仕事上の付き合いしかない。プライベートで2人きりで会うなんて1度もなく、だから男女関係は一切ない。
なのに、婚約者にさせられ、社内では恋人のふりに付き合ってる。
「ーー結芽って、お父さんは国立大阪循環器センターの外科部長で、お兄さんは京都大学病院で外科医をしてるんだよね?東條専務と同じで政略結婚的なやつ?」
なんて答えたらいいか悩む。
政略結婚でも恋愛結婚でもない。
嵌められ結婚だ。
気づいたら立場が上の人に婚約させられ断れない状況で途方にくれてる状態。
「社内恋愛結婚する予定です。オリパスの次期社長は東大の真中教授の娘と結婚されたんですね」
にこやかに話す創真さん。いけしゃあしゃあと恋愛結婚だと嘘をついてる。
遼佑の婚約者の父親は東京大学医学部の循環器内科の教授をしてた。
オリパスの主力製品を販売するのに権威的な大学の教授の娘と縁組するのは戦略的に効力がある。
東京大学の機械情報工学科を専攻していたけど、有名な教授だから名前と研究内容は知ってた。
私と付き合っていることを隠した本当の理由は婚約者の父親に不貞行為をバレないようにするためだったのか。
5年間の交際期間中、実家暮らしをしてる彼はお忍びで私が独り暮らしをしてるマンションにきてた。
たまに泊まる事もあったけど、基本的に私が作った料理を食べてから私を抱き、帰っていく。
食欲と性欲とたまに睡眠欲を満たすために私の住むマンションに来てた。
私は遼佑に、アメリカ留学していた婚約者の幼馴染がいない間の都合がいい女として利用されてたのかもしれない。
「ーー瀬崎さん!!お久しぶりです。直接お会いできるなんて、嬉しいです!!」
歓喜極まる女性の甘ったるい声が聞こえてすぐに、その女性は背後から創真に抱きついた。
「真中愛里さん!!」
凛子が創真に抱きついてきた女性をみて、大きな声をあげた。
創真に抱きついてきたのは遼佑の婚約者だった。
「オリパスの次期社長と結婚が決まったんじゃなかったか?いい加減、俺に纏わりつくの辞めてくれないか」
「……私は瀬崎さんが好きなの。マサチューセッツ総合病院で初めて出会った日から!!」
「俺は毎度拒絶してきたよな。迷惑だから辞めろ!!離せ!!俺の婚約者とその父親の前で誤解されるような事をするな!!」
ダークオーラを放ちながら睨みつけた創真さんに怯んだ真中愛里さんは離れた。
「すみません。ご迷惑をおかけしました」
懐かしい声にドキリ。
元恋人の遼佑が真中さんの隣にきて、真中さんの頭に手をやり一緒に下げた。
仕事柄、いつか病院でばったり遭遇しそうな気はしてたから、その時は先輩と後輩、元社員として毅然とした態度で接したいと思ってた。
古傷が痛む。
300人以上はいるホール内で、婚約者がライバル会社の次期社長に抱きついて愛の告白をするから面白くないと思う。
遼佑は謝罪しながらも創真さんを睨みつけてた。
「……私は遼ちゃんとの婚約は白紙に戻したいの。瀬崎さんの方がカッコいいし頭もいい。天才外科医で閃きで発明もしちゃう。瀬崎さん、私と結婚して!!」
大学進学から10年間もアメリカにいたらこんなに大胆になれるのか。
「話にならん。東條さん?こいつの婚約者ならちゃんとしつけてくれない。あっ、俺とこいつ、全く関係ないから。ハーバードメディカルスクールの学生だったから指導医を務めた事あるが、外科の才能ないから内科に飛ばした。結芽、お父さん、院長が特等席を用意してくれたからいこう。将生もいる」
私の腰に手を回し、創真さんはフロアーから外に連れ出す。
モニター室の特別室に連れてかれ、コーヒーサービスやケーキや焼き菓子を出された。
「俺はアメリカに行ってからは女遊びは辞めた。分刻みでオペして余暇はアパートに引きこもってロボット製作していたし、女の相手なんかしねぇよ」
創真さんと将生兄のゲス過ぎる会話。
将生兄の部屋にいかがわしい人造人間がある。
創真さんが将生兄に送りつけた、多忙な後期研修医を務めてた将生兄の性欲を発散させるために造られた当時ファンだったアイドルの等身大のセック⚫︎ドール。
人肌の温もりとリアル感のある女性の秘められた所。
外科の医療書を借りようと将生兄の部屋に入って、それがベッドの布団の中に入ってたから、かなり恐怖だった。
ふざけて造って送りつけたのは創真さん。さすがに商品化はさせてない。
創真さんもセック●ドールにお世話になってたのだろう。
「俺はあの日から女遊びはきっぱり辞めた。お前と飲み歩いてるせいで結芽に変な誤解されてる。ふざけてやってるふりをした俺もいけなかったが」
今から超難易度が高いSSランクの手術を執刀しないといけないのに、こんなアホみたいな話をしてリラックスしてる2人。
私が冷たい眼差しを向けてるのは当然で、隣に座ってる父は専門医なだけに難しい術式のレジメを読んでた。
初めて好きになり付き合い一生を共に歩もうと思ってた元彼と再会し、顔を合わせてしまったけど、そして修羅場ってたけど創真くんのおかげで深く考えず、すぐに離れる事ができた。
「結芽ちゃん、ああいう女がいるからさ籍入れて。
いきなり私の背後に立ち、首に腕を回してきた創真さん。
「……無理。遊び人な不誠実な創真さんとは結婚はしたくない」
手術執刀前だから気落ちさせるような事は言ったらいけない気はしたけれど、将生兄との会話があまりにゲス過ぎて、思わず口から発してしまった。
手術はシロートでもスピーディで完璧なものだとわかる見事ものだった。
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