絶体絶命!!天敵天才外科医と一夜限りの過ち犯したら猛烈求愛されちゃいました

鳴宮鶉子

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医局に現れた天才外科医

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マゼンダ色のスクラブに白衣。
医療用緑のマスクを付け、小児科病棟を駆け回る。

循環器内科医を目指す私は、循環器内科と小児循環器内科の専門医取得のため、患者さんの治療方法と状態観察について主治医の指導医の指示を仰ぎつつ、患者と向き合っている。

「あいじゃわちぇんちぇい、ほんとうに、カテーテルだぁけぇ?また、ちんぞうきったりちない?」

5歳になってまもない濱崎雅弥くん。
母親の胎内にいる時に先天性心疾患がある事がわかり、28週の時にこの病院に救急搬送され、緊急帝王切開で産まれた。

産まれてすぐの1キロ満たない小さな体の時に、雅弥くんは左心低形成症候群の外科的手術を受け、チアノ-ゼの無い状態となり、日常生活の制限もあまりない状態になっていた。

5歳の定期検診で心臓の中の右心房と左心房の間を仕切る壁に穴が開いている心房中隔欠損症を起こしているとわかった雅弥くん。

「カテーテルだよ。いつものとちょっと違うから、2週間入院しないといけないけどね」

カテーテル治療は、器具の進化や技術の向上によって近年急速に進歩を遂げている。
現在では外科的治療と協調して、その補完的役割を担うばかりではなく、心房中隔欠損、動脈管開存、肺動脈弁狭窄など一部の疾患において、カテーテル治療のみで修復が可能になった。

2日後に、雅弥くんは、経皮的心房中隔欠損閉鎖術というカテーテル手術を受ける。


「藤嶋教授、濱崎雅弥くん、経皮的心房中隔欠損閉鎖術で大丈夫なんですか?」

小児科の医局に戻ると、私の指導医をして下さっている藤嶋直人教授に、小児内科医の先生方が詰め寄っていた。

「有馬先生に任せた方が良くないですか?外科的治療の方が確実です」

「小さな体をこれ以上切るのはなぁ……」

「再度外科的治療が必要なケースではないですか!!穴を閉鎖栓で塞ぐの無理ですよ」

子供の体は大きく成長する。
赤ちゃんの時に外科的心臓手術を受けた雅弥くん小さかった心臓。
身体が急成長し心臓も大きくなり、縫いつけた箇所がひっぱられ心臓に穴が空いてしまった。

「有馬先生に任せた方が確実です。もし失敗して患者が死ぬような事になったらどうするんですか!!」

「海外では経皮的心房中隔欠損閉鎖術の成功例がたくさんあり、主流になってます。絶対に成功させます!!」

困っている松嶋教授に駆け寄り、小児循環器内科医達に私からカテーテル手術についてを説明する。
心房中隔欠損に関してのカテーテル治療の実施件数は日本では少なく、成功例もあまり聞かないから辞めた方がいいと反対される。

「あっ、有馬先生、いいところに来て下さいました。濱崎雅弥くんの心房中隔欠損再手術の件ですが、カテーテル手術よりも外科的手術で有馬先生がオペを執刀された方がいいですよね!!」

小児循環器内科の医局に、有馬頼翔先生が来た。

3年前に雅弥くんの心臓手術を行ったのは有馬頼翔先生。
最難関な成功率10%切るオペを失敗を恐れた教授含む心臓外科医達が、アメリカ帰りの天才外科医に押し付けた。

外科的手術のスペシャリストを目指しているのか、ハーバードメディカルスクール時代の後半は救急医療センターで寝る間を惜しみ救急搬送された患者の治療にあたっていた有馬頼翔先生。
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞の緊急手術だけでなく、交通事故による頭部損傷、臓器損傷などの多発外傷の治療もこなせる天才外科医。

有馬頼翔先生は、20cm満たない雅哉くんの胸にメスを入れ、小切開で心臓を開き短時間で両側肺動脈絞扼術を行った。
その半年後にノーウッド手術と両方向性グレン手術を行い、その1年後にフォンタン型手術を行い、完治に近い状態に心臓を作りかえた。

初期研修医として小児循環器内科の研修医をしていた私。
有馬頼翔先生が執刀した産まれてまもない雅弥くんのオペ動画を見て、華麗なメス裁きに、当時感度した。

「濱崎雅弥くんのMRI見せて」

有馬頼朝医師が初期研修医の三浦美咲先生に声をかける。
三浦美咲先生は慌てて医療用ノートパソコンを持ってきて開き、濱崎雅弥くんの2週間前に撮影したMRI画像を見せた。

「どうみても心房中隔欠損だけだろ、これ。カテーテルによる経皮的心房中隔欠損閉鎖術が最善。こんなんで外科手術するなよ」

不機嫌に言い放つ有馬頼翔先生。
端正な顔立ちが無表情なまま目つきが鋭くなり、軽蔑の眼差しを小児循環器内科医達に向けた。

「相沢先生、ちゃんと勉強されてますね。必要のないオペに時間をさく暇、ないです。外科的治療は患者の負担も大きい」

「あ、……ありがとうございます」

小児循環器内科医一同全員がその場で凍りつく中、有馬頼翔先生に誉められ、戸惑う。

「相沢さん、ちょっといいですか」

「は、……はい?」

「着いてきて下さい」

外科的手術を執刀する、もしくはした患者の検査結果の確認と追加治療の指示かと思い、有馬頼翔先生の後ろに着いていく。

連れてこられたのは昼間使われていない救命救急センター側の医師用仮眠室。

有馬頼翔先生は日勤で予定心臓外科手術を行うだけでなく、夜間の救急センターでもヘルプで入っている。

「結衣、会いたかった」

個室に入るなり、手を引かれ、シングルベッドに押し倒され、組み敷かれてしまった。

絶体絶命。

まさか、仮眠室で押し倒されるとは思いにもよらなかった。


私の瞳をじっと見つめながら、有馬頼翔先生の左手は白衣の上から胸の膨らみを掴み揉みくちゃに弄り、右手はスクラブパンツの中に入ってきてショーツの上から脚の付け根をソフトタッチする。

「何を、……しでかそうと、してるんですか、有馬先生!!」

あろう事かショーツのクロッチ部から指を2本入れ込み、割れ目に突っ込んできた。

「朝の続き。結衣を抱きたくて堪らなくて、オペに集中できないから予定オペ中断してきた」

「ーーはぁっ!!」

スクラブパンツとショーツを一気に下げられ、滾った雄刀を入れ込まれてしまった。

「すぐに終わらすから、付き合って」

一心不乱に腰を撃ちつけてくる天才外科医もとい変態外科医。

舌を絡めるキスをし私を黙らし、3分足らずで欲望を愛壺内に撒き散らした。

有馬頼翔先生の舌を軽く噛みキスを辞めさせ、彼を睨みつける。

有馬頼朝先生はすっきりした顔をして、欲望を放出したのに太さと固さを維持した雄刀を秘部から抜き、素早くスクラブパンツの中に片づけた。

「ヤバっ、休憩って言って出てきて30分経ってるわ。結衣は大学に行かないといけない時間じゃないか?」

研修医履修制度を使って、後期研修医をしながら大学院に通ってる。
昼の回診を終えた後2時間ほど大学へ行っていた。

かなり抵抗あるが、ショーツを履く。
どろっとしたものが膣内から出てきて、気持ちが悪い。
スクラブパンツを履き、有馬頼翔先生と仮眠室を出た。





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