月明かりの下で泣いてる君に恋した

鳴宮鶉子

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prologue

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「お兄さん、なんでいつもこんな深夜に月を眺めて泣いてるの?」

半年前、満月の日の深夜に目黒川の川沿いで月を眺めながら泣いてる男性を見つけた。
背が高く仕立てのいいスーツを身にまとっている端正な顔立ちをしてる男性。
切なそうに泣く姿を見てるうちに、その男性の事が気になり、私は思わず声をかけてしまった。

わたしを見て、驚いた表情を浮かべた男性に、

「……慰めてあげる」

と手を取り、近くにあるラブホテル ムーンライトに入った私。

「お兄さん、気持ちい事をしよ。
そしたら、シテル間は哀しい事を忘れられるから……」

私は男性のスラックスのジッパーを下げ、元気のない男の部分を口と手でしごいて大きくする。
そして大きく反り返ったら、男性をベッドに押し倒し、ストッキングとパンティだけを抜いて馬乗りになり、私の中に埋めた。

上下に動きながらスーツのジャケットを脱ぎ、ブラウスのボタンを外し、男性の手を私の胸に持っていく。

わたしの胸の感触を楽しみながら気持ちようなうっとりした表情を浮かべてる男性は堪らなくなったのか、わたしを押し、わたしの足を持ち上げ奥深くまでで強く激しく突いてきた。

そして……わたしがイクタイミングで果てた。

放心状態の男性と離れ、果てた液とわたしの体液で汚れたまだ半分反り返ってる男の部分を口の中に入れ、また元気にする。

男性が着ている仕立てのいいスーツを脱がせハンガーにかけ、ベッドの上で胡座をかいて座ってる男性の元へ戻り、抱きつくかたちで一体化し、私の奥に彼の男の部分が当たるよう動く。

「お兄さんの事は何も聞かない。満月の日の深夜に、私と遊ぼう」

それからわたしは、満月の日の深夜、会社帰りに泣いてる男性をラブホ ムーンライトに連れて行き、一緒に遊んだ。
私の中で何度も果て疲れ切った男性が私を抱きしめて眠りに着くと、私はラブホ ムーンライトから出て行く。

わたしは名前も知らない何をしてるかわからない男性との満月の日の深夜の情事が楽しんでた。
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