8 / 9
セックスレス夫婦
しおりを挟む
借りてた部屋を解約して、蓮と同居を始めた。
午後11時半。
リビングで蓮と「おやすみ」のキスを重ねてから自分の部屋に入る。
蓮と夜ご飯を食べてから、蓮とリビングで持ち帰った仕事をしたり、テレビをみたり、ゲームをしたりして過ごす。
でも、寝る時は別々の部屋。
一緒のベッドは精神面上お互いきついから、寝室は別にした。
「……蓮、私とできないから、誰かとやってきていいよ」
「……結衣以外に、反応しないから無理」
私の写真を見たり、私とやってるのをイメージして、毎日自己処理してる蓮。
してるところは見た事ないけど、不憫に感じる。
「結衣、写真撮らせて」
週末に新宿へ服を買いにいくと、その後、蓮に撮影会並に写真を撮られる。
カメラが趣味な蓮。
私と付き合い始めてからかなりの枚数撮り貯められてる。
仕事柄、有名な建築家が建てたビルやホテル等を目で見て写真に収めてデータとして残してるけど、私の写真はその倍以上の枚数で、蓮がお気に入りの写真を飾ってたりするから恥ずかしかったりする。
「……結衣、似合ってる。可愛い」
29歳になり老けた私に可愛いと連呼する蓮。
10年前の私の方が肌にハリがあって、スタイルもよかった。
でも、蓮のおかずは今現在の私の写真だった。
「……結衣、この服着たとこを撮らせてくれない?」
新しいノートパソコンを購入するために秋葉に行った時に、コスプレ衣装専門店のショーウィンドウに飾られてるメイド服とセーラー服を見つめながら言われ、顔をしかめる。
さすがに、年齢的に抵抗がある……。
体関係は全くなくても、私と蓮の関係は良好だった。
「結衣、まだ子供できないの?」
蓮が出張に行くたびに私の両親に貢ぎ物を贈るから、日曜日の夜ご飯を招ばれていき、母から孫の催促をされる。
蓮と結婚して2年が経とうとしてた。30歳になった私は、両親だけでなく職場の管理職からもセクハラ紛いに子供ができない事に対して言われ、少しめいってた。
『大学時代から付き合っていたから、もう女としてみられてないんじゃないか?若い女と浮気とかされてたりして』
会社の飲み会で酔った同期や先輩からこんな事を言われ、嫌な気分になる。
飲み会の後、蓮は必ず迎えにくる。
「……蓮、子供ができない事で蓮も周りから何か言われてない?」
「言われても気にしない。俺は結衣が俺と一緒にいてくれたらそれだけで満足してるから」
結婚したら子供を作って産み育てるのが当たり前と思われていて、不妊症を疑われたり、セックスレスだけど蓮から女扱いされてないと思われ悲しかった。
「……蓮、子供が欲しいから、やろう……」
「……無理だろっ、子供は欲しいけど、そのために結衣を苦しめたくない」
「……排卵日の時だけ、無理矢理でいいからやって!!」
「……そういう趣味はない!!」
私以上に蓮が私とやるのを拒んだ。
半年以上トラウマのフラッシュバックはない。
蓮に拒まれてショックを受けるけど、蓮が私の事を思ってくれてるからとわかるから、それ以上何も言えなかった。
「結婚おめでとう!!」
土曜日のランチタイム、大学時代の親友 澤井莉乃ちゃんとパスタを食べにきた。
LINEメッセージで結婚報告を受け、2週間後の土曜日に新橋駅側のイタリアンのお店で待ち合わせをしたら、お腹が膨れた莉乃ちゃんがいてびっくりした。
「30歳過ぎたからね、赤ちゃんできたから結婚した」
莉乃ちゃんは結婚するつもりはなかった。
会社の上司と酔った後の過ちでやって子供ができて、ハメられハラマサレ婚で複雑な心中で、夫婦としての絆を今、構築してるらしい。
「結衣は桐嶋くんと上手くいってるの?離婚したいって言ってたけど、今も夫婦してるんだよね?」
莉乃ちゃんは私と蓮が結婚した経緯を知ってる。
だから、子供が欲しいけど子作りができない悩みを打ち明けた。
「……結衣から襲えばいいじゃん。桐嶋くん、自己処理で発散してんでしょ!!イチコロだよ!!」
真昼間のイタリアンレストランで、莉乃ちゃんが私に、あれこれ良からぬ事を伝授してくれた。
トラウマのフラッシュバックを起こさないか怖かったけど、私から誘うしかないから、やってみる事にした。
莉乃ちゃんと下着専門店でベビードールというお姫様が着ているドレスのような下着を購入した。
初めて入ったという莉乃ちゃん。
「私は絶対に着ないけど」とスケスケの下着を勧めてきたけど無視して、露出度ほどほどの蓮が好きそうなコスチュームを5着ほど購入した。
秋葉原でメイド服とナース服を購入した方が喜びそうな気はしたけど、コスプレの方が恥ずかしくて、ベビードールにした。
「桐嶋くんが帰ってきたら、『お帰りなさい、貴方。先にお風呂にします?ご飯にします?それとも私?』と玄関先でやってね!!」
面白がってる莉乃ちゃん。絶対にそれはやらない……。
日曜日以外は毎日、19時まで仕事をし、帰ってきてからもご飯を食べた後持ち帰った仕事を黙々としてる蓮。
一緒にご飯を食べてる時間しか、まともに話ができてない。
お昼ご飯を摂る時間もとれないぐらい忙しいらしく、だから、手作りお弁当を作って持たせた。
19時半に帰ってきた蓮とカキフライとうな重の夜ご飯を食べて、先にお風呂に入った蓮にお風呂あがりに無花果のスムージーを飲ませた。
仕事を持ち帰ってノートパソコンを開いて仕事を始めた蓮。
仕事の邪魔をしたらいけないと思いつつ、ちょうど排卵日の前の日なのもあり、蓮を誘惑する事にした。
午後11時半。
リビングで蓮と「おやすみ」のキスを重ねてから自分の部屋に入る。
蓮と夜ご飯を食べてから、蓮とリビングで持ち帰った仕事をしたり、テレビをみたり、ゲームをしたりして過ごす。
でも、寝る時は別々の部屋。
一緒のベッドは精神面上お互いきついから、寝室は別にした。
「……蓮、私とできないから、誰かとやってきていいよ」
「……結衣以外に、反応しないから無理」
私の写真を見たり、私とやってるのをイメージして、毎日自己処理してる蓮。
してるところは見た事ないけど、不憫に感じる。
「結衣、写真撮らせて」
週末に新宿へ服を買いにいくと、その後、蓮に撮影会並に写真を撮られる。
カメラが趣味な蓮。
私と付き合い始めてからかなりの枚数撮り貯められてる。
仕事柄、有名な建築家が建てたビルやホテル等を目で見て写真に収めてデータとして残してるけど、私の写真はその倍以上の枚数で、蓮がお気に入りの写真を飾ってたりするから恥ずかしかったりする。
「……結衣、似合ってる。可愛い」
29歳になり老けた私に可愛いと連呼する蓮。
10年前の私の方が肌にハリがあって、スタイルもよかった。
でも、蓮のおかずは今現在の私の写真だった。
「……結衣、この服着たとこを撮らせてくれない?」
新しいノートパソコンを購入するために秋葉に行った時に、コスプレ衣装専門店のショーウィンドウに飾られてるメイド服とセーラー服を見つめながら言われ、顔をしかめる。
さすがに、年齢的に抵抗がある……。
体関係は全くなくても、私と蓮の関係は良好だった。
「結衣、まだ子供できないの?」
蓮が出張に行くたびに私の両親に貢ぎ物を贈るから、日曜日の夜ご飯を招ばれていき、母から孫の催促をされる。
蓮と結婚して2年が経とうとしてた。30歳になった私は、両親だけでなく職場の管理職からもセクハラ紛いに子供ができない事に対して言われ、少しめいってた。
『大学時代から付き合っていたから、もう女としてみられてないんじゃないか?若い女と浮気とかされてたりして』
会社の飲み会で酔った同期や先輩からこんな事を言われ、嫌な気分になる。
飲み会の後、蓮は必ず迎えにくる。
「……蓮、子供ができない事で蓮も周りから何か言われてない?」
「言われても気にしない。俺は結衣が俺と一緒にいてくれたらそれだけで満足してるから」
結婚したら子供を作って産み育てるのが当たり前と思われていて、不妊症を疑われたり、セックスレスだけど蓮から女扱いされてないと思われ悲しかった。
「……蓮、子供が欲しいから、やろう……」
「……無理だろっ、子供は欲しいけど、そのために結衣を苦しめたくない」
「……排卵日の時だけ、無理矢理でいいからやって!!」
「……そういう趣味はない!!」
私以上に蓮が私とやるのを拒んだ。
半年以上トラウマのフラッシュバックはない。
蓮に拒まれてショックを受けるけど、蓮が私の事を思ってくれてるからとわかるから、それ以上何も言えなかった。
「結婚おめでとう!!」
土曜日のランチタイム、大学時代の親友 澤井莉乃ちゃんとパスタを食べにきた。
LINEメッセージで結婚報告を受け、2週間後の土曜日に新橋駅側のイタリアンのお店で待ち合わせをしたら、お腹が膨れた莉乃ちゃんがいてびっくりした。
「30歳過ぎたからね、赤ちゃんできたから結婚した」
莉乃ちゃんは結婚するつもりはなかった。
会社の上司と酔った後の過ちでやって子供ができて、ハメられハラマサレ婚で複雑な心中で、夫婦としての絆を今、構築してるらしい。
「結衣は桐嶋くんと上手くいってるの?離婚したいって言ってたけど、今も夫婦してるんだよね?」
莉乃ちゃんは私と蓮が結婚した経緯を知ってる。
だから、子供が欲しいけど子作りができない悩みを打ち明けた。
「……結衣から襲えばいいじゃん。桐嶋くん、自己処理で発散してんでしょ!!イチコロだよ!!」
真昼間のイタリアンレストランで、莉乃ちゃんが私に、あれこれ良からぬ事を伝授してくれた。
トラウマのフラッシュバックを起こさないか怖かったけど、私から誘うしかないから、やってみる事にした。
莉乃ちゃんと下着専門店でベビードールというお姫様が着ているドレスのような下着を購入した。
初めて入ったという莉乃ちゃん。
「私は絶対に着ないけど」とスケスケの下着を勧めてきたけど無視して、露出度ほどほどの蓮が好きそうなコスチュームを5着ほど購入した。
秋葉原でメイド服とナース服を購入した方が喜びそうな気はしたけど、コスプレの方が恥ずかしくて、ベビードールにした。
「桐嶋くんが帰ってきたら、『お帰りなさい、貴方。先にお風呂にします?ご飯にします?それとも私?』と玄関先でやってね!!」
面白がってる莉乃ちゃん。絶対にそれはやらない……。
日曜日以外は毎日、19時まで仕事をし、帰ってきてからもご飯を食べた後持ち帰った仕事を黙々としてる蓮。
一緒にご飯を食べてる時間しか、まともに話ができてない。
お昼ご飯を摂る時間もとれないぐらい忙しいらしく、だから、手作りお弁当を作って持たせた。
19時半に帰ってきた蓮とカキフライとうな重の夜ご飯を食べて、先にお風呂に入った蓮にお風呂あがりに無花果のスムージーを飲ませた。
仕事を持ち帰ってノートパソコンを開いて仕事を始めた蓮。
仕事の邪魔をしたらいけないと思いつつ、ちょうど排卵日の前の日なのもあり、蓮を誘惑する事にした。
11
あなたにおすすめの小説
婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。
鯖
恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。
パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる