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ワーカーホリック部下をお持ち帰り side 拓馬
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「香坂さん、酒で潰れちゃったね?寝不足と疲れが溜まってたんだろうね」
大島建設の社員で固められた円卓テーブルで、伏せて眠る。部下の香坂。
中高一貫校時代のダチ達が、俺が鬼畜にこき使うからアルコールに呑まれて意識を無くしたという……。
「こいつ、ワイン2杯と梅酒をロックで1杯飲んでたから飲み過ぎて、ぶっ倒れただけだろ」
気持ち良さそうに眠る香坂。
こいつ、見た目は清楚なか弱い感じの幼い感じの綺麗系女子なのに、中身は熱血な仕事人間で根性がある。
そして、手がける建築デザインが斬新かつ美しくて天才的だ。
香坂を俺の直属の部下にして、ホテルやショッピングモール等の案件の内装デザインを任せた。
予算が少ない中、最良の内装を施す。
香坂と組んで仕事をするのが、楽で楽しく感じる。
「こらっ、香坂、起きろっ」
お開きになったのに、起きない香坂。
肩を何度も揺すっても、気持ち良さそうにすやすや眠ってる。
「拓馬、責任持って連れて帰るしかないな。確か、同じマンションに住んでるんだろ?」
香坂は何を思ってか、大島建設が建築したオフィスビル側の高層マンションの低層階を分譲した。
ちなみに、俺は最上階に住んでいる。
身分を隠すために母方の名字を名乗ってるが俺は大島建設の跡取りだ。
30代後半までは設計士として仕事に打ち込み、その後は後継者教育を受けて幹部職に就く。
大島建設の御曹司とバレたら面倒臭いから、中高一貫校時代のダチ達に口止めして一般社員として仕事をしている。
「はっ、俺ん家、連れて行けねーよ。身分がばれる。オフィスビル側のビジネスホテルに置いてく」
仕方がないから、結婚披露宴の出席者の大半が出てから、ダチに引き出物を持って貰って、香坂を言い方が悪いが運ぶ事にする。
「おんぶは無理だから、お姫様抱っこだな」
ダチ達は面白がってる。
仕方がないから、意識の無い香坂をお姫様抱っこをする。
『キャー』
見ず知らずの女達が、俺を見て歓声を上げた。
そのメンバーを見ると真美がいるから、香坂の大学のゼミ仲間なんだろう。
俺とは、全く関係ないから無視をした。
ふと、真美の旦那が俺を睨んでるのに気づく。
俺が大島建設の御曹司だからか?
「拓馬、タクシー無くなったら困るから行こうぜ。襲うなよ」
「襲うわけないだろ、部下。こいつに仕事を辞められたら大損失になる」
ダチらと結婚式場を出て、香坂とタクシーに乗り込む。
引き出物は邪魔だから、明日会社で受け取る事にした。
タクシーの中で、俺に寄りかかって眠る香坂。
他の女だと鬱陶しいだけだのに、香坂に対しては可愛いなと思ってしまう。
普段の香坂が弱音を吐かずに仕事に打ち込む姿に好感を持っているからかもしれない。
オフィスビル側のビジネスホテルへ連れてきた。
先払いで支払いを済ませ、部屋に香坂を連れて行く。
お姫様抱っこは…、目立つ。
俺がこれから香坂に悪さをしようと思ってると疑いの目で見られてる気もする。
結婚披露宴の後に酔っ払って眠ってしまった部下を、ホテルに泊まらせるだけなのに……。
このまま、ベッドに放置してやろうかと思ったが、アップした髪の毛は寝苦しそうだから解いてやり、カクテルドレスはそのままにしようと思ったが、『馬子にも衣装』とからかったら『1番高いランクのカクテルドレスをレンタルしたので』と自慢げに香坂が言ってたから、破いたり皺々になって買取になったら可哀想だから、脱がせる事にした。
脱がせて、驚く……。
かろうじで胸と尻には肉がついてるが、他がモデル並みにガリガリだ。
俺の部下に着くまでは、太っては無かったが、マシュマロのようなふんわりした柔らかそうな姿をしていた。
浴衣を着て、寝かせて、俺は部屋から出た。
俺、本当に、鬼畜のように香坂をこき使ってたのかもしれない。
少し太らせないと、このままだと過労死するんじゃないかと頭によぎった。
女の裸を見て、こんな感情を抱いたのは初めてだ。
モデル体型で美しいとは思うが、俺がイメージしてた香坂とは違う。
明日からランチに連れ出し、無理矢理何かを食べさせて太らせようと、心に決めた。
大島建設の社員で固められた円卓テーブルで、伏せて眠る。部下の香坂。
中高一貫校時代のダチ達が、俺が鬼畜にこき使うからアルコールに呑まれて意識を無くしたという……。
「こいつ、ワイン2杯と梅酒をロックで1杯飲んでたから飲み過ぎて、ぶっ倒れただけだろ」
気持ち良さそうに眠る香坂。
こいつ、見た目は清楚なか弱い感じの幼い感じの綺麗系女子なのに、中身は熱血な仕事人間で根性がある。
そして、手がける建築デザインが斬新かつ美しくて天才的だ。
香坂を俺の直属の部下にして、ホテルやショッピングモール等の案件の内装デザインを任せた。
予算が少ない中、最良の内装を施す。
香坂と組んで仕事をするのが、楽で楽しく感じる。
「こらっ、香坂、起きろっ」
お開きになったのに、起きない香坂。
肩を何度も揺すっても、気持ち良さそうにすやすや眠ってる。
「拓馬、責任持って連れて帰るしかないな。確か、同じマンションに住んでるんだろ?」
香坂は何を思ってか、大島建設が建築したオフィスビル側の高層マンションの低層階を分譲した。
ちなみに、俺は最上階に住んでいる。
身分を隠すために母方の名字を名乗ってるが俺は大島建設の跡取りだ。
30代後半までは設計士として仕事に打ち込み、その後は後継者教育を受けて幹部職に就く。
大島建設の御曹司とバレたら面倒臭いから、中高一貫校時代のダチ達に口止めして一般社員として仕事をしている。
「はっ、俺ん家、連れて行けねーよ。身分がばれる。オフィスビル側のビジネスホテルに置いてく」
仕方がないから、結婚披露宴の出席者の大半が出てから、ダチに引き出物を持って貰って、香坂を言い方が悪いが運ぶ事にする。
「おんぶは無理だから、お姫様抱っこだな」
ダチ達は面白がってる。
仕方がないから、意識の無い香坂をお姫様抱っこをする。
『キャー』
見ず知らずの女達が、俺を見て歓声を上げた。
そのメンバーを見ると真美がいるから、香坂の大学のゼミ仲間なんだろう。
俺とは、全く関係ないから無視をした。
ふと、真美の旦那が俺を睨んでるのに気づく。
俺が大島建設の御曹司だからか?
「拓馬、タクシー無くなったら困るから行こうぜ。襲うなよ」
「襲うわけないだろ、部下。こいつに仕事を辞められたら大損失になる」
ダチらと結婚式場を出て、香坂とタクシーに乗り込む。
引き出物は邪魔だから、明日会社で受け取る事にした。
タクシーの中で、俺に寄りかかって眠る香坂。
他の女だと鬱陶しいだけだのに、香坂に対しては可愛いなと思ってしまう。
普段の香坂が弱音を吐かずに仕事に打ち込む姿に好感を持っているからかもしれない。
オフィスビル側のビジネスホテルへ連れてきた。
先払いで支払いを済ませ、部屋に香坂を連れて行く。
お姫様抱っこは…、目立つ。
俺がこれから香坂に悪さをしようと思ってると疑いの目で見られてる気もする。
結婚披露宴の後に酔っ払って眠ってしまった部下を、ホテルに泊まらせるだけなのに……。
このまま、ベッドに放置してやろうかと思ったが、アップした髪の毛は寝苦しそうだから解いてやり、カクテルドレスはそのままにしようと思ったが、『馬子にも衣装』とからかったら『1番高いランクのカクテルドレスをレンタルしたので』と自慢げに香坂が言ってたから、破いたり皺々になって買取になったら可哀想だから、脱がせる事にした。
脱がせて、驚く……。
かろうじで胸と尻には肉がついてるが、他がモデル並みにガリガリだ。
俺の部下に着くまでは、太っては無かったが、マシュマロのようなふんわりした柔らかそうな姿をしていた。
浴衣を着て、寝かせて、俺は部屋から出た。
俺、本当に、鬼畜のように香坂をこき使ってたのかもしれない。
少し太らせないと、このままだと過労死するんじゃないかと頭によぎった。
女の裸を見て、こんな感情を抱いたのは初めてだ。
モデル体型で美しいとは思うが、俺がイメージしてた香坂とは違う。
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