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結城課長と神戸の異人館などの芸術的な建築物を2泊3日で回った。
結城が事前に神戸について調べてくれていて、レンタカーで色々連れて行ってくれた。
わたしにどこに行きたいか問いかけてくれて、わたしが行きたい所に連れて行ってくれた。
限られた時間なのに、色んなところにに連れて行ってくれて、結城課長からためになる話を聞けた。
でも、わたしは、物足りなさを感じてた。
たぶん、結翔と10年間付き合っていた歳月があるから、戸惑いを感じてるんだと思う。
結城課長が東京に戻る日の夜、夜景の綺麗なレストランで、結城課長からプロポーズされた。
連日、わたしを実家に送り届ける際に、わたしの両親に丁寧に挨拶をしていた結城課長。
わたしの両親も、結城課長の誠実さから、わたしの結婚相手になって欲しいと口々に呟いた。
結翔と別れた理由は両親には伝えては無い。
でも、10年も付き合った結婚適齢期の彼女を捨てた結翔を許せなくて、傷ついたわたしに、早く誠実な人柄とくっつき、結婚して幸せになって欲しいと、願ってるのかもしれない。
本当は1週間、実家に滞在するつもりだったけれど、大学のゼミ仲間とのグループラインで教授が参加する飲み会が企画され、教授に会いたくて実家を5日目の早朝に後にし東京へ戻った。
前日に招集がかかったのに、ゼミ生の大半が集まってた。
福岡から帰省していた沙也加ちゃんも来ていた。
「凛音ちゃん、大島拓馬さんと付き合ってるの?」
「大島??」
「こないだ凛音ちゃんが結婚式場をお姫様抱っこされて退場したって、みんなから聞いたよ」
飲み会が始まり、わたしは沙也加ちゃんの隣に座り、静かに梅酒を飲んでた。
結城拓馬課長、高層マンションの最上階に住んでいるから、やっぱり大島建設の御曹司なんだなっと、沙也加ちゃんの言葉でわかった。
「付き合ってはないけど、プロポーズされた。返事は保留してる」
結城課長はわたしをエスコートしてくれて、そして優しい。
だから、結婚したら幸せになれると思うけれど踏ん切りがつかない。
「そういえば、成宮くん、離婚したってね。奥さんのお腹の子、自分の子じゃなかったらしい。
飲み会の後に、1人でホテルで寝てたのに、起きたらなぜかその子いて妊娠したから責任を取れって言われた
らしいよ。
普通はやったかどうかわかるはずなのに、成宮くんも大宮建設の御曹司で、経営者教育を受けてる最中で疲労で判断が鈍ってたみたい。
凛音、スーパーゼネコンのプリンス2人とお付き合いしたなんてある意味すごいね」
沙也加ちゃんから、結翔が離婚した事を聞いた。
結婚式場で、奥さんの真美さんが結翔をはめて結婚したというのを聞いてた。
「遅かったな、成宮」
わたしと沙也加ちゃんが結翔の話をしていたら、スーツを着た結翔が遅れて飲み会にきた。
「社長秘書は大変だな」
結翔はゼミの男性陣に捕まり、からかわれていた。
身の覚えがないのに、悪女に妊娠したと騙され、結婚させられ離婚した可哀想な結翔は教授を含めゼミの男性陣に同情され、しこたま酒を飲まされ可愛いがられてた。
そして……お開きの時間にはすっかり、潰れてた。
「香坂、成宮をマンションまで送れ」
ゼミの先輩に潰れた結翔と同じタクシーに押し込まれた。
結衣は先月に入居開始した大宮建設が建てた高層マンションに引越したらしい。
「マンションに着いたら、1人で中に入ってよね。わたし、そのまま帰るから」
タクシーが結翔の住むマンションに着く。
結翔の肩を揺すり、起こす。
かなりふらふらしてる結翔。
タクシーから結翔だけを降ろそうとしたら、結翔がクレジットカードを出し、支払いをしわたしの手を引き、タクシーから出た。
結翔はわたしの右手を痛いぐらいに強く握り、マンションの中に入る。
ゴールドのカードキーを通し、エレベーターに乗り、最上階に向かう。
建設会社の御曹司は、自社が建てた高級マンションの最上階に住むものなのかもしれない……。
結翔に、結斗が住む部屋に連れ込まれる。
そして、玄関ドアに入ってすぐに、ドアドンでキスをされた。
舌を入れ込まれ、口内を刺激され、結翔に翻弄される……。
10年間、わたしの身体を抱いてたから、わたしの快感を知り尽くしてる結翔。
手慣れた手つきで、わたしの服を脱がし、玄関でわたしの中に、肉棒を埋めてわたしの中にDNAを放出した。
そして、1度ではおわらず、わたしを寝室までお姫様抱っこしていき何度も何度も抱いた。
わたしはそれが不思議な事に嫌じゃ無かった。
10年間付き合ってたからもある。
GWの残りの5日間、結翔はわたしを離してくれなかった。
高級マンションの1階にはスーパーが入っていて飲食店も入ってるからか、GWの残り5日間の休み、結翔のマンションの部屋に閉じ込められ、わたしは結翔に求められ体内にDNAの種を蒔かれた。
「結翔、赤ちゃん、できたらどうするの?」
「できたら、凛音は俺から離れられなくなるだろ?」
「順序がおかしくない?」
「だったら、今すぐに結婚して」
結翔は、食事の時間以外わたしをベッドに押し倒してた。
「凛音、好きなんだ。凛音しか、愛せない。凛音と結婚したら俺と結婚して玉の輿を企まむ女たちも諦めると思うし、2度と凛音を悲しませる事はしないしから俺と結婚して」
結翔が、わたしの身体を翻弄させながらいう。
結城課長と一緒にいて、物足りなさを感じていたわたし。
結翔とは身体も心も満たされていて、わたしは結翔しか愛せないと本能的に感じた。
「結翔、2度と接待の飲み会以外に行ったらいけないからね。行っても、乾杯のビール以外は飲んだらだめ。それが約束できるなら結婚してもいいよ」
わたしが、結翔にベッドに押し倒されてる中で結翔を見つめて言った。
「約束する」
結翔はわたしの中にまたDNAの種を蒔き、わたしが気が変わらない内にとスーパー内の役所の窓口で住民票を取り出し、結婚届けを記入して実家に寄り、ご両親にサインを書かせ役所に提出をした。
ご両親……、大宮建設の社長と専務は、わたしと結翔が大学時代から10年間付き合っていたのをご存知でわたしが設計士として活躍をしてるのを知り、すぐに了承してくれた。
「凛音、大島建設を辞めて大宮建設に来て。
嫌、自宅でできる仕事をしたらいい。
俺と夫婦になって、子供を作って家族になろう」
なぜか、結城課長が同じマンションに住んでいると知っていて、次の日に引っ越しをさせられたわたし。
家具や家電は揃ってるから、衣類と雑貨以外は引っ越し業者に見積もって、引き取って貰った。
結城が事前に神戸について調べてくれていて、レンタカーで色々連れて行ってくれた。
わたしにどこに行きたいか問いかけてくれて、わたしが行きたい所に連れて行ってくれた。
限られた時間なのに、色んなところにに連れて行ってくれて、結城課長からためになる話を聞けた。
でも、わたしは、物足りなさを感じてた。
たぶん、結翔と10年間付き合っていた歳月があるから、戸惑いを感じてるんだと思う。
結城課長が東京に戻る日の夜、夜景の綺麗なレストランで、結城課長からプロポーズされた。
連日、わたしを実家に送り届ける際に、わたしの両親に丁寧に挨拶をしていた結城課長。
わたしの両親も、結城課長の誠実さから、わたしの結婚相手になって欲しいと口々に呟いた。
結翔と別れた理由は両親には伝えては無い。
でも、10年も付き合った結婚適齢期の彼女を捨てた結翔を許せなくて、傷ついたわたしに、早く誠実な人柄とくっつき、結婚して幸せになって欲しいと、願ってるのかもしれない。
本当は1週間、実家に滞在するつもりだったけれど、大学のゼミ仲間とのグループラインで教授が参加する飲み会が企画され、教授に会いたくて実家を5日目の早朝に後にし東京へ戻った。
前日に招集がかかったのに、ゼミ生の大半が集まってた。
福岡から帰省していた沙也加ちゃんも来ていた。
「凛音ちゃん、大島拓馬さんと付き合ってるの?」
「大島??」
「こないだ凛音ちゃんが結婚式場をお姫様抱っこされて退場したって、みんなから聞いたよ」
飲み会が始まり、わたしは沙也加ちゃんの隣に座り、静かに梅酒を飲んでた。
結城拓馬課長、高層マンションの最上階に住んでいるから、やっぱり大島建設の御曹司なんだなっと、沙也加ちゃんの言葉でわかった。
「付き合ってはないけど、プロポーズされた。返事は保留してる」
結城課長はわたしをエスコートしてくれて、そして優しい。
だから、結婚したら幸せになれると思うけれど踏ん切りがつかない。
「そういえば、成宮くん、離婚したってね。奥さんのお腹の子、自分の子じゃなかったらしい。
飲み会の後に、1人でホテルで寝てたのに、起きたらなぜかその子いて妊娠したから責任を取れって言われた
らしいよ。
普通はやったかどうかわかるはずなのに、成宮くんも大宮建設の御曹司で、経営者教育を受けてる最中で疲労で判断が鈍ってたみたい。
凛音、スーパーゼネコンのプリンス2人とお付き合いしたなんてある意味すごいね」
沙也加ちゃんから、結翔が離婚した事を聞いた。
結婚式場で、奥さんの真美さんが結翔をはめて結婚したというのを聞いてた。
「遅かったな、成宮」
わたしと沙也加ちゃんが結翔の話をしていたら、スーツを着た結翔が遅れて飲み会にきた。
「社長秘書は大変だな」
結翔はゼミの男性陣に捕まり、からかわれていた。
身の覚えがないのに、悪女に妊娠したと騙され、結婚させられ離婚した可哀想な結翔は教授を含めゼミの男性陣に同情され、しこたま酒を飲まされ可愛いがられてた。
そして……お開きの時間にはすっかり、潰れてた。
「香坂、成宮をマンションまで送れ」
ゼミの先輩に潰れた結翔と同じタクシーに押し込まれた。
結衣は先月に入居開始した大宮建設が建てた高層マンションに引越したらしい。
「マンションに着いたら、1人で中に入ってよね。わたし、そのまま帰るから」
タクシーが結翔の住むマンションに着く。
結翔の肩を揺すり、起こす。
かなりふらふらしてる結翔。
タクシーから結翔だけを降ろそうとしたら、結翔がクレジットカードを出し、支払いをしわたしの手を引き、タクシーから出た。
結翔はわたしの右手を痛いぐらいに強く握り、マンションの中に入る。
ゴールドのカードキーを通し、エレベーターに乗り、最上階に向かう。
建設会社の御曹司は、自社が建てた高級マンションの最上階に住むものなのかもしれない……。
結翔に、結斗が住む部屋に連れ込まれる。
そして、玄関ドアに入ってすぐに、ドアドンでキスをされた。
舌を入れ込まれ、口内を刺激され、結翔に翻弄される……。
10年間、わたしの身体を抱いてたから、わたしの快感を知り尽くしてる結翔。
手慣れた手つきで、わたしの服を脱がし、玄関でわたしの中に、肉棒を埋めてわたしの中にDNAを放出した。
そして、1度ではおわらず、わたしを寝室までお姫様抱っこしていき何度も何度も抱いた。
わたしはそれが不思議な事に嫌じゃ無かった。
10年間付き合ってたからもある。
GWの残りの5日間、結翔はわたしを離してくれなかった。
高級マンションの1階にはスーパーが入っていて飲食店も入ってるからか、GWの残り5日間の休み、結翔のマンションの部屋に閉じ込められ、わたしは結翔に求められ体内にDNAの種を蒔かれた。
「結翔、赤ちゃん、できたらどうするの?」
「できたら、凛音は俺から離れられなくなるだろ?」
「順序がおかしくない?」
「だったら、今すぐに結婚して」
結翔は、食事の時間以外わたしをベッドに押し倒してた。
「凛音、好きなんだ。凛音しか、愛せない。凛音と結婚したら俺と結婚して玉の輿を企まむ女たちも諦めると思うし、2度と凛音を悲しませる事はしないしから俺と結婚して」
結翔が、わたしの身体を翻弄させながらいう。
結城課長と一緒にいて、物足りなさを感じていたわたし。
結翔とは身体も心も満たされていて、わたしは結翔しか愛せないと本能的に感じた。
「結翔、2度と接待の飲み会以外に行ったらいけないからね。行っても、乾杯のビール以外は飲んだらだめ。それが約束できるなら結婚してもいいよ」
わたしが、結翔にベッドに押し倒されてる中で結翔を見つめて言った。
「約束する」
結翔はわたしの中にまたDNAの種を蒔き、わたしが気が変わらない内にとスーパー内の役所の窓口で住民票を取り出し、結婚届けを記入して実家に寄り、ご両親にサインを書かせ役所に提出をした。
ご両親……、大宮建設の社長と専務は、わたしと結翔が大学時代から10年間付き合っていたのをご存知でわたしが設計士として活躍をしてるのを知り、すぐに了承してくれた。
「凛音、大島建設を辞めて大宮建設に来て。
嫌、自宅でできる仕事をしたらいい。
俺と夫婦になって、子供を作って家族になろう」
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