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優秀な母に嫉妬 1
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「愛花、研究室に全然顔を出してないみたいだけど、何かあった?」
私の母、心愛ママは新生児内科の教授をしてる。
そして、母の義兄、瀬戸一輝おじさんは小児外科の教授で病院長。
65歳と73歳と高齢だけど、まだまだ現役で診療に携わっている。
「安達教授から安達クリニックで胚培養士のバイトを頼まれて、毎日こき使われてるの」
「ハッ!!涼真のヤツ、人の娘にクリニックを手伝わせるなんて、臨床研究優先させてって頼んでたのに!!」
生殖医療科の安達涼真教授とママは古くからの知り合いで、家族ぐるみで付き合いがある。
「愛花、安達クリニックのバイトはできる範囲でいいからね。安達教授には私から言っとくから!!」
ママと安達教授の奥さん、綾音院長は無二の親友。
私が安達クリニックにバイトに入ってる事はたぶん聞いてたと思う。
「ママ……、受精卵の遺伝子検査で命の選択を安達クリニックでしてるって知ったら、キレるだろうな」
ママは新生児内科医をしてるけど、小児外科医、小児心臓外科医、産婦人科医としても優秀で、見た目も40代にしか見えず、いまだに私と姉妹と間違えられる事があるから、美魔女過ぎて、恐ろしい。
そんなママに、綾音院長は嫉妬してる。
「愛花ちゃん、9月の終わりに将生がアメリカから帰ってくるよ!!」
安達教授と綾音院長には私より4歳年上の息子がいる。
大学から渡米し、飛び級でハーバードメディカルスクールを卒業した優秀な幼馴染で私の初恋の人。
生殖医療科の医師を目指したのは、将生くんの奥さんになった時に彼の片腕になりたいと思ったから。
「10月から京都大学で生殖医療と臨床遺伝の助教をしながら大学病院で勤務するから」
72歳になる綾音院長。
ひとり息子の将生くんが誇りで可愛くて堪らない。
「……優秀に育って良かった」
ママと違って65歳過ぎたころから更年期障害からの手の強張りと老眼で、医療現場から離れ、指示だけをしてる。
昔は優しい穏やかな人だったけど、年齢のせいか気難しい性格になり、近寄り難くなった。
将生くんの事が好きだったけど、8年間離れていて、受精卵の命の選択をビジネスで始めた安達クリニックに対し、嫌悪感から、離れたいと思うようになった。
ママとおじさんは超未熟児の治療にあたる医師。
500g満たない新生児の内臓疾患を外科的治療で修復する神の手を持つドクター。
だけど、超超未熟児の命を救う事ができるドクターはそう居ない。
知識だけでなく手先の器用さも必要で、私は無理だった。
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「安達教授から安達クリニックで胚培養士のバイトを頼まれて、毎日こき使われてるの」
「ハッ!!涼真のヤツ、人の娘にクリニックを手伝わせるなんて、臨床研究優先させてって頼んでたのに!!」
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「愛花、安達クリニックのバイトはできる範囲でいいからね。安達教授には私から言っとくから!!」
ママと安達教授の奥さん、綾音院長は無二の親友。
私が安達クリニックにバイトに入ってる事はたぶん聞いてたと思う。
「ママ……、受精卵の遺伝子検査で命の選択を安達クリニックでしてるって知ったら、キレるだろうな」
ママは新生児内科医をしてるけど、小児外科医、小児心臓外科医、産婦人科医としても優秀で、見た目も40代にしか見えず、いまだに私と姉妹と間違えられる事があるから、美魔女過ぎて、恐ろしい。
そんなママに、綾音院長は嫉妬してる。
「愛花ちゃん、9月の終わりに将生がアメリカから帰ってくるよ!!」
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大学から渡米し、飛び級でハーバードメディカルスクールを卒業した優秀な幼馴染で私の初恋の人。
生殖医療科の医師を目指したのは、将生くんの奥さんになった時に彼の片腕になりたいと思ったから。
「10月から京都大学で生殖医療と臨床遺伝の助教をしながら大学病院で勤務するから」
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「……優秀に育って良かった」
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