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わたしの王子様!?
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御曹司と御令嬢の宴。
合コンの時は飲食代は御曹司が支払ってくれるから、働いた給料で1人暮らしをしているわたしは金銭的には助かる。
縁故入社で就職し、受付や秘書等の仕事をしてはいても社長令嬢だからと残業は免除で面倒な仕事は回ってこない彼女達。
しかも、給料以外に父親から渡されてるゴールドガードを持ってるから、高級な飲食店やエステへ行きまくり、高価なブランド品を買いまくってる。
そんな彼女達と付き合っていたら、万札が羽が生えたように飛んでいく。
1回の食事代が2万円と月の手取りが32万円でボーナスも年に6ヶ月強出ても、家賃10万円の品川駅側のマンション暮らしで給料でやりくりしているわたしには、女子会の飲食代はきつかった。
「真田理人《さなだりひと》さん、今日、来られるのよね!?」
「真田さんが参加すると仰ってたからこの合コン開催したのに、まだお見えにならない。どういうこと!?」
御曹司達の幹事に、うちのリーダー格の園田麗子《そのだれいこ》と槙野美里《まきのみさと》が詰め寄る。
3時間のコース料理は最後のデザートで、目当ての男性が来なかったようで御令嬢達は機嫌を損ねてた。
御曹司達も家柄はかなりよく、容姿もいいのに、御令嬢のお眼鏡に叶わないようだった。
デザートを食べ終え、さて、解散といった時に、ふすまが開き、仕立てのいい三つボタンのスーツを着た、知的な感じの美しい端正な顔立ちをした男性が入ってきた。
「……仕事でトラブルが起きて、ちょっと対応で顔だけ出しにきた。参加できなくて申し枠無い」
出入り口付近に座ってたわたし、その彼と目が合い、固まる。
「……あれっ、瀬戸真彦《せとまさひこ》社長の御令嬢の真凛さん。社長にIT知識を叩き込まれた才女。ちょっと、仕事を手伝ってくれる!!」
わたしのバックとジャケットを手に取り、いきなり手を掴まれて店から連れ出された。
真田理人……、父が才能があるとIT知識を叩き込んだ男。
そして、今、乗っ取られた父の会社を取り返し、さらに大きくし、IT業界のトップ、サイバーテクノエデンの社長をしてる。
店の前で待たせていたタクシーに乗り込み、銀座から六本木ヒルズにあるオフィスビルに連れて行かれた。
そして、社長室に連れて行かれ、そこでパソコンの前に座らされ、サイバーテロで壊されたサイトの修復をさせられた。
シャンパンとワインを飲んで酔いがきてる頭をなんとか動かし、8時間かけて終わらせた。
窓を見ると朝日が出てた。
なんとか修復ができほっとし、酔った頭を駆使し過ぎて疲れがどっときてそのままわたしは意識を失ってしまった。
2日酔いの中、複雑なパソコン処理をさせられたせいか目覚めた途端から頭がズキズキ痛む。
それだけではない。
なぜか腰が痛い。生理はまだ先のはずなのに生理痛みたいな痛みがし、骨盤に痛みがある。
ベッドから起き上がり、目を開けて戸惑う……。
(ここはどこ?わたしはだあれ!?)
目の前がガラス張り外の景色に戸惑う。高層階らしいマンションの寝室に寝かされてた。
それだけではない。なぜかわたしは何も身につけてなく、胸元やお腹、太ももなど至るところに紅い痣ができてた。
(わたしは、意識がない時に暴行されたのか?)
記憶になく、戸惑う。
布団を剥ぐと、生理とは違う感じの出血があり、しかも立ち上がれなくて焦る。
服を探すもベッドの上にも下にも無い。
ドアが開き、誰かが入ってきた気配で振り向く。
「おはよう。真凛」
ラフなラルフローレンのブラックのチノパンと長袖のポロシャツをかっこよく着こなした真田理人さんがわたしに笑みを浮かべて近づいてきた。
そして、体を布団で隠すわたしに近づいて、布団を剥ぎ取り、わたしを抱きしめ唇にキスを落とした。
舌を入れられ、舌を絡め合わされる。
「……昨日の夜じゃなく、今日の朝、意識の無い真凛を抱いた。処女だったんだね。痛かったかも、ごめんね。気持ちよくさせてあげたかったけど、意識ないから、なかなか濡れなくて、だから、痛みで立てないか」
上半身起き上がってた身体を両肩を掴まれて押し倒される。
「……ずっと探してたよ、真凛」
そういうと理人さんはわたしの右胸の頂を口に含み、吸ったり舌と歯で刺激し、右手で左胸を掴む。
電流が走ったような今まで感じた事がない快感を感じた。
「……感じてくれて嬉しいよ。朝はいくら中を刺激しても全く潤わなかったけど、ほら、ここ、トロトロになってる」
理人さんがわたしの脚の付け根の窪みに指を入れかき回し抜くと、ぬるっとした愛液が垂れ落ちた。
理人さんかまポロシャツとチノパンとトランクスを脱ぎ捨て、わたしのそこに勃ち上がった昇りを挿れてきた。
「ーー 痛い!!」
太い異物がわたしの中を広げ、奥を強く突いてきて、あまりの痛みに声をあげる。
嘆くわたしの唇を理人さんは唇で塞ぎ、しかも舌を絡め合わされたから苦しくてわたしは涙が溢れ落ちた。
そして、中になにかが注がれた……。
「真凛、俺と家族になろう。君の両親の代わりに俺が君の家族になる。そして、新しい家族を作ろう」
理人さんがわたしの中に自身を埋めたまま、わたしの下腹を撫でた。
「……そんな目で見ないで。こんな事するつもりは無かったけど、俺はずっと真凛を探してた。だから、気持ちが抑えられなかった。真凛、俺と結婚して!!」
足腰が立たず、トイレにいきたくてもいけなくて羞恥心で泣きながら理人さんに泣いてお姫様だったしてトイレに連れて行って貰うわたし。
理人さんのアルマーニの水色のカッターシャツだけを、着せられ、リビングのソファーに座らされた。
わたしの隣でiPadでメール返信の仕事をしてる理人さん。
わたしは最低な王子様に捕まってしまった。
合コンの時は飲食代は御曹司が支払ってくれるから、働いた給料で1人暮らしをしているわたしは金銭的には助かる。
縁故入社で就職し、受付や秘書等の仕事をしてはいても社長令嬢だからと残業は免除で面倒な仕事は回ってこない彼女達。
しかも、給料以外に父親から渡されてるゴールドガードを持ってるから、高級な飲食店やエステへ行きまくり、高価なブランド品を買いまくってる。
そんな彼女達と付き合っていたら、万札が羽が生えたように飛んでいく。
1回の食事代が2万円と月の手取りが32万円でボーナスも年に6ヶ月強出ても、家賃10万円の品川駅側のマンション暮らしで給料でやりくりしているわたしには、女子会の飲食代はきつかった。
「真田理人《さなだりひと》さん、今日、来られるのよね!?」
「真田さんが参加すると仰ってたからこの合コン開催したのに、まだお見えにならない。どういうこと!?」
御曹司達の幹事に、うちのリーダー格の園田麗子《そのだれいこ》と槙野美里《まきのみさと》が詰め寄る。
3時間のコース料理は最後のデザートで、目当ての男性が来なかったようで御令嬢達は機嫌を損ねてた。
御曹司達も家柄はかなりよく、容姿もいいのに、御令嬢のお眼鏡に叶わないようだった。
デザートを食べ終え、さて、解散といった時に、ふすまが開き、仕立てのいい三つボタンのスーツを着た、知的な感じの美しい端正な顔立ちをした男性が入ってきた。
「……仕事でトラブルが起きて、ちょっと対応で顔だけ出しにきた。参加できなくて申し枠無い」
出入り口付近に座ってたわたし、その彼と目が合い、固まる。
「……あれっ、瀬戸真彦《せとまさひこ》社長の御令嬢の真凛さん。社長にIT知識を叩き込まれた才女。ちょっと、仕事を手伝ってくれる!!」
わたしのバックとジャケットを手に取り、いきなり手を掴まれて店から連れ出された。
真田理人……、父が才能があるとIT知識を叩き込んだ男。
そして、今、乗っ取られた父の会社を取り返し、さらに大きくし、IT業界のトップ、サイバーテクノエデンの社長をしてる。
店の前で待たせていたタクシーに乗り込み、銀座から六本木ヒルズにあるオフィスビルに連れて行かれた。
そして、社長室に連れて行かれ、そこでパソコンの前に座らされ、サイバーテロで壊されたサイトの修復をさせられた。
シャンパンとワインを飲んで酔いがきてる頭をなんとか動かし、8時間かけて終わらせた。
窓を見ると朝日が出てた。
なんとか修復ができほっとし、酔った頭を駆使し過ぎて疲れがどっときてそのままわたしは意識を失ってしまった。
2日酔いの中、複雑なパソコン処理をさせられたせいか目覚めた途端から頭がズキズキ痛む。
それだけではない。
なぜか腰が痛い。生理はまだ先のはずなのに生理痛みたいな痛みがし、骨盤に痛みがある。
ベッドから起き上がり、目を開けて戸惑う……。
(ここはどこ?わたしはだあれ!?)
目の前がガラス張り外の景色に戸惑う。高層階らしいマンションの寝室に寝かされてた。
それだけではない。なぜかわたしは何も身につけてなく、胸元やお腹、太ももなど至るところに紅い痣ができてた。
(わたしは、意識がない時に暴行されたのか?)
記憶になく、戸惑う。
布団を剥ぐと、生理とは違う感じの出血があり、しかも立ち上がれなくて焦る。
服を探すもベッドの上にも下にも無い。
ドアが開き、誰かが入ってきた気配で振り向く。
「おはよう。真凛」
ラフなラルフローレンのブラックのチノパンと長袖のポロシャツをかっこよく着こなした真田理人さんがわたしに笑みを浮かべて近づいてきた。
そして、体を布団で隠すわたしに近づいて、布団を剥ぎ取り、わたしを抱きしめ唇にキスを落とした。
舌を入れられ、舌を絡め合わされる。
「……昨日の夜じゃなく、今日の朝、意識の無い真凛を抱いた。処女だったんだね。痛かったかも、ごめんね。気持ちよくさせてあげたかったけど、意識ないから、なかなか濡れなくて、だから、痛みで立てないか」
上半身起き上がってた身体を両肩を掴まれて押し倒される。
「……ずっと探してたよ、真凛」
そういうと理人さんはわたしの右胸の頂を口に含み、吸ったり舌と歯で刺激し、右手で左胸を掴む。
電流が走ったような今まで感じた事がない快感を感じた。
「……感じてくれて嬉しいよ。朝はいくら中を刺激しても全く潤わなかったけど、ほら、ここ、トロトロになってる」
理人さんがわたしの脚の付け根の窪みに指を入れかき回し抜くと、ぬるっとした愛液が垂れ落ちた。
理人さんかまポロシャツとチノパンとトランクスを脱ぎ捨て、わたしのそこに勃ち上がった昇りを挿れてきた。
「ーー 痛い!!」
太い異物がわたしの中を広げ、奥を強く突いてきて、あまりの痛みに声をあげる。
嘆くわたしの唇を理人さんは唇で塞ぎ、しかも舌を絡め合わされたから苦しくてわたしは涙が溢れ落ちた。
そして、中になにかが注がれた……。
「真凛、俺と家族になろう。君の両親の代わりに俺が君の家族になる。そして、新しい家族を作ろう」
理人さんがわたしの中に自身を埋めたまま、わたしの下腹を撫でた。
「……そんな目で見ないで。こんな事するつもりは無かったけど、俺はずっと真凛を探してた。だから、気持ちが抑えられなかった。真凛、俺と結婚して!!」
足腰が立たず、トイレにいきたくてもいけなくて羞恥心で泣きながら理人さんに泣いてお姫様だったしてトイレに連れて行って貰うわたし。
理人さんのアルマーニの水色のカッターシャツだけを、着せられ、リビングのソファーに座らされた。
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