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視界は白く
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戦場に響くその凶暴な鳴き声は、獣人兵たちを震え上がらせるのに十分だった。
口から吐き出す炎が、前と真下にいる者を次々と戦闘不能にしていく。
コーワゴールド家の超遠距離魔法で大打撃を受けた獣人軍だが、それでもスルターンの援護で、戦況が逆転したはずだったのに。
彼らの顔から、余裕の表情が失われていくのに時間はかからなかった。
「ドラゴンがなんでここに!」
「奴らは霊山オゴソ以北にしか現れないはずだろ!」
「あと少しでムダンとワンドリッターの首を討ち取れたというのに!」
場は混乱し、恐怖の感情を隠そうとしない者や口々に不満を漏らす者、何も言わずとにかく逃げようとする者と様々だった。
「誰か弓矢であのドラゴンを墜とせよ!」
「無茶言うな! エリートオーガの大矢でも、鱗一枚を剥がせるかどうかなんだぞ!」
ドラゴンを討ち取れる者は伝説級の英雄か、ドラゴンランスを持った竜殺しのパーティぐらいだ。
「待たせおって」
ステコは逃げ惑う獣人兵たちが近づいてこないように魔法でけん制し、気絶したムダンの前に立って、オビオの到着を心の中で感謝する。
「むぅ。ワシは気絶しておったか」
のそりと半身を起こすムダンの首元に、獣人兵の放ったスティレットが飛んでくる。魔法の保護を掻い潜って飛んできた投げナイフは、ムダンの首に突き刺さる前に、ステコの盾に防がれた。
「この混乱の中でも、我らの首を狙う者がいるのか」
撤退する獣人兵の中で、まったく動じない―――異様な風貌の者が数人。その中の一人がよく通る声で、ステコに宣言した。
「首、もらい受ける」
簡潔にそう伝え、白面を付けた猿人たちは、消えゆく魔法の吹雪の中を素早く進んでくる。
「獣人国の諜報部隊が、なぜ戦場の最前線にいるんだ!」
シルビィからあらゆる情報を得ているステコは、彼らの存在を既に知っていた。だからこその驚き。
スルターンの直轄部隊は、樹族国の裏側同様、基本的に表に出てくることはないのだ。
白面が持つ―――、鍔の付いていない鎧通しが、咄嗟に抜いたメイスの槌頭に当たり、火花を散らす。
「なにゆえ、我らの首を狙う!」
「お前らの首を手土産にすれば、スルターン様はまた傍においてくれる」
仮面の端から漏れる声を聞いたステコは、彼らがスルターンのギンガーに捨てられたことを知る。
「ふん! 哀れだな! 捨て猿!」
一撃を逃した白面は、それでも黒騎士の兜の目の隙間を狙って攻撃を繰り出す。
普段ならば、一撃を放つと回避行動をとる白面だが、今回の相手は樹族の騎士だ。
離れれば魔法が飛んでくると知っている彼らは、決して離れようとしない。
ステコの瞳のすぐ目の前に切っ先が迫ったその時、起き上がったムダンの鉄球が白面を吹き飛ばした。
「ワシも相手してくれんかの? ガハハ!」
僅かに遅れてやって来た他の白面が、挑発するムダンに一斉に襲い掛かる。
と同時に、地面にドラゴンの影が差し、竜の咆哮が響いた。
「ギュアアオ!」
「吹き飛べ! 【竜巻】!」
オビオである赤竜から飛び降りてきたバトルコック団の司祭ウィングが、両手持ちをしたエペの先から竜巻を繰り出した。
「ぐわぁぁ!」
竜巻は、ムダンを跳躍と地面からの二手で攻撃しようとした白面を捉えると、巻き上げて、頭から叩き落した。
「間に合った! 燃え散れ! 【業火】!」
サーカが放った横一線の炎魔法が、地面に転がる白面たちを、容赦なく焼き払っていく。
「まだだ! 白面の意地を見せてやる!」
生き残った満身創痍の白面が影に沈み、間を置かずして、ムダンの背後から現れ鎧通しを突き刺した。
「ぐあ!」
前へと倒れたムダンを見て、サーカは激高し、手を魔法で光らせた。
「貴様! よくもムダン様を!」
【電撃の手】が、最後まで生き残った白面にとどめを刺す。
「おのれぇ、無念なり」
白面は地面を舐めるようにして倒れ、動かなくなった。
「パン! ムダン様を頼む!」
「はい!」
パンが慌てて、祈りでムダンを癒すと、彼の背中の致命傷は消えた。高位の破戒僧であるパンや司祭のウィングがいなければ、ムダンはここで命を落としていただろう。
まだ本調子ではないのに、敵を挑発した自分を恥じ、ムダンは照れながらパンに感謝を述べる。
「恩に着る、僧侶殿。ん? なんだ、この音は」
起き上がったムダンが、周囲を見渡す。
それは、サーカがとどめを刺した白面の腹あたりから、ジジジと聞こえる。
「まずい! 起爆札だ! 猿から離れろ!」
この手合いと何度も戦った事があるステコが叫んだが、もう間に合いそうもない。
一同が逃げるのを諦めかけたその時―――、地面から巨大なデスワームが現れ口を大きく開くと、自爆寸前の白面を飲み込み、また地面に消えた。一瞬、地面からバスンと音がしたが、それ以上の被害はなかった。
「ムクの仕業か?」
サーカの問いかけに、ムクがはにかむ。
「そうだよ。大ミミズさんに飲み込んでもらったの。大ミミズさんの胃は丈夫だから、上手くいったね!」
よく見ると、操られたデスワームが一同を囲むようにして、地面の下を動き回っている。
「敵が迂闊に近づこうものなら、食われるってわけか。ありがたい。これで転移魔法の時間が稼げる」
周囲の獣人兵を蹴散らして、折よく戻ってきたオビオは、着地すると空を気にして見つめた。
誰の頭にもキーンとノイズが響いた後、ドラゴンであるオビオが念波を飛ばしてサーカに話しかけた。
「詠唱を開始してくれ、サーカ。嫌な予感がする」
オビオは空に浮く小さな球体を見て、目を細める。あれが何かは分からないが、恐らくスルターンに位置情報を送る為のものだろうと予想する。
「うむ」
サーカが詠唱を開始している横で、ステコが追尾する【魔法の矢】で、球体を狙ったが当たらず、回避行動をとり始めた。そのうちに【魔法の矢】は消えてしまった。
「二度と同じ手は食わぬ、というわけか。小賢しい」
―――ボッ!
オビオが球体に広範囲の炎を吐いて、撃墜する。偵察ドローンは黒焦げになって、地面に激突し、大破してしまった。
「私に恥をかかすな、オビオ」
「ごめん、ステコさん。でも、あんなもの、無いに越したことはないですからね」
「とはいえ、もう位置は知られてしまっている。来るのだろう? 星の攻撃が」
「星の攻撃? ああ、衛星兵器からの攻撃ですね。来ますよ。俺のドラゴンの髭が小刻みに震えてますもの」
「ふむ、あとどれくらいで、光の柱は降ってくるのか」
「多分、まだ」
そう言いかけて、オビオは急きょ、皆を体と翼で覆い、降り注ぐ熱線に耐えた。
「うわぁぁ!!」
パンが恐怖で声を上げる。自分たちを守るオビオの体の外は真っ白で、地面や草が焦げているのが見えるからだ。ドラゴンの影の内と外では温度が全く異なる。
「皆、俺の下から絶対出るなよ! サーカ! 詠唱を急げ!」
「わ、わかっている! 急かすな! 上手くやってみせるさ!」
そうは言ってもサーカは内心で焦っている。詠唱に失敗したら、全滅する未来しか見えないからだ。プレッシャーで、胃がムカムカとしてきた。
「ウィングとパンさんは、俺に回復をし続けてくれ! あぁ! 熱い!」
オビオの背中の鱗が、バーナーで炙られた鯛の鱗のように白くなり、垂直に立っていく。
「オビオに癒しを!」
パンとウィングが必死になってオビオを癒す横で、ムクが恐怖のあまり泣きだした。
「怖いよぉ! オビオお兄ちゃんが死んじゃうよ!」
「大丈夫だよ、ムク。僕とパンさんが、オビオお兄ちゃんを癒しているからね。それに彼の超回復力を知っているだろ? トロールも逃げ出すほどだよ」
実際、めくれあがっていた鱗は、癒しの祈りとオビオに備わる回復力で、元通りになっていく。
「耐えられるか?」
オビオがそう言った後、ビームはより一層強力になっていった。
「くそ! なんでだよ! この手のビーム照射は、せいぜい十秒程度だろ! こんなに長く撃ち続けていたら、きっと故障するはずだ! そうだ、そうに違いない」
自分の言葉が、死にフラグになりませんようにと、オビオは祈るしかできなかった。
その祈りとは裏腹に、視界の白みと背中のダメージは増すばかりだった。
口から吐き出す炎が、前と真下にいる者を次々と戦闘不能にしていく。
コーワゴールド家の超遠距離魔法で大打撃を受けた獣人軍だが、それでもスルターンの援護で、戦況が逆転したはずだったのに。
彼らの顔から、余裕の表情が失われていくのに時間はかからなかった。
「ドラゴンがなんでここに!」
「奴らは霊山オゴソ以北にしか現れないはずだろ!」
「あと少しでムダンとワンドリッターの首を討ち取れたというのに!」
場は混乱し、恐怖の感情を隠そうとしない者や口々に不満を漏らす者、何も言わずとにかく逃げようとする者と様々だった。
「誰か弓矢であのドラゴンを墜とせよ!」
「無茶言うな! エリートオーガの大矢でも、鱗一枚を剥がせるかどうかなんだぞ!」
ドラゴンを討ち取れる者は伝説級の英雄か、ドラゴンランスを持った竜殺しのパーティぐらいだ。
「待たせおって」
ステコは逃げ惑う獣人兵たちが近づいてこないように魔法でけん制し、気絶したムダンの前に立って、オビオの到着を心の中で感謝する。
「むぅ。ワシは気絶しておったか」
のそりと半身を起こすムダンの首元に、獣人兵の放ったスティレットが飛んでくる。魔法の保護を掻い潜って飛んできた投げナイフは、ムダンの首に突き刺さる前に、ステコの盾に防がれた。
「この混乱の中でも、我らの首を狙う者がいるのか」
撤退する獣人兵の中で、まったく動じない―――異様な風貌の者が数人。その中の一人がよく通る声で、ステコに宣言した。
「首、もらい受ける」
簡潔にそう伝え、白面を付けた猿人たちは、消えゆく魔法の吹雪の中を素早く進んでくる。
「獣人国の諜報部隊が、なぜ戦場の最前線にいるんだ!」
シルビィからあらゆる情報を得ているステコは、彼らの存在を既に知っていた。だからこその驚き。
スルターンの直轄部隊は、樹族国の裏側同様、基本的に表に出てくることはないのだ。
白面が持つ―――、鍔の付いていない鎧通しが、咄嗟に抜いたメイスの槌頭に当たり、火花を散らす。
「なにゆえ、我らの首を狙う!」
「お前らの首を手土産にすれば、スルターン様はまた傍においてくれる」
仮面の端から漏れる声を聞いたステコは、彼らがスルターンのギンガーに捨てられたことを知る。
「ふん! 哀れだな! 捨て猿!」
一撃を逃した白面は、それでも黒騎士の兜の目の隙間を狙って攻撃を繰り出す。
普段ならば、一撃を放つと回避行動をとる白面だが、今回の相手は樹族の騎士だ。
離れれば魔法が飛んでくると知っている彼らは、決して離れようとしない。
ステコの瞳のすぐ目の前に切っ先が迫ったその時、起き上がったムダンの鉄球が白面を吹き飛ばした。
「ワシも相手してくれんかの? ガハハ!」
僅かに遅れてやって来た他の白面が、挑発するムダンに一斉に襲い掛かる。
と同時に、地面にドラゴンの影が差し、竜の咆哮が響いた。
「ギュアアオ!」
「吹き飛べ! 【竜巻】!」
オビオである赤竜から飛び降りてきたバトルコック団の司祭ウィングが、両手持ちをしたエペの先から竜巻を繰り出した。
「ぐわぁぁ!」
竜巻は、ムダンを跳躍と地面からの二手で攻撃しようとした白面を捉えると、巻き上げて、頭から叩き落した。
「間に合った! 燃え散れ! 【業火】!」
サーカが放った横一線の炎魔法が、地面に転がる白面たちを、容赦なく焼き払っていく。
「まだだ! 白面の意地を見せてやる!」
生き残った満身創痍の白面が影に沈み、間を置かずして、ムダンの背後から現れ鎧通しを突き刺した。
「ぐあ!」
前へと倒れたムダンを見て、サーカは激高し、手を魔法で光らせた。
「貴様! よくもムダン様を!」
【電撃の手】が、最後まで生き残った白面にとどめを刺す。
「おのれぇ、無念なり」
白面は地面を舐めるようにして倒れ、動かなくなった。
「パン! ムダン様を頼む!」
「はい!」
パンが慌てて、祈りでムダンを癒すと、彼の背中の致命傷は消えた。高位の破戒僧であるパンや司祭のウィングがいなければ、ムダンはここで命を落としていただろう。
まだ本調子ではないのに、敵を挑発した自分を恥じ、ムダンは照れながらパンに感謝を述べる。
「恩に着る、僧侶殿。ん? なんだ、この音は」
起き上がったムダンが、周囲を見渡す。
それは、サーカがとどめを刺した白面の腹あたりから、ジジジと聞こえる。
「まずい! 起爆札だ! 猿から離れろ!」
この手合いと何度も戦った事があるステコが叫んだが、もう間に合いそうもない。
一同が逃げるのを諦めかけたその時―――、地面から巨大なデスワームが現れ口を大きく開くと、自爆寸前の白面を飲み込み、また地面に消えた。一瞬、地面からバスンと音がしたが、それ以上の被害はなかった。
「ムクの仕業か?」
サーカの問いかけに、ムクがはにかむ。
「そうだよ。大ミミズさんに飲み込んでもらったの。大ミミズさんの胃は丈夫だから、上手くいったね!」
よく見ると、操られたデスワームが一同を囲むようにして、地面の下を動き回っている。
「敵が迂闊に近づこうものなら、食われるってわけか。ありがたい。これで転移魔法の時間が稼げる」
周囲の獣人兵を蹴散らして、折よく戻ってきたオビオは、着地すると空を気にして見つめた。
誰の頭にもキーンとノイズが響いた後、ドラゴンであるオビオが念波を飛ばしてサーカに話しかけた。
「詠唱を開始してくれ、サーカ。嫌な予感がする」
オビオは空に浮く小さな球体を見て、目を細める。あれが何かは分からないが、恐らくスルターンに位置情報を送る為のものだろうと予想する。
「うむ」
サーカが詠唱を開始している横で、ステコが追尾する【魔法の矢】で、球体を狙ったが当たらず、回避行動をとり始めた。そのうちに【魔法の矢】は消えてしまった。
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「私に恥をかかすな、オビオ」
「ごめん、ステコさん。でも、あんなもの、無いに越したことはないですからね」
「とはいえ、もう位置は知られてしまっている。来るのだろう? 星の攻撃が」
「星の攻撃? ああ、衛星兵器からの攻撃ですね。来ますよ。俺のドラゴンの髭が小刻みに震えてますもの」
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「多分、まだ」
そう言いかけて、オビオは急きょ、皆を体と翼で覆い、降り注ぐ熱線に耐えた。
「うわぁぁ!!」
パンが恐怖で声を上げる。自分たちを守るオビオの体の外は真っ白で、地面や草が焦げているのが見えるからだ。ドラゴンの影の内と外では温度が全く異なる。
「皆、俺の下から絶対出るなよ! サーカ! 詠唱を急げ!」
「わ、わかっている! 急かすな! 上手くやってみせるさ!」
そうは言ってもサーカは内心で焦っている。詠唱に失敗したら、全滅する未来しか見えないからだ。プレッシャーで、胃がムカムカとしてきた。
「ウィングとパンさんは、俺に回復をし続けてくれ! あぁ! 熱い!」
オビオの背中の鱗が、バーナーで炙られた鯛の鱗のように白くなり、垂直に立っていく。
「オビオに癒しを!」
パンとウィングが必死になってオビオを癒す横で、ムクが恐怖のあまり泣きだした。
「怖いよぉ! オビオお兄ちゃんが死んじゃうよ!」
「大丈夫だよ、ムク。僕とパンさんが、オビオお兄ちゃんを癒しているからね。それに彼の超回復力を知っているだろ? トロールも逃げ出すほどだよ」
実際、めくれあがっていた鱗は、癒しの祈りとオビオに備わる回復力で、元通りになっていく。
「耐えられるか?」
オビオがそう言った後、ビームはより一層強力になっていった。
「くそ! なんでだよ! この手のビーム照射は、せいぜい十秒程度だろ! こんなに長く撃ち続けていたら、きっと故障するはずだ! そうだ、そうに違いない」
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