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カルト教団と修道騎士 6
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自分の人を見る目のなさとミスで沢山の人を殺させてしまった後悔が押し寄せてくる。
(あの野郎を信じて、時間稼ぎにメリィさんと恥ずかしい演技をした結果がこれかよ・・・)
息が荒くなって気分が落ち込む。
しかし、落ち込んで何もしないでいると次はトウスさんが殺される番かもしれない。俺は奴の長い黒髪の下の顔を見た。
奴は笑っている。余裕があるんだ。これだけの騎士を目の前にしても少しも焦っていない。
(こいつは全員を殺せる自信があるから笑っているんだ・・・。俺はとんでもねぇ修羅を手助けしたのかも・・・。なんとかしないと・・・)
トウスさんの剣の柄が徐々に上に押しやられている。リーチや力ではトウスさんの方が上かもしれないが、鍔迫り合いをした時点で常に腰を落としているキリマルが有利になる。俺にもなんでそうなるのかはわからないが、至近距離ではどういうわけか下から押し上げる力に弱い。
なぜそう言えるかというと、俺は剣道をしている奴に付き合わされた事があるので経験済みだからだ。
俺はそいつよりも背が高かった。リーチにも余裕があるし、素人でも面ぐらいは取れると思っていた。
が、結局そいつに一気に詰め寄られて懐に入られると、柄を握る手を呆気なく上に押し上げられて胴を取られたのだ。
(トウスさんはそれでも力があるから、そう簡単には押し上げられていない。しかもブロードソードを片手持ちして対抗している。相手は両手刀)
トウスさんの左手がキリマルのブレストプレートから出ている肩を掴む。ネコ科の鋭い爪が食い込んでいくとキリマルの顔から狂った笑顔が消えた。
「チッ!いてぇな」
「だろう?他にも自前の武器はあるんだぜ?俺は素手でも並みの戦士には負けねぇ自信がある」
牙を見せて威嚇する獅子人は凄くかっこよく見えた。
が、トウスさんは爪に集中し過ぎたせいか剣に籠める力を緩めていたので、ブロードソードを弾き飛ばされてしまった。少し離れた場所で段平は音を立てて床に落ちた。
「無残一閃!」
得物を失ってバランスを崩すトウスさんに対し、キリマルは横なぎの構えを見せた。
終わりだ・・・。トウスさんも死なせてしまうのか、俺のせいで。クソクソクソ!彼の子供たちになんて言えばいいんだ。
そもそも俺は生きて彼の子供たちに出会えるかどうかはわからないけど・・・。
「あぁぁーーっと!キリマルの一薙ぎをトウスが避けたぁーーー!」
突然、部屋の入り口で声がした。
「なんだぁ?あの糞チビは。なぜ俺様の名前を知ってやがんだ」
少しだけキリマルの目が集会所の入り口を見た。
こんな時に実況する馬鹿がいる・・・。しかもトウスさんはまだキリマルの攻撃を回避していないし、できそうもない。
「誰だよ!こんな時に!」
ヤンスさんだった・・・。小さなゴブリンは興奮してビン底眼鏡を片手で激しく揺さぶっている。
キリマルのが放つ逃げ場のない凪払いが、今まさにトウスさんの首を刎ねようとしたその時!
回避不能かと思われていた必殺の一撃を、トウスさんはブリッジをして綺麗に躱した。
「嘘だろ・・・」
一番驚いているのはトウスさん本人で、自身でもなぜキリマルの攻撃が避けられたのかわからないという顔をしていた。
「いいぞーー!トウスはそのまま転がって刀の攻撃範囲から出るぅーー!」
いや出てないから。まだトウスさんは危険な状況にいるから。
しかし、またもやトウスさんはヤンスさんの実況通り動いてキリマルの攻撃範囲から出た。
「どういう事だ・・・」
「聞いた事がある・・・」
隣でサーカが真面目な顔で言った。
「知っているのか?テリーマン」
「誰が、テリーマンだ。もう一度その小さな脳みそに私の名前を刻んでおこうか?私の名はサーカ・カズンというのだ。よく覚えて置け」
知っとるわ!あほ!お前が前振りするから言いたくなったんだろ。
「で、何を聞いたって?」
「吟遊詩人についてだ。奴らは基本的に戦場に出てこないから私も詳しい事は知らないのだが、戦いの場において吟遊詩人は歌や音楽で味方を奮い立たせたり、回避力を高めたりとサポートに特化した役割を持っているらしい」
「でも、ヤンスさんは実況しかしてないけど・・・」
「ヤンスの手元を見ろ」
よくよくヤンスさんの手元を見るとマイクのような物を持っている。
「恐らくあれは魔法の拡声器か何かなのだろう。実況されるとなるべくそのように動くよう魔法がかかっているのではないかな?実況も歌のように聞こえなくもない」
実況が歌・・・。流石にそれは無理があるけど・・・。でもすげぇな、ヤンスさん!
勝てるんじゃね?これ、一発逆転もあるよ!
なんか元気が出てきた。博識な旅人なだけだと思っていたヤンスさんに、まさかこんな力があるなんて・・・。
実況するたびに横持ちをしたマイクで円を描く動きは何か意味があるのだろうか?ビビーンと突き刺さった時の矢羽のように小刻みに揺らすドヤ顔と合わさって微妙に腹が立つ・・・。
でも起死回生のチャンスをくれた吟遊詩人に俺は感謝した。ありがとう!
「トウスは転がった先で落とした剣を拾うぅーッ!」
トウスさんはヤンスさんの言う通りに動いてブロードソードを拾って構えた。
少し間が空くと騎士達が空かさず様々な魔法をキリマルに撃ち込むが、どんな魔法も妖刀で切り捨ててしまう。
「【眠れ】や【捕縛】の魔法まで切ってる・・・。どういう仕組みなんだよ・・・」
キンキンと剣と刀が火花を散らす中、キリマルの表情に苛立ちが見えてきた。
「あのゴブリン、うぜぇな・・・。あいつが実況すると俺までそう動いてしまう」
やべぇ!キリマルのヘイトがヤンスさんに向き始めてる!
俺は咄嗟に入り口まで走った。間違いなくキリマルはヤンスさんを狙うはずだ!
「ヒャハハ!残念!ハズレ!」
まるで俺の心を読んだかのようにキリマルは笑うと、近くで恐怖に蹲っていた村人の背中を斬った。
「てめぇ!」
トウスさんが吠えて剣を薙ぎ払う。
しかしキリマルは笑いながら回避して後ろに飛びのいた。
無駄に広い集会所は遮るものが少ない。元々素早い剣士タイプに見えるキリマルは足場の良いこの場所では有利に思えた。
斬り殺された村人を見て胸がズキリと痛んだ。自分の心の声が自分を傷をつける。
(まただ、また俺のせいで人が死んだんだ)
こんな激しい戦いの中でも、おっとりしたメリィさんは服を着て鎧を身につけようとしていた。彼女の近くにはサーカがいるが、キリマルは狙ったりしないのだろうか?
俺は急に不安になる。ここにいる誰もがあの狂人剣士の餌食になり得るのだ・・・。
―――ピーター以外は。
あいつは何かの陰に隠れて見えなくなっているから平気だ。
出来ればピーターが不意打ちでもしてくれれば、トウスさんも有利になるのだろうけど・・・。無理だろうな・・・。あの邪悪で臆病なるピーター君はきっと今頃震えているに違いない。
「俺がなんとかしないと・・・。俺のせいなんだ・・・・。俺が・・・」
「思い上がるなよ、オビオ」
「その生意気なクソガキみたいな声は・・・ピーターか。んだよ!」
キョロキョロとしてピーターを探すが勿論見つかるわけもなく。
「あのキリマルに刀を持たせたのは俺なんだ!だから俺が何とかしないとだめだろ!」
「だから思い上がるなって言ってんの。料理人の癖にさ」
スゥ―ッと集会所の入り口近くにある棚の陰からピーターは現れていつものように邪悪な顔で睨んでくる。怖くないけどね。
「お前にはお前の戦い方があるだろって話してんだよ。俺とオビオはパーティの中でも戦闘には不向きだ。俺は潜んでようやくトウスさんの通常攻撃レベルの力が発揮できる。なのでまだ役に立とうと思えば立てる」
「じゃあそうしろよ」
「やだよ、俺みたいなのは敵に見つかって反撃されたら即死だろ。だからさ、俺とオビオでなんかやるんだよ。勿論全ての攻撃はオビオが受けるんだ。何とかしたいんだろ?オビオは」
確かに・・・。二人でやれば上手くいくかもしれない。というか、このパーティー各個人がばらばらに動いて纏まりがないんだよな・・・。
そういえば、キリマルはよく大口を開けて笑う。そうだ・・・!
「よし、良い手を考えた。ちょっと耳を貸せよ、ピーター」
俺の作戦を地走り族の少し尖った耳を通して伝えた。
「ゴニョゴニョ。で、ゴニョ。な?だからゴニョニョ」
「・・・」
なんだよ、その目はよ!俺の作戦が上手くいくわけないって顔してんじゃねぇよ!上瞼と下瞼を残して目を細めんな!
「いいからやるぞ!」
俺はピーターにある物を手渡すとキリマルとトウスさんが戦う場所まで走って行った。
(あの野郎を信じて、時間稼ぎにメリィさんと恥ずかしい演技をした結果がこれかよ・・・)
息が荒くなって気分が落ち込む。
しかし、落ち込んで何もしないでいると次はトウスさんが殺される番かもしれない。俺は奴の長い黒髪の下の顔を見た。
奴は笑っている。余裕があるんだ。これだけの騎士を目の前にしても少しも焦っていない。
(こいつは全員を殺せる自信があるから笑っているんだ・・・。俺はとんでもねぇ修羅を手助けしたのかも・・・。なんとかしないと・・・)
トウスさんの剣の柄が徐々に上に押しやられている。リーチや力ではトウスさんの方が上かもしれないが、鍔迫り合いをした時点で常に腰を落としているキリマルが有利になる。俺にもなんでそうなるのかはわからないが、至近距離ではどういうわけか下から押し上げる力に弱い。
なぜそう言えるかというと、俺は剣道をしている奴に付き合わされた事があるので経験済みだからだ。
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が、結局そいつに一気に詰め寄られて懐に入られると、柄を握る手を呆気なく上に押し上げられて胴を取られたのだ。
(トウスさんはそれでも力があるから、そう簡単には押し上げられていない。しかもブロードソードを片手持ちして対抗している。相手は両手刀)
トウスさんの左手がキリマルのブレストプレートから出ている肩を掴む。ネコ科の鋭い爪が食い込んでいくとキリマルの顔から狂った笑顔が消えた。
「チッ!いてぇな」
「だろう?他にも自前の武器はあるんだぜ?俺は素手でも並みの戦士には負けねぇ自信がある」
牙を見せて威嚇する獅子人は凄くかっこよく見えた。
が、トウスさんは爪に集中し過ぎたせいか剣に籠める力を緩めていたので、ブロードソードを弾き飛ばされてしまった。少し離れた場所で段平は音を立てて床に落ちた。
「無残一閃!」
得物を失ってバランスを崩すトウスさんに対し、キリマルは横なぎの構えを見せた。
終わりだ・・・。トウスさんも死なせてしまうのか、俺のせいで。クソクソクソ!彼の子供たちになんて言えばいいんだ。
そもそも俺は生きて彼の子供たちに出会えるかどうかはわからないけど・・・。
「あぁぁーーっと!キリマルの一薙ぎをトウスが避けたぁーーー!」
突然、部屋の入り口で声がした。
「なんだぁ?あの糞チビは。なぜ俺様の名前を知ってやがんだ」
少しだけキリマルの目が集会所の入り口を見た。
こんな時に実況する馬鹿がいる・・・。しかもトウスさんはまだキリマルの攻撃を回避していないし、できそうもない。
「誰だよ!こんな時に!」
ヤンスさんだった・・・。小さなゴブリンは興奮してビン底眼鏡を片手で激しく揺さぶっている。
キリマルのが放つ逃げ場のない凪払いが、今まさにトウスさんの首を刎ねようとしたその時!
回避不能かと思われていた必殺の一撃を、トウスさんはブリッジをして綺麗に躱した。
「嘘だろ・・・」
一番驚いているのはトウスさん本人で、自身でもなぜキリマルの攻撃が避けられたのかわからないという顔をしていた。
「いいぞーー!トウスはそのまま転がって刀の攻撃範囲から出るぅーー!」
いや出てないから。まだトウスさんは危険な状況にいるから。
しかし、またもやトウスさんはヤンスさんの実況通り動いてキリマルの攻撃範囲から出た。
「どういう事だ・・・」
「聞いた事がある・・・」
隣でサーカが真面目な顔で言った。
「知っているのか?テリーマン」
「誰が、テリーマンだ。もう一度その小さな脳みそに私の名前を刻んでおこうか?私の名はサーカ・カズンというのだ。よく覚えて置け」
知っとるわ!あほ!お前が前振りするから言いたくなったんだろ。
「で、何を聞いたって?」
「吟遊詩人についてだ。奴らは基本的に戦場に出てこないから私も詳しい事は知らないのだが、戦いの場において吟遊詩人は歌や音楽で味方を奮い立たせたり、回避力を高めたりとサポートに特化した役割を持っているらしい」
「でも、ヤンスさんは実況しかしてないけど・・・」
「ヤンスの手元を見ろ」
よくよくヤンスさんの手元を見るとマイクのような物を持っている。
「恐らくあれは魔法の拡声器か何かなのだろう。実況されるとなるべくそのように動くよう魔法がかかっているのではないかな?実況も歌のように聞こえなくもない」
実況が歌・・・。流石にそれは無理があるけど・・・。でもすげぇな、ヤンスさん!
勝てるんじゃね?これ、一発逆転もあるよ!
なんか元気が出てきた。博識な旅人なだけだと思っていたヤンスさんに、まさかこんな力があるなんて・・・。
実況するたびに横持ちをしたマイクで円を描く動きは何か意味があるのだろうか?ビビーンと突き刺さった時の矢羽のように小刻みに揺らすドヤ顔と合わさって微妙に腹が立つ・・・。
でも起死回生のチャンスをくれた吟遊詩人に俺は感謝した。ありがとう!
「トウスは転がった先で落とした剣を拾うぅーッ!」
トウスさんはヤンスさんの言う通りに動いてブロードソードを拾って構えた。
少し間が空くと騎士達が空かさず様々な魔法をキリマルに撃ち込むが、どんな魔法も妖刀で切り捨ててしまう。
「【眠れ】や【捕縛】の魔法まで切ってる・・・。どういう仕組みなんだよ・・・」
キンキンと剣と刀が火花を散らす中、キリマルの表情に苛立ちが見えてきた。
「あのゴブリン、うぜぇな・・・。あいつが実況すると俺までそう動いてしまう」
やべぇ!キリマルのヘイトがヤンスさんに向き始めてる!
俺は咄嗟に入り口まで走った。間違いなくキリマルはヤンスさんを狙うはずだ!
「ヒャハハ!残念!ハズレ!」
まるで俺の心を読んだかのようにキリマルは笑うと、近くで恐怖に蹲っていた村人の背中を斬った。
「てめぇ!」
トウスさんが吠えて剣を薙ぎ払う。
しかしキリマルは笑いながら回避して後ろに飛びのいた。
無駄に広い集会所は遮るものが少ない。元々素早い剣士タイプに見えるキリマルは足場の良いこの場所では有利に思えた。
斬り殺された村人を見て胸がズキリと痛んだ。自分の心の声が自分を傷をつける。
(まただ、また俺のせいで人が死んだんだ)
こんな激しい戦いの中でも、おっとりしたメリィさんは服を着て鎧を身につけようとしていた。彼女の近くにはサーカがいるが、キリマルは狙ったりしないのだろうか?
俺は急に不安になる。ここにいる誰もがあの狂人剣士の餌食になり得るのだ・・・。
―――ピーター以外は。
あいつは何かの陰に隠れて見えなくなっているから平気だ。
出来ればピーターが不意打ちでもしてくれれば、トウスさんも有利になるのだろうけど・・・。無理だろうな・・・。あの邪悪で臆病なるピーター君はきっと今頃震えているに違いない。
「俺がなんとかしないと・・・。俺のせいなんだ・・・・。俺が・・・」
「思い上がるなよ、オビオ」
「その生意気なクソガキみたいな声は・・・ピーターか。んだよ!」
キョロキョロとしてピーターを探すが勿論見つかるわけもなく。
「あのキリマルに刀を持たせたのは俺なんだ!だから俺が何とかしないとだめだろ!」
「だから思い上がるなって言ってんの。料理人の癖にさ」
スゥ―ッと集会所の入り口近くにある棚の陰からピーターは現れていつものように邪悪な顔で睨んでくる。怖くないけどね。
「お前にはお前の戦い方があるだろって話してんだよ。俺とオビオはパーティの中でも戦闘には不向きだ。俺は潜んでようやくトウスさんの通常攻撃レベルの力が発揮できる。なのでまだ役に立とうと思えば立てる」
「じゃあそうしろよ」
「やだよ、俺みたいなのは敵に見つかって反撃されたら即死だろ。だからさ、俺とオビオでなんかやるんだよ。勿論全ての攻撃はオビオが受けるんだ。何とかしたいんだろ?オビオは」
確かに・・・。二人でやれば上手くいくかもしれない。というか、このパーティー各個人がばらばらに動いて纏まりがないんだよな・・・。
そういえば、キリマルはよく大口を開けて笑う。そうだ・・・!
「よし、良い手を考えた。ちょっと耳を貸せよ、ピーター」
俺の作戦を地走り族の少し尖った耳を通して伝えた。
「ゴニョゴニョ。で、ゴニョ。な?だからゴニョニョ」
「・・・」
なんだよ、その目はよ!俺の作戦が上手くいくわけないって顔してんじゃねぇよ!上瞼と下瞼を残して目を細めんな!
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