91 / 331
そびえ立つ筍
しおりを挟む
間近で轟々と音を立てて燃える火球は、掛け声と共に大きくなっていく。
「1、2、3・・・」
ヒドラ星人の唱える数字はパワーレベル加算数だ。確かサーカは、十位階までの魔法を唱えられるようになっていたはず。
一位階、十回唱えられるとしたら、パワーレベルは百加算される。しかしマスタークラスじゃない限り、高位魔法の詠唱回数は多くない。全部合わせても、精々七十ぐらいだろう。
七十・・・。
つまり大火球(ダメージ十から百)×七十で、最大7千の生命値が削られるってわけだ。
俺は目の前で死の宣告をされているような気分になり、膝が震えた。自分で勝負を挑んでおいてなんだが、流石に七千ダメージが出たら死ぬ。まぁでも、実際のところ、数値通りのダメージが出ることはない。
「だ、大丈夫だ。レジストすれば何とかなる。耐えろよ! 俺!」
顔をバシバシ叩いて、気合を入れる。
果たして俺は物語の主人公のような奇跡を起こせるか? そして見事にサーカの遺体を取り戻せるだろうか?
「駄目だ! 弱気になるな。 弱気になればそれだけレジスト率が下がる」
俺の強みはなんだ? タフさだ! ダメージを受けている間でも、ナノマシンが生命値を回復をしてくれる。
父ちゃんと母ちゃんが、丈夫な子になれと願った結果が、今の俺!
それに、こんな狭い中での【大火球】だ。俺が受け止め来れなかったら、仲間にもダメージがいく。
「67」
運命の神様、俺に力を!
「68」
仲間を守る力を!
「69。終了」
「エッチな数字で止まりやがった!」
「なんの話だ? 喰らえ! 【大火球】」
俺、生き延びたらサーカと69するんだ・・・。って、何言ってんの? ピーターみたいな事言ってる。
本来、広い場所で使うこの魔法は頭上から降ってくるものだが、牢屋の中ではそうもいかない。
真正面からぶつかってきた大火球を、俺は両手を広げて受け止める。
「うぉぉぉぉぉ!!」
ン? あれ? 熱くない。寧ろ、無感覚だ。
「うわぁぁ! オビオ!」
ウィングが目をむいて驚いている。なんだ?
「ひぃぃぃ!」
リュウグが体の向きを変えて背中を見せた。
なんだ? どうしたどうした?
ん? 焦げ臭いな。というより焦げてる。体より少し前に出した手が、黒檀の棒みたいになってるな。あ、これ駄目なやつだ・・・。
「オビオォォォ!」
トウスさんが泣いてる。サーカの時は泣かなかったのに。
あれ? やっぱり死んじゃうの? 俺。
最期の言葉は何にしようか? 辞世の句ぐらい考えさせてくれよな。
よし、なんか言うぞ。
「あれ! 目が見えない!」
おい! 最期の言葉がそれかよ! 確かに目は見えなくなったけど! うむ、真っ暗だ。
「はぁ・・・。君がここに来るとは思わなかったでヤンス」
「うわぁ! まだ火球がある!」
俺は闇の中の見知ったゴブリンよりも、大きな火球を見てそう叫んだ。いや、これは俺が、受け止めた大火球ではないな。宇宙の海原に浮かぶ太陽のようだ・・・。
「ん? なんでヤンスさんがいるの?」
「それはこっちのセリフでヤンスよ!」
ヤンスさんが指を鳴らすと、闇にスクリーンが現れた。
「これを見るでヤンス」
スクリーンに映し出された光景は、さっきまでいた俺のいた地下牢のようだが、床から変な物が生えている。
「なに? この炭化した筍みたいなの」
「オビオでヤンスよ!」
「おーれーー?!」
嘘だろ・・・。これ、黒いところ剥いたら、ホカホカの筍の身が出てくるやつじゃん。
「えっと・・・。つまり、俺は死んだって事?」
「そうでヤーンス」
「じゃあ、皆も死ぬって事じゃん!」
「いや、そうはならなかったでヤンス。どういうわけか、オビオから鱗粉みたいな物が散って、魔法ダメージを吸収したでヤンス」
「くぅぅ! 俺が死んだ後に、ナノマシンが働いてくれたのか! 可愛い奴らめ! 素敵! できれば生きている時に機能してくれれば良かったのに!」
普段は意識しないナノマシンを、脳内で擬人化して褒め称えた。
「なんでオビオは、あんな賭けに出たでヤンスか?」
「だって、あの状況だと、俺しか戦えないじゃん。まともに戦っても、ヒドラ星人には防御シールドがあるから、攻撃は通じないしさ」
「その “ぼうぎょし~るど” とやらは、サーカの体には無いでヤンス。賭けるなら、気合を込めた一撃のほうが良かったでヤンスね」
「まじ? まじ山まじ夫?」
「まじ山まじ夫でヤンス」
「くっそおおおお!! あれ? ・・・ヤンスさんも死んだの? こっから帰る手段とかない?」
「残念ながら。オビオはそういった星の下に生まれてないでヤンスから・・・」
このゴブリン、本当にヤンスさんかな? なんか時々運命的な事を言う。
「じゃあ、俺は完?」
「完」
背骨の半ばを頂点にして、そびえ立つオビオの死体を見て、白蛇は勝利の味に酔い、喜びという感覚を噛み締めていた。
「さっきは、リュウグ君に負けたが、今回は勝った! 勝利するという事は! これ程にまで胸躍るものなのか!」
多くの仲間が死に、単体となった白蛇の心に芽生えた新たなる感情。喜び。
「フン!」
サーカの視界から見る、屈服した者たちの顔は実にみすぼらしい。
「オビオ・・・」
リュウグは放心して、オビオの焦げた死体を見る。
上半身の殆どが炭だ。内臓も焼け焦げて、下腹部にはポッカリと穴が空いている。細くて筋肉が適度についた体と甘い顔はどこを探しても無い。
「ハハハ! ハハッ!」
笑いながらもツカツカと歩いて、白蛇は身動きができないトウスの腹を蹴った。
「――――!」
獣人は呻かない。鼻の横に皺を寄せて牙を見せている。
「威嚇か? 身動きもできないのに、どうやって反撃をするんだ? ハーッ! 無駄無駄無駄! あぁ、最高だ! これが嗜虐心というものか! 仲間と意識を共有していた時は感情が均されて気が付かなかったが、実に気分が良い」
白蛇は気が済むまでトウスを蹴る。
そして視線はメリィに向いた。
「奇跡というものは、実に素晴らしいな。メリィ君には何度か煮え湯を飲まされた。オビオ君が受けた猛毒を、祈りで和らげた時は正直驚いた! なので君を仲間にすれば死を遠ざけ、今後は安泰だろう」
白蛇はしゃがんで、メリィの顔を覗き込む。
修道騎士の顔は険しい。
「どうしたね? 私を睨んだところで、オビオ君は生き返ってこないぞ? さぁ、笑いたまえ。君は新たな苗床となるんだ」
「・・・」
「どこに卵を産み付けて欲しい? 耳の中か? 口の中? それとも・・・。あぁ! アソコがいいか!」
白蛇はゆっくりと口を開いて、喉奥から自身を出す。そして、メリィの下半身へと頭を動かした。
「いやだ」
身動きできず、恐怖で引きつるメリィの瞳に映った蛇の喉元は、わかりやすいぐらいに卵型に膨らんでいた。
「1、2、3・・・」
ヒドラ星人の唱える数字はパワーレベル加算数だ。確かサーカは、十位階までの魔法を唱えられるようになっていたはず。
一位階、十回唱えられるとしたら、パワーレベルは百加算される。しかしマスタークラスじゃない限り、高位魔法の詠唱回数は多くない。全部合わせても、精々七十ぐらいだろう。
七十・・・。
つまり大火球(ダメージ十から百)×七十で、最大7千の生命値が削られるってわけだ。
俺は目の前で死の宣告をされているような気分になり、膝が震えた。自分で勝負を挑んでおいてなんだが、流石に七千ダメージが出たら死ぬ。まぁでも、実際のところ、数値通りのダメージが出ることはない。
「だ、大丈夫だ。レジストすれば何とかなる。耐えろよ! 俺!」
顔をバシバシ叩いて、気合を入れる。
果たして俺は物語の主人公のような奇跡を起こせるか? そして見事にサーカの遺体を取り戻せるだろうか?
「駄目だ! 弱気になるな。 弱気になればそれだけレジスト率が下がる」
俺の強みはなんだ? タフさだ! ダメージを受けている間でも、ナノマシンが生命値を回復をしてくれる。
父ちゃんと母ちゃんが、丈夫な子になれと願った結果が、今の俺!
それに、こんな狭い中での【大火球】だ。俺が受け止め来れなかったら、仲間にもダメージがいく。
「67」
運命の神様、俺に力を!
「68」
仲間を守る力を!
「69。終了」
「エッチな数字で止まりやがった!」
「なんの話だ? 喰らえ! 【大火球】」
俺、生き延びたらサーカと69するんだ・・・。って、何言ってんの? ピーターみたいな事言ってる。
本来、広い場所で使うこの魔法は頭上から降ってくるものだが、牢屋の中ではそうもいかない。
真正面からぶつかってきた大火球を、俺は両手を広げて受け止める。
「うぉぉぉぉぉ!!」
ン? あれ? 熱くない。寧ろ、無感覚だ。
「うわぁぁ! オビオ!」
ウィングが目をむいて驚いている。なんだ?
「ひぃぃぃ!」
リュウグが体の向きを変えて背中を見せた。
なんだ? どうしたどうした?
ん? 焦げ臭いな。というより焦げてる。体より少し前に出した手が、黒檀の棒みたいになってるな。あ、これ駄目なやつだ・・・。
「オビオォォォ!」
トウスさんが泣いてる。サーカの時は泣かなかったのに。
あれ? やっぱり死んじゃうの? 俺。
最期の言葉は何にしようか? 辞世の句ぐらい考えさせてくれよな。
よし、なんか言うぞ。
「あれ! 目が見えない!」
おい! 最期の言葉がそれかよ! 確かに目は見えなくなったけど! うむ、真っ暗だ。
「はぁ・・・。君がここに来るとは思わなかったでヤンス」
「うわぁ! まだ火球がある!」
俺は闇の中の見知ったゴブリンよりも、大きな火球を見てそう叫んだ。いや、これは俺が、受け止めた大火球ではないな。宇宙の海原に浮かぶ太陽のようだ・・・。
「ん? なんでヤンスさんがいるの?」
「それはこっちのセリフでヤンスよ!」
ヤンスさんが指を鳴らすと、闇にスクリーンが現れた。
「これを見るでヤンス」
スクリーンに映し出された光景は、さっきまでいた俺のいた地下牢のようだが、床から変な物が生えている。
「なに? この炭化した筍みたいなの」
「オビオでヤンスよ!」
「おーれーー?!」
嘘だろ・・・。これ、黒いところ剥いたら、ホカホカの筍の身が出てくるやつじゃん。
「えっと・・・。つまり、俺は死んだって事?」
「そうでヤーンス」
「じゃあ、皆も死ぬって事じゃん!」
「いや、そうはならなかったでヤンス。どういうわけか、オビオから鱗粉みたいな物が散って、魔法ダメージを吸収したでヤンス」
「くぅぅ! 俺が死んだ後に、ナノマシンが働いてくれたのか! 可愛い奴らめ! 素敵! できれば生きている時に機能してくれれば良かったのに!」
普段は意識しないナノマシンを、脳内で擬人化して褒め称えた。
「なんでオビオは、あんな賭けに出たでヤンスか?」
「だって、あの状況だと、俺しか戦えないじゃん。まともに戦っても、ヒドラ星人には防御シールドがあるから、攻撃は通じないしさ」
「その “ぼうぎょし~るど” とやらは、サーカの体には無いでヤンス。賭けるなら、気合を込めた一撃のほうが良かったでヤンスね」
「まじ? まじ山まじ夫?」
「まじ山まじ夫でヤンス」
「くっそおおおお!! あれ? ・・・ヤンスさんも死んだの? こっから帰る手段とかない?」
「残念ながら。オビオはそういった星の下に生まれてないでヤンスから・・・」
このゴブリン、本当にヤンスさんかな? なんか時々運命的な事を言う。
「じゃあ、俺は完?」
「完」
背骨の半ばを頂点にして、そびえ立つオビオの死体を見て、白蛇は勝利の味に酔い、喜びという感覚を噛み締めていた。
「さっきは、リュウグ君に負けたが、今回は勝った! 勝利するという事は! これ程にまで胸躍るものなのか!」
多くの仲間が死に、単体となった白蛇の心に芽生えた新たなる感情。喜び。
「フン!」
サーカの視界から見る、屈服した者たちの顔は実にみすぼらしい。
「オビオ・・・」
リュウグは放心して、オビオの焦げた死体を見る。
上半身の殆どが炭だ。内臓も焼け焦げて、下腹部にはポッカリと穴が空いている。細くて筋肉が適度についた体と甘い顔はどこを探しても無い。
「ハハハ! ハハッ!」
笑いながらもツカツカと歩いて、白蛇は身動きができないトウスの腹を蹴った。
「――――!」
獣人は呻かない。鼻の横に皺を寄せて牙を見せている。
「威嚇か? 身動きもできないのに、どうやって反撃をするんだ? ハーッ! 無駄無駄無駄! あぁ、最高だ! これが嗜虐心というものか! 仲間と意識を共有していた時は感情が均されて気が付かなかったが、実に気分が良い」
白蛇は気が済むまでトウスを蹴る。
そして視線はメリィに向いた。
「奇跡というものは、実に素晴らしいな。メリィ君には何度か煮え湯を飲まされた。オビオ君が受けた猛毒を、祈りで和らげた時は正直驚いた! なので君を仲間にすれば死を遠ざけ、今後は安泰だろう」
白蛇はしゃがんで、メリィの顔を覗き込む。
修道騎士の顔は険しい。
「どうしたね? 私を睨んだところで、オビオ君は生き返ってこないぞ? さぁ、笑いたまえ。君は新たな苗床となるんだ」
「・・・」
「どこに卵を産み付けて欲しい? 耳の中か? 口の中? それとも・・・。あぁ! アソコがいいか!」
白蛇はゆっくりと口を開いて、喉奥から自身を出す。そして、メリィの下半身へと頭を動かした。
「いやだ」
身動きできず、恐怖で引きつるメリィの瞳に映った蛇の喉元は、わかりやすいぐらいに卵型に膨らんでいた。
0
あなたにおすすめの小説
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
アトハ
ファンタジー
【短いあらすじ】
普通を勘違いした魔界育ちの少女が、王都に旅立ちうっかり無双してしまう話(前世は病院少女なので、本人は「超健康な身体すごい!!」と無邪気に喜んでます)
【まじめなあらすじ】
主人公のフィアナは、前世では一生を病院で過ごした病弱少女であったが……、
「健康な身体って凄い! 神さま、ありがとう!(ドラゴンをワンパンしながら)」
転生して、超健康な身体(最強!)を手に入れてしまう。
魔界で育ったフィアナには、この世界の普通が分からない。
友達を作るため、王都の学園へと旅立つことになるのだが……、
「なるほど! 王都では、ドラゴンを狩るには許可が必要なんですね!」
「「「違う、そうじゃない!!」」」
これは魔界で育った超健康な少女が、うっかり無双してしまうお話である。
※他サイトにも投稿中
※旧タイトル
病弱少女、転生して健康な肉体(最強)を手に入れる~友達が欲しくて魔境を旅立ちましたが、どうやら私の魔法は少しおかしいようです~
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる