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しおりを挟むあまり生き急ぐなよ・・。
サペンタエン先生の最後の言葉・・。
紋切り型の偉人の電気回路より、生き生きした最後の言葉を投げて、
唇の中であやふやなままに消えてしまった、真空管の質。示唆・・。
どういう意味だったのか?
、、、、、、、、、、、、
追求者と厳格に位置づけた―――・・。
剣豪サペンタエン・・。
―――彼と出会って自分は『勇気』と『前向きな気持ち』を持つようになった。
いまでもことあるごとに思い出したり―――する・・。
―――でもわかってる、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
いま、雲の暗い中心部にますます低く垂れこめる雷雲のその中で、
最後の言葉をはっきりと発音する。
(感激の情動が、少年の瞳に、きらめくような光彩を与えた。)
でも、聡明な先生は知っておられたのだと思う。
いっときの安逸のよりどころとはなり得ても、
人間は<分裂>と<液化>―――。
、、、、、、、、、
長続きするためには、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
当然何らかの発展や変化がなくてはならない、と・・。
ごく低い声で話した・・それは平和で静かな泥の中に吸い込まれていった。
やっと対象がはっきりと掴めてきたような、どっしりした・・。
そう、灯のともっていない窓の奥に光を探せばよかった・・。
けれど、頭にこびりついてはなれなかった。
―――少年というものは、時折、ヘイトスピーチのようなものを求めるから。
たとえば、“ガリヴァー旅行記”に向かって、
『サマセット・モーム的批評』をするように、だ。
(もちろんこれには、やわらかな万力というものが必要である。)
―――そういうのが、クールで、リアルな、実存主義演劇の筋。
“動かないもの”として耳をとらえたのだ。
それはいつも真ん中に立っている人物だ。
あらゆる苦悩や恐怖を払いのけようとしてくれる人物だ。
絵空事の広告ではない―――含蓄のあるメッセージ・・。
[点数アイテムの効率的な収集の仕方][隠し部屋探し]
意識を切り離して、サペンタエン先生の首筋だけを見つめていた。
注がれた視線とともに口からこぼれ落ち、
合わせた眼を微かに揺るがせ、何も言わない顔をあらぬ方に向けた。
―――わかってる、
その様子から察するに、彼はこの言葉の意味がわからないと、
決めつけたようだ。まだ本が一冊もない図書館である、と。
分析の難易度が非常に高いサンプルからハイレベルの情報を収集し、
また他の分析ツールを活用したいかなる方法でも不可能な新たな領域。
でも一瞬表情に浮かんだそれは、―――思い出し笑いですか?
(通りから石段のある木製の正面玄関・・)
・・・百メートル向こうの崖の廃屋が崩れたのを見るような眼。
でも言った、いつか何かの折りに思い出すように、と―――。
いま
その声は現在でもはっきりと、たったいま聞いたことのよう甦る。
こうやって―――強い風に逆らっているのは、
烈しくて・・兇暴なもの―――嵐のようなものに、ぐっとぶつかっていくのは・・。
窓際、開いたカーテンの窓に黒猫が一匹いる。
離着陸の滑走路に臨む大きなガラス窓―――。
“未来を見る力”――生きる意味を韜晦的に問いかけられながら・・。
―――経験がないのはプラスになるとも・・、
―――型にはめるとアイディアが上がらなくなるとも・・、
細い鉤型の人影、宵の明星が見えていた―――夜明け・・、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
墓石のように灰色で常に静寂な壁のいろ・・が―――。
(床を引きずるジョン・ガリアーノや、
ヴィヴィアンウェストウッドのオートクチュールを擬した挑発的なドレス、)
、、、、、、、、
その刺繍張りの手。
服が、ペンキを塗ったように、鮮やかに染まる。
正直に話すことと、真実を話すことは別だ・・。
文明的な卑屈が顔を覗かせる、夜、一切を否定できずに・・。
先生は旅に出ると言う、俺は入り乱れる支流を探りながら、
―――集 団 と は 生 物 の 次 元 に あ る ア ダ ム と イ ヴ の リ ト マ ス 紙・・
せめて、見送った。
移設プロセスと埋め立ての申請。
カメラの録画ボタンを押したものの撮り間違えた景色・・。
―――突然自分のアイデンティティが取り上げられるような心細さ。
色も艶もない様子の玄関マット、
出掛ける前に一杯飲んだらしいテーブルのガラスのコップ。
物干し竿に取り忘れたサペンタエン先生のホンダ・シビックのようなもの。
[剣豪サペンタエン]
(シード、お前はどんな大人になるだろう・・?)
//“人間は意味のないがらくたの詰まった玩具”
【scene《絵の具が固まってこびりついている朝》】
***証明写真撮影ボックス・・
信頼する大人は誰なのか、
何を信じ、生きればいいのか、
―――“投入資源”を減らすためには、『製品質量』を削減することが重要・・。
サペンタエンは一瞬だけ咽喉が乾くような感覚を覚えた――。
白い膨らんだ底部を見つめながら超高速度で撮ったように、
さらにより小さい瞬間に分割されてゆ―――く・・、
(物事の良い面を引き出しやすいという靴箱の中の靴磨き粉のように、)
[本当は起きる前に出掛けるつもりだったサペンタエン・・]
くっきりとした朝の光をエピローグとするには、いささか、
マッチ箱のわきについているもののように、ざらざらしていたからだ。
[シード・リャシァット]
(強くなろう、先生のように強くなろう・・)
「・・・・・・・・・・・・」
ユーザーは『ズームイン機能』を使って“ストリート”を詳細にチェックできます。
明と暗のくっきりとした境界線。
首尾一貫した形で信じられる正確な自然の秩序の形式。
一挙手一投足の注目、汚れた靴下が床にべろっと落ちているのを遠くから眺める、
―――小さくいびつな、間違った、でもそうすることしかできない心理・・
迷路的な印象の角のコーナーや、階段、ドアの隅の蔭・・。
[シード・リャシァット]
(この瞬間をずっと覚えていよう・・)
俺はぼろぼろに泣き崩れた。
それは苦渋や不安や恐怖の感情でいっぱいになった一歩だ。
人と名づけられた物体同士が引き離されてずり落ちる霊妙な感覚・・。
行っちゃやだ、先生行っちゃやだ、と言うには大人びすぎていたし、
(サペンタエンが路上を横切るのをやめてしまう効果はあっただろうが、)
主観的傾向の感情・・。
でも先生は困った顔を浮かべても・・出発を取りやめはしない・・。
[重く湿った毛布を脱いでみるのも、少年期の最後の試みだろうが、]
一緒についていきます、と言うには、壜と蓋の大きさが合わなかった。
>>>剣豪は『孤独』という題を好むもの・・
俺に出来ることはたった一つ、広大なスケールの大きいモード曲すること・・。
酸欠状態になるような大航海も、ある。
―――旅を彩る色は、青系統ではなく、フレッシュグリーン、
牧草色、ホリ―グリーン、ビリジャン・・。
―――このしじゅう、遠くで鳴っている耳鳴りのような心臓の音・・。
三年は、新しい馬鹿げた星の形を作る。
超現実主義絵画ルネ・マグリット『ピレネーの城』のような星を・・
フィージビリティ・・。
サペンタエンにとっては人生の第三コーナーをまわるところでの、
ためしにコートを着てみようかという気まぐれだったが・・。
―――剣の道を教え、人の生き方を教え・・てくれた―――。
何かに真剣に《挑む人》にとってはとてつもなく遠い未来とも思える、
いまだに見えない“その先”を、着実に積み重ねる“今”・・。
こんな簡単なことを考えつき、
理屈のとおるように組み立てるのに、
ずいぶん長い時間がかかった―――・・。
一時間も『固まった男ーあるいは死後硬直』という駆け引きの歯車・・。
―――ショパンやチャイコフスキーが聞こえてきそうな静物画・・、
・・・新聞紙や本で見る風刺画のように分かり易いキャラクター、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
氷ったような暗い町からきらきら光った魔法の町へと変わるように、
まだ幾多の困難があり、まだまだ針へ糸を通す修行は続くだろうが、
彼は アウルベアに復讐しようなんて思わなくなっていた―――。
少しずつ、脈打ちはじめていた。
運命論的な諦めを吹っ切って、それでも寒い風に竪琴のように震えて鳴る臆病さ。
、、、、、、、、、、、、、、、
もっと教えてほしいことがあった・・。
もっと近づきたい、と思えた。
こんな熱い気持ち・・捨てることは一生できない・・。
でもきっとそれ以上教えても、自分と先生の剣の道が違っていたのだろう・・。
うごめいている様々な“生”は『何処か』へと向かう―――、
先生の眼に、自分はどんな風に見えていたんだろう・・?
しくじり
たった一度の失策なんかで、
人生を悲観してすべてを投げ出した暗い眼の少年?
それから先走り気味の有頂天の鼻?
最後に、通過儀礼という正常さに抵抗も叫びもできないチャックされた口?
いつかその場所に立っていられなくなって、後じさりし、
赤ん坊のようにてのひらを緩慢に握りしめる少年がそこにいる・・、
(足の折れた昆虫のようだろう―――からだはなまりだろう・・、)
古い腐った模写文化・・。
―――そしてそれは抑揚を帯び、感覚の内的なぎりぎりの先端を再現する・・、
視覚の最奥の感覚へおりてゆくことができる・・
ゆっくりとしゃがみこんで―――何も考えられなくて・・眠った・・。
瞬間接着剤みたいに固める・・こわばり気味の―――笑顔も消えて・・、
いつのまにか日は闌け、気分は孤島に流れ着いたロビンソン・クルーソー、
自由意思を奪われたような椅子のねむり―――。
は よ けんまく
そこへつと走せ寄る権幕・・。
シードの坊主はどうしたね、と誰かが言っている。
新しい先生がやってきたぞえ、と誰かが言っている・・。
(武闘家のシシ・リー・ジュリー先生と、
魔法使いのマーク・フェルド先生)
・・・何かのついでみたいで嫌だなあ、二番目や三番目は嫌だなあ、
―――約束を守らない十代のガキをしめたいお二方、
[それにとりあえず魚を釣りに出掛けたい先生・・、
村長困る、いるはずだべど、姿が見えんだでな、家だべかな・・]
[移動手段(連絡通路)]――[human]
―――でもなんだってこんな時にかぎってマンドラゴラする必要がある?
がやがやがやがや・・。
やれやれ、田舎町って奴はお節介で、うっとうしくて、やさしい・・。
、、、、、、、、、、 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
人生って一体何だろう、途方もなく大きなパイプオルガンなのかなあ・・。
また「STOP」して、また「slow-motion」して、まやかし・・。
>>>異 な る 座 標 系 に 点 を 打 た ば 。
肉をおおいつくしている骨の夢を見た・・。
それが『無花果鳥』になって、『鰹鳥』になって、
『きゃべつ鳥』になって、―――ノアの方舟・・。
ありとあらゆる表情、言葉、身振りを真似しつくしても、
、、、、、、 、、、、、、
はしばみの実―――夜露のしずく・・。
腹話術師の人形・・・・。
僕等は長い間、自分の夢を見ている―――。
窓を利用した額 縁 構 図 の中に見える――もの・・。
記憶している・・認識している―――。
でもゆらゆらと高く尾をひくような陽炎とも思う・・。
たえずわきおこり―――たえずゆれうごく・・まぼろし―――。
>>>自分は一体どれだけ強くなったんだろう?
(ふっと、そんなことを想う・・)
ツタンカーメン せきばんあそ
―――通談仮面の石版遊び・・。
こえられないものは・・いつも―――そばにある・・・。
そばになくてはいけないから―――。
なくてはいけないと・・おもえるから・・・。
*
、、、、、、、、、、、
動かないこの大きな空間、急な坂と――遠くの光・・・。
空も一つのチームプレイだ。雲や風の経験、ノウハウ、革新力、熱心な取り組み、
チーム精神を一つの全体的な概念にまとめることによって、シナジーが 生まれる。
そういう―――『邂逅』と『開眼』に泥土の下の盤石がある。
たとえばあれが《喉頭》―――《気管》・・《気管支》・・
>>>この空の絶え間ないグラフィカル構成
壮麗な空はその時、翡翠色の猫の眼をしていた。
(CGから得られるより詳細な視覚情報のように、裨益する、
進行は不明瞭なものを明瞭にする多段階プロセスで、青の色を伝える・・)
かね
小さな幸福、つつましい調和、けして財で買えるものじゃない。
昔の哲学者たちが推論こそ万能だと思っていた観測の誤りを、
時代の趨勢に歩調を合わせる形で白昼の明るさに変えることが出来るとしてならだが・・。
―――価値や感性のように緩慢に揺れ動いている、雲。
繚乱たる花園の光景から連想されて、記憶の世界に蘇生って来たのであろう。
さて、この幸福の幻影に、夢見るものとは何だろう。
―――星空・・ウン、いい答えだ。
―――宇宙・・ウンウン、君は筋がいいね。
―――でもここではあえて、『飛行機』ということにする。
・・気球やグライダー、人力飛行機・・・
絶望的な繰り返しの渦は二つの端を持つ連環であるように、
鳥―――蝶・・空を翔ぶものの憧れは創造的進化の時間と自由・・。
(白内障のように混濁している脳のフィードバックの失敗から、
キラキラときらめいているラピスラズリに、鉄道のレールを錯視するみたいに、)
すなわち、ドラゴン・・・
それが事物と性質であり、関係であり、空間と時間、
変化、因果律、活動、魂とか思想・意志、自我にとって、
>>>完璧な脳内シミュレーションにおける【婚姻】
***あるいは御目出度い奴、変人、
いやしかし人生にとって必要不可欠なものだと考える者をドラゴン研究家と言う・・。
、、、、、、、、、、、、、、、
でもどうしてあんなに大きいのだろうと思う人もいる。
これは『恐竜』を例にして説明できる。
純粋な恒温動物ではないから、余分なエネルギーを成長に回せる
哺乳類などと異なり、生きている限り成長する。
また巨大化に適した呼吸器系や骨格であったため、などだ。
こういう複合的な理由によって、恐竜は大きくなった。
もちろんそのために“敵が少なくなるメリット”が生まれ、
“敵をハンティングしやすいメリット”が生まれた。
と ころで ・・・
つい数年前、非常に珍しい発見があった。
基本形状選定の進化の系譜である“ミッシング・リンク”に、
『幼体の化石が巣と思われる構造』をして発見されたというニュースが、
ここ、ラッシード王国にも聞こえていたが、
(竜は群れの中で育つものらしい・・)
、、、、、、、
もちろん、ぶっちゃけた話、
空飛んでて範囲攻撃するすごいやつ、という認識でもいいのだ。
ある人などは、竜がお姫様を攫うのは、
けして闇あるから光があるなどという大層な話ではなくて、
―――着せ替え人形が欲しかったからというギャグもある。
そして王国と敵対する王国に人づてに貼り紙をさせる、
[深窓の令嬢の世話係求む、時給応相談、電話番号〇×△□ー〇×△ー□〇×]
いや、ドラゴンスレイヤーなり、
ドラゴンクエストが成立していた時代ならいざ知らず、
いまではドラゴンは天然記念物である。
ごく間接的で末梢的であるが、有名税をはらわねばならないドラゴンみたいな、
いわゆるひとつのマイケル・ジャクソンは、
―――このような扱いである・・。
二〇〇六年に発見されたホッキョククジラの体内から、
一八九〇年代に使われた爆弾のかけらが出てきたという話みたいに・・。
でもその反面、古代の芸術品のみならず古代壁画にも顕示されている。
(古代ローマのドラゴンモザイク、王家のローブ、
ケネベック川に面した土手にある岩肌に身をくねらせた竜・・)
―――実在が全体として持つ色々な性質・・。
でもどんな風に『子育て』をし、どういう『群れ』があるのかを、
正確に表現できるものではない。
ブロック・ユニヴァース
《閉ざされた宇宙》
、、、、、、、、、、、
今現在わかっているのは、
肩甲骨・前烏口骨・鎖骨・間鎖骨が肩帯の基本的な構成骨だということ、
歯がデンタルバッテリー構造をしていること、
表面と内部に多くの血管の跡があるということ。
(幼竜から成竜になるまで五十年以上かかるとも言う。)
[肉食でも草食でもなく雑食である・・]
―――ラッシード王国の子供たちがそういえばこんな話をしていましたよ。
―――ドラゴンは恐竜か、それとも空飛ぶ蜥蜴なのか、と。
―――わかりません(笑)
以下、ダーウィンの種の起源的な意見になりますが、
これは過去という推進力のかわりに未来の牽引力を置くためです、
もちろん、ドラゴンの解剖実験が行われたわけではありません。
水槽の品質管理のためにヌマエビ入れる感ありありですが・・。
1、進化の過程でより高効率な体温調整器官である吐息腺を得た
2、それは元々火山地帯で暮らしていた蛇であったからだ
3、蛇と蝙蝠と蜥蜴が何らかの形で合体して今現在の竜が出来上がった
>>>それは無理です。
1、高地を好むのは元々は鳥であった名残だという説
2、それが地上に降りてきてむくむく肥って今現在の竜が出来上がった
>>>繰り返しますが、それは無理です。
[あまりにも強すぎる竜は昔から、神秘の対象でありながらも、
人間にその存在を説明してこなかった・・。]
(ただ、一部の人間と交わり、
人間と竜の子供である竜族を形成したりしているという話を聞く。)
ポルノ作家ならばあからさまな好奇心で処 女の凌 辱のシーンを描き、
SF作家ならばあからさまな未来設定で超能力軍団を作る・・。
その姿は瀝青いろにきらめく静電気を帯びた、
むなしさの無秩序・・いまだ多くのことは解明されぬ巨大な生き物。
(粒子のサイズも大きく、ゲノムサイズも大きい。
そして保有している遺伝子の種類も多く、
以前のウイルスには存在すら許されなかった、
いくつかの翻訳用遺伝子が備わっている・・)
、、、、、、、、、、、、、、
機械論の仮説よろしく、やはりすべては与えられている・・。
アメーバからドラゴンになったという柔軟な心の持ち主たちにとっては―――。
具体的な根拠に基づいているものではない仮説や洞察は、
たとえそれによってきわめて重要なことが示唆されるとしても、
(たとえば有翼の蛇はアリストテレスの『動物誌』や、
ヘロドトスの『歴史』にも出てくるみたいに、)
それを保証する純粋な合理主義者の立場では難しくなる。
たとえば、『竜の血』である・・。
(シグルズ伝説では、もとはドヴェルグであった、
竜ファーヴニルの心臓の脂を舐めたことでシグルズは、
鳥の言葉が理解できるようになり、
その心臓を口にしたことで余人より賢くなったと言うが、)
―――中には、【不老不死】を謳う書物もある・・。
(これにはウロボロスの、尾を飲み込む蛇というイメージがあるが、)
ほかにも『有毒』であるという話も聞く・・。
ただそれも―――眉唾な話であることは疑いようがないことである・・。
つむじかぜ
旋風がひょうひょうと鳴りだせば、雲が散る・・。
―――それが眼の前、緑の周囲から羽ばたいていた。
ずうい―――バサバサ・・・。
横様に煽られたかと思うと、混沌、無限、虚無・・。
終焉ヘ誘ウ螺旋・・。
彼の逆鱗に触れれば世界の消滅プログラムが起動する。
口を開けたような窪んだ二つの噴火口がこちらを見ていた・・。
―――穏やかな瞳をしていて、空を楽しそうに飛んでいる・・
(地表面温度特性の分析、地表面被覆種別・・。)
物陰一つない昼間に、威気静心之構というべきか・・風翔―――。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、
廃墟となった城の外観にも似た大きな蔭が生み出され、
一瞬その中に自分の全身がさらけ出されるのを感じる。
咒式の放出された方向である空間歪みfield―――。
竜の画家であるポグダン・シトウィル氏曰く、
「竜の一番の魅力は空を悠々と飛んでいる時」なのだとか・・。
ファンタジー作家であり、
ドラゴン研究家として知られるジョゼフ・ゲーリマン氏曰く、
「竜と話した経験がある人は、私を含めて十本の指にも満たないだろうが、
基本的に、とても賢い生き物だという敬意を持たなくてはいけない。」
角を生やした、深海魚が重い水圧に耐えかねているような、
前眼窩窓の立体視で、
鱗に覆われた金属質の体躯の二足獣、鰐よりも強い顎、
蝙蝠状の飛膜の翼を広げれば弾頭の那由多、
***高度一万数千メートルの目撃例があり、その飛翔速度は鳥よりも速い。
(野暮を承知で言えば、隼の地面の獲物を獲る速度である三百キロを、
どう考えるかということ。
ただ、そのメガトンなファンタジーはガンダムに似ているという話・・云々)
圧倒的な制空権・・。
光学迷彩かと見まがう高速飛翔・・随意筋・・翼面荷重・・。
(一説には、翼から空間にある魔素に働きかける呪文が発生して、
物理法則に従わない飛行を可能にしているとか、
あるいは翼自体に強化魔法の類が発生している、とか、
はたまたSFのように、浮力の原因はアルキメデスの原理によって説明されるように、量子論の不確定性原理から導かれる対生成とか、翼自体にこの世界で知られていない叡智の構造があるとか、いくつかの説がある。)
***基本相互作用から解き放たれて考えればだが、
[面白い人は、体重を好き勝手に変えられるとウルトラな意見をしたが・・]
・・現象全般は確認されていることのみで、
確認されていないことが、ある別の枠組みの中で正常に機能している例は、
いくつもある。たとえば、
純然たる肺活量による見知らぬ領域を擁した咆哮、
火炎放射が有名だが各種ハイスペックな魔法呪文をそなえ―――、
たくましい筋力にべらぼうに重いメテオ・インパクトの体重に、
火焔息を吐く巨大な空飛ぶ蜥蜴・・。
本能的に、肺からしぼり出す―――美しさ・・。
存在しない刻のように、
十数秒、それは飛び続けていた・・。
―――また、この光景、実はかなり幸運なのだとか、
(定番や穴場スポットもあるが、ドラゴン研究家は口を割らない・・)
ジュエンビーダオ
鉛筆削りは必要だね・・。
―――でも幸福の科学お得意の言霊ではなく・・。
竜の住む地域の人にとっては『虹』
旅人にとっては『オーロラ』と同じく貴重なもので、
その悠ったりと空を翔ぶ姿には王者の貫録というのがある―――。
さながら理想的なウィンド・ウォーク・・・。
傍らに鳥が通り過ぎ―――る・・。
でも、ドラゴンはそれに対して一切の干渉はしない。
歪んだ媒介物を介さない存在にディストラクションの敵意は向けられな――い・・。
ドラゴンが人間を食べなくなった理由もそのあたりにあるのかも知れない。
通り過ぎて――ゆく・・
こんな無意味な空白―――すこし開けた、口から――
[サイレント・シティー現象]
(・・・・・・蜃気楼と言うのは不思議なもので奥が深く、
普通の人間を五、六倍に見せたり、
いわゆる海にありもしない都市を浮かべたりする、)
そう、まるで『空飛ぶ鯨』のようなんだ―――。
あれは眠っているんだ、とドラゴン研究家のひとりが提唱する。
そうか、あの悠ったりとした、緩慢な飛行は“居眠り”なのか・・。
でもある人が言う、あれは退屈で面白いことがないか探してるんじゃないか・・。
いやもしかしたら、今日食べ過ぎたのかも知れない・・。
結論がないのが、ロマンというやつなのかもしれない。
仮説は面白いよ、みんな自分の身の回りのことを思い描き語る・・。
―――この山に住む、昔からの守り神・・・。
*
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